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【行政視察】広島県神石高原町へ

所属する総務産業常任委員会の行政視察で広島県神石高原町を訪ねました。

神石高原町は、広島県の東部に位置し、北は庄原市、南は福山市、東は岡山県高梁市、西は府中市と接しており福山市中心部までの距離は約30km。
平成16年11月5日、4町村(油木町,神石町,豊松村,三和町)が合併して誕生しました。

今回の視察のテーマ「生活交通」は「地域における通勤、通学、通院、買物などの私たちの日常生活に不可欠な身近な公共交通」のこととされています。合併以来試行錯誤して行われる取組みの中で国・県の補助事業には乗らないものの、山間部に点在する集落の利用者にとって使い勝手の良くない定時定路線の交通ではなく、タクシーを使った町内どこでも完全ドアツードアの方法を選択されています。

長門市では乗合のデマンド交通(軽自動車からジャンボタクシーまで様々)を選択していますが、利用率は伸び悩んでいます。中心部の利用者には今のデマンド交通でも良いでしょうが、周辺に住む住民にとっては回数制限を設けたとしても、神石高原町のような完全ドアツードアの方法がよいのではと思い大変魅力を感じました。

視察の説明でも出てきた「人ではなく空気を運んでいる状態」は長門市でも同様で、免許返納が増える今後にあっては既存の路線もまた利用者が増えてくるかもしれませんが効果的な移動手段の支援を考えた方が良さそうです。

時間を大幅に延長して丁寧に対応していただき、ありがとうございました。

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