ピース又吉・芥川賞受賞!『火花』バカ売れで見えたタレント本にすがる業界――文壇から出版ビジネスまで業界お騒がせワイド【2】

――出版業界で、確実にヒットが見込める本。それは、固定のファンを持っている人物による書籍の出版だ。各社新たな金脈として盛んに動き出している様子だが……。

(絵/小笠原徹)

「東野圭吾、宮部みゆき、伊坂幸太郎といった一部の人気作家は別として、特に文芸の単行本が売れていません。そのため、文庫化までの期間がかなり短くなってきています。しかもここにきて、売り上げが確保でき、頼みの綱だった文庫までもが売れなくなってきた。ブランド力のある新潮文庫までもが苦戦を強いられている状況です」(出版社営業社員)

 一時はブームになり、新レーベルが次々と生まれた新書も頭打ちだ。さらに、これまではマンガの売り上げで、なかなかヒットが出ない書籍の穴を賄ってきた出版社も、今はごく一部のメガヒット作を除いて売れないため頭を抱えていると聞く。また、期待の電子書籍もまだまだ起爆剤不足で、出版不況を乗り越えるための武器にはなっていない。あくまでマンガ、ラノベ、エロなど一部のジャンルに限っての話であることは否めないのだ。

 こうした八方ふさがりな状況の中で、今業界がすがりついているのが、タレントによる小説だ。

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