中国バブルは日本のようにハジけない!? 共産圏に通底する“絆”の50年史 中国経済を裏側から読む11冊

――好調だった中国経済には陰りが見え始めるが、ここにきてAIIBの設立など、アジア経済は新たな局面を迎えてきている。その背景には、一体どのような思想があるのだろうか? 21世紀の超大国・中国の経済事情を裏側から読んでみたい――。

 6月29日、北京でAIIB(アジアインフラ投資銀行)の設立協定の署名式が行われた。中国が主導する国際金融機関であるこのAIIBには、インドやロシア、東南アジア諸国のみならず、イギリスやフランスなども参加、実に50カ国が署名した。一方でアメリカと日本は不参加を表明。中国と日米の立場の違いが明確になった。

 こうした世界経済における中国の存在価値がますます増大する中、日本人はどのように中国を理解すればよいのだろう? 中国を熟知した2人の専門家のガイドのもと、中国経済の裏側を読み解く本を紹介していきたい。

中国人による“爆買い”の光景が見られる秋葉原。

「AIIBは当初、東南アジアの経済が伸び悩んでいる国に対して、支援しようという意図で構想されました。中国としては、これから東南アジアが一層発展するなら、多少無理な融資をしても十分見返りを得ることができると思ったのでしょう。それが銀行という形になったのは、そのほうが扱える金額の規模が大きくなるから。しかしフタを開けてみると、50カ国も集まるという、中国としてはできすぎといってもいい結果になりました。ですが、融資の迅速さといった機動性に関しては、当初の構想よりもダウンしてしまったかもしれません」

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