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スティーブン・キング

現代アメリカ作家で、ホラーの帝王だそうだ。
残念ながら、僕には彼にそんなイメージがない。

彼の著作を初めて読んだきっかけは、
1994年にフランク・ダラボン監督で映画化された、
「ショーシャンクの空に」を観て、
原作を読んでみたいと思ったからだ。

スティーブン・キングが、
「スタンド・バイ・ミー」の原作者であることは
もちろん知っていた。

1986年の青春映画で、
ベン・E・キングのオールディーズが、
主題歌として使われて大ヒットした。

どちらもスティーブン・キングの中篇小説だ。
1982年に発表された「Different Seasons」収録。

この作品集の邦題はなぜか「恐怖の四季」。
「スタンド・バイ・ミー」同様、ホラーではない。

「ショーシャンクの空に」は同年、
「フォレスト・ガンプ」の影に隠れたが、
アカデミー賞7部門にノミネートしていた。

主演男優賞ノミネートは、
当時僕の大好きな作品にたくさん出演する、
モーガン・フリーマンだ。

だが、スティーブン・キングの名が、
ホラー作家ではなく世界に知れ渡るのは、
1996年発表した「グリーンマイル」だと思う。

全6巻が毎月1巻ずつ発行される。
書店も力が入っていて、半年間楽しめた。

そして3年後の99年に、
同じフランク・ダラボン監督で映画化された。

なんと「フォレスト・ガンプ」で、
アカデミー主演男優賞を、
しかも2年連続で受賞した、
トム・ハンクスが主演だった。

大ヒットした長編小説の映画化は、
難しいと言われているが、
フランク・ダラボンの脚本を、
スティーブン・キングは信頼していた。

脚色賞ノミネートは当然だった。

またしても刑務所の話だが、
哀しくも心温まるファンタジー。

ホラーの帝王を読むのは、まだ当分先だ。

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