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夜更けの思索宮

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時には哲学を、古代ギリシャを、あるいは皮肉やのイタリアの彼氏のような、ちょっといつもの場所をはなれて遊ぶ
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2023年7月の記事一覧

探索的に革新的な変化を厭わないソフィスト、知識の漸進的な構築に携わる哲学者

 『ソフィストとは誰か』読書会も4回目、今回は3章「ソフィストと哲学者」を読み進めます。前回ソフィストが相対主義者であったこと、そのため既存の概念にとらわれなかったこと、その時代のアントレプレナー的な存在だったのではないかと、議論を進めました。今回は、なぜソフィストがそのような立場だったのか、時代背景も含めて議論します。 ソフィストの素顔 冒頭のプロタゴラスの言葉は、今であればごく普通の意見として受け入れられます。しかし、あの当時のギリシャで語ったとなれば、相当の進歩主義者