財務スキル① PLとは
今回は、【財務スキル(PL)】についてお話ししていこうと思います。
財務スキルを身につけることが出来れば、どこにお店を出せば良いかどんなサービスに価値があるのかをイメージではなく、数字に落とし込むことが出来るようになります。
つまり”財務スキル”とは、数字に落とし込むスキルです。
財務スキルには2つの重要な指標があります。
①損益計算書(PL):一定期間の経営の成績表(利益)
・例えば1年間でいくら利益を出したか
②貸借対照表(BS):一時点の財政状態の指標
・ 期末時点で、会社に存在する財産の状態を表す
・ 会社資金の調達と運用の状況を表す
損益計算書(PL)
仕組み = 収益と費用を比べて利益(または損益)を出しています。
【 収益 ー 費用 = 利益 】となります。
例えば、りんごを100円で売るとします(収益)。80円で仕入れたので(費用)20円残りました(利益)。 このように考えていきます。
さらに細分化していくと、損益計算書にはいくつかの利益の種類が表示されています。
① 売上総利益 = 本業の利益(売上高から売上原価を差し引いて算出)
カフェの場合、コーヒーが本業です。単純にコーヒーを売って、その対価にお金を払ってもらったものが売上。コーヒーの原価が売上原価、そしてその差分が売上総利益。
② 営業利益 = 売上総利益から販売費と一般管理費(販管費)を差し引いて算出
販管費 ... コーヒーを売るための人、場所、集客に必要な直接的なコストではなく、間接的に商品を販売するためのコストのこと。
例:従業員給料、広告宣伝費、店舗の賃料など...
③ 経常利益 = 本業で獲得した利益に、本業以外で獲得した収益と費用を加算して算出
本業以外で毎月継続的に発生する利益。
例:イベントスペース利用、レッスン料など...
④ 税引前当期純利益 = 当期に発生した全ての事象を加味した利益
毎月ではなく単発的、突発的な損益。
例:キッチン故障、店舗の売却など...
⑤ 当期純利益 = 当期に発生した全ての事象を加味した利益
⑥ 損益計算書 = 特定の期間における会社の成績表
全てまとめるとこのような図になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、【財務スキル-BS】についてお話ししていこうと思います。
Instagram : d1231s
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?