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歴代ジャニーズの名作をディグる【2】【DJ KAORI】嵐の楽曲は"胸キュン"度でピカイチ! 時代の流れを汲むのはジャニーズ楽曲の強味です。

「SMAP×SMAP」(フジテレビ)に出演(11年)させてもらった際に、過去のSMAP音源をミックスしたんですが、基本的にSMAPはダンスチューンが多いので、とてもミックスしやすかった記憶がありますね。毎回アルバムには著名クリエイターを招くことでも知られるSMAPですが、その時ミックスした楽曲にブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムがプロデュースした「Theme of 019 super.modern.artistic.performance」【1】があって、日本のクリエイターだけじゃなく、世界にもアプローチしているところが素晴らしいと感じました。

最近の楽曲ではKAT-TUNの「In Fact」【2】ですね。沢尻エリカさん主演のドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ)の主題歌で、EDMのような時代の流れを汲んだ楽曲を巧みに採用するのもジャニーズの強味だと感じました。しかも、マイナーなAメロ、Bメロと続いても、最終的には必ずアイドルらしいキャッチーさに落とし込み、”ジャニーズの楽曲”になるんですよね。

ほかのグループでは、「truth」【3】と「Believe」【4】が、嵐の楽曲の中でもとても優れた楽曲だと思います。クラブのダンスフロアで盛り上がる楽曲にも同じことがいえるんですが、やっぱりサビで”胸キュン”させることにおいて、嵐の楽曲は頭ひとつ抜きん出ているような気がします。ダンスミュージックを語る上では、トラックがイケているか否かが重要視されますが、私はメロディの美しさにも重きを置いています。なんだかんだ言っても、日本人はメロディアスな楽曲を好みますし、そういった意味からも、この2曲はジャニーズが築き上げてきた理想を形にした曲なのではないでしょうか。

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