雑記(入院記録)

桜が咲いている。心臓にやすりをかけられているようなざらざらした痛みがずっとある。文盲だとか詐病だとか、そういう言葉が意味を放棄した状態でだらだらと垂れ流される。
今日は朝方に統合失調症談義が巻き起こり、明らかに妄想らしいことをいろいろな人が口々に話し出すのでびっくりしてしまった。どう考えてもファナティックな空想の産物なのだが、肯定するわけにも否定するわけにもいかない。何か口を挟もうものなら医師から怒られてしまいそうだし。
入院している人は大抵、各々毎日同じことを永遠に話し続けるので、ループしているような錯覚に陥る。そう言えば聞こえはいいが、実際はかなり飽きている。話題が稚拙で腹立たしいが、話しかけられてむげにできるほどできた人間でもない。
PEOPLE1「DOGLAND」をよく聴いている。格好いいラップがサビでメロディアスな曲調に変わるのが好き。パソコンでこれを書いている目の前でUNOが繰り広げられている。

以下、20日までの入院日記。特に推敲をしていないので、とても美文とは言えないが、記録として残しておく。

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