NAS(QNAP)の設置でパラダイス2

この記事の内容は、少し サーバーOSの知識がないと難しいです。逆に知識がある方は、「Linuxでサーバーを立てなくても、NASでいいじゃん」と思ってもらえるとうれしいです。

NASでWindows Serverを稼働させる

QNAPのNASには仮想PC機能(Virtualization Station)があります。仮想PC機能は、WindowsにもHyper-Vなどの無料のものがありますし、クラウドサービスにもあります。ただ、前者はホストPCを落としてしまうと機能しませんし、後者は結構料金がかかります。NASは、常時稼働のマシンなので、これをホストにすることは、理にかなっています。

会社では、システム上、どうしても1台はWinodow Serverマシンが必要だったため、この仮想PC機能を利用してます。通常のPCとして使うのは遅すぎですが、MS SQL Serverとして、使うにはまずまずのレベルです。

Docker(Container Station)でサービスを稼働させる

QNAPのNASにはContainer Stationという、中身はDockerのサービスもあります。Dockerは説明がしにくいのですが、ざっくりいうと、1アプリ専用の仮想PC機能です。この機能を使うと、QNAPでサポートされていないアプリでも利用することができます。

私はIoTで、Node-REDとmosquitoを使っていますが、どちらも、QNAPのアプリセンターではサポートされていません。しかし、Container Stationには、コンテナイメージがあり、簡単に利用することができます。

ただ、コンテナイメージがかなり古いです。更新するには、NASにSSHで接続して、dockerコマンドを入力すれば可能です。

おまけ1(再起動時のVirtualization Station)

Virtualization Stationで、自動開始状態を設定しておくと、NASを再起動しても仮想PCの稼働は継続されます。

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おまけ2(再起動時のContainer Station)

Container Stationで、コンテナのオプションで、自動起動をONにしておくと、NASを再起動してもコンテナが自動起動します。

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