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ウェブ(禁)新論【2018年5月号第1特集】

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記事一覧

イノベーションは“エロ”をどう変えたか?――公開は「撮って5日後に配信」ネット配信がAVに与えた影響

——映像の分野ではNetflixやHulu、音楽の分野ではスポティファイやApple Musicなど、定額のストリーミング配信サービスが席巻する昨今。日本が誇るアダルトビデオの業界でも、ネットでの作品配信に加え、定額の見放題サービスが広まりつつある。そのような作品の流通形態の変化は、業界にどう影響を及ぼしたのだろうか?

業界最大手のDMM.comのR18ページ。

 パソコンでもスマホでも気軽に

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SUUMOがエアビーに低所得者用物件を供給!?――リクルートと楽天の思惑とは? 民泊利権を狙う宿泊&住宅サイト

——今年6月、いわゆる民泊新法が施行される。これを前に、リクルート系の不動産情報サイト「SUUMO」と外資民泊仲介サイト「Airbnb」が業務提携するなど、民泊事業をめぐる大きな動きが見られる。では、民泊市場に絡もうとする宿泊系サイトや不動産系サイトは、どんな思惑を抱いているのか──。

■これで“ヤミ民泊”は排除される? 旅館業法と民泊新法の違い
旅館業法で規定されている「簡易宿所営業」と、住宅

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日本は動画配信でもガラパゴス?――インド市場で攻勢、動画配信戦争が勃発!

——テレビ局の影響が強い日本と違い、世界では動画配信の影響力が強くなっている。ここでは、インド市場の例を見てみよう。

『インド・シフト 世界のトップ企業はなぜ、「バンガロール」に拠点を置くのか?』(PHP研究所)

 動画系OTTの激戦区となっている国のひとつに、インドがある。アマゾンやNetflixをはじめ、Hotstar、SonyLIV、Hungama、Spuul、DittoTVなど多くのO

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フジテレビがネット配信企業になる日はくるか?――「サザエさん」提供は買収の布石? アマゾンが描く動画配信覇権の絵図

——ここ数年、テレビ局が自社コンテンツをウェブで配信するプラットフォームを作る動きが目立っている。一方、政府の規制改革推進会議では、ネット事業者の放送事業参入へ規制緩和を検討しているという。今後さらに、動画配信ビジネスが活発化していくことが予想される中で、テレビ業界はサバイブしていけるのだろうか?

今年度に入って、数々の長寿番組に、打ち切りを断行したフジテレビ。番組終了になって今さら惜しむ声が聞

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日本で“100万PVを稼ぐ動画”の正当性――現実を映すことは正義か非道か、マフィアと過激動画の真実

——本誌2016年10月号でリポートした『なぜ、人はグロ動画に惹きつけられるのか? 死刑から事故、死体動画まで網羅“世界一過激な動画”サイトの世界』では、一部の好事家から支持されるグロ動画をメディア論の文脈から趨勢をひもといてきた。今回は“マフィアがアップロードするグロ動画”のそれを見ていきたい。

過激動画がアップされることで有名な「Best Gore」。

 上半身裸の状態で拘束されている2人

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ところ変われど下心は変わらず……ライブチャットが盛況! 中国エロテクノロジー

——どんなに言論統制や検閲が敷かれようと、エロに関する知的好奇心を抑えることはできまい。日本同様、エロライブチャットが中国でも人気を博しているという。果たして、その実態はいかに。

上は日本でも「ろくチャンネル」と呼ばれ、知る人ぞ知る存在になっている「6.cn」。下はネットアイドルを目指す女の子が集まるという「YY」。これらのライブチャットは健全なものが大半だが、中にはいかがわしいものも……。

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サイバー監視国家、言論統制、されど楽しい中国のネット文化――「プーさん」が検索禁止でも……エロは隆盛! 中国ウェブの今

——中国のITは相当進んでいるらしい——という噂は聞くが、実際はどうなのか? ネット事情を含めて、中国の社会事情に精通するノンフィクション作家・安田峰俊が、現地から中国ウェブ事情の“今”を完全リポートする。

中国版ツイッターともいえる「微博」。日本のタレントもプロモーションを兼ねて利用する者は多く、水原希子はなんと280万以上のフォロワーを擁している。

 共産党の一党専制体制下にある中国のイン

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バイオマス事業社から軍隊まで!?――国内外の意外なeスポーツ参入企業・団体

——多種多様な企業が参入を始めたeスポーツ業界。スポンサーやチームのオーナーとしてなど、その関わり方はさまざまだが、なかには「なぜ、この企業や団体が!?」と思ってしまうようなところも。そんな国内外の意外なeスポーツ参入企業や団体をピックアップ!

【1】大手自動車メーカーが続々
TOYOTA

TOYOTAがプロリーグ「OVERWATCH league」とパートナー契約を交わしたほか、Audiやメ

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国内の遅れが指摘されながらも、なぜ?――トヨタに吉本興業も電撃参入! eスポーツ産業の旨みとは!?

——オリンピック正式競技への採用も検討されている“eスポーツ”。海外では大金が飛び交うなど、一大産業となっているが、かつてゲーム先進国と呼ばれた日本ではどうもパッとしない。だが、今、多くの芸能事務所が日本のeスポーツ界に熱視線を送っている。なかでも、本格参入を果たした吉本興業が感じる“eスポーツの旨み”を探る。

「OVERWATCH league」では、プロ野球のように世界に拠点を持つ各チーム対

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日本だけが取り残されている?――アジアン・ラッパーを世界に輩出! 動画チャンネル「88rising」の正体

——「88rising」というYouTubeチャンネルを知っているだろうか? 今、そこから配信されるラッパーをはじめとしたアジア人アーティストのMVが世界的にバズり、彼らはアメリカの音楽市場で続々と成功を収めている。このメディアの実態を、LA在住の音楽ライターであるバルーチャ・ハシム廣太郎がレポート!

リッチ・ブライアンのMV「Chaos」より。この出で立ちだけど、ラップはクール!

 アメリカ

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“企業コラボ”から“ラップあるある”まで!――Creepy Nutsが選定! ヒップホップ(禁)動画

——あらゆる音楽ジャンルの中でも、ひときわ動画メディアとの親和性が高いといわれるヒップホップ。リリックや言葉だけでは伝わらない真意、そして、そこに隠れるヤバさ……。本稿ではR-指定とDJ松永のヒップホップ・ユニット〈Creepy Nuts〉と、ヒップホップと動画の“深意”を探る!

(写真/cherry chill will)

 今や音楽業界における最重要プロモーションツールになった動画サービス

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本国の資金を食い潰す? 早々に17Liveがピンチ!?



『セルフキャスト! ~ビジネスを加速させる動画配信』(小社刊)

 全世界で4000万人超のユーザーを擁する、台湾発のライブ配信アプリ「17Live」。渋谷駅の広告ジャックなどで目にしたことのある人も多いだろう。

 昨年の日本進出記者会見では、台湾人の人気配信者がライブ配信を実演し、数分間の配信中に視聴者から数百万円相当の「ギフト」が贈られたりと、このアプリと運営会社の金満ぶりがうかがえるが

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女子高生(JK)よ……おじさんおばさんにその魅力を教えて!――学校が特定されてしまった!? イマドキJKと動画配信アプリ

——最近はアジアから進出してきた動画サービスが若者たちの間で大人気! とはいえ、顔バレや嫌がらせコメントなどは怖くないのだろうか? そこで、同年代の女の子たちから、絶大な支持を集める現役女子高生にインターネットとのお付き合いの仕方を聞いてみた!

(写真/河西 遼)

 テレビCMでおなじみの「SHOWROOM」や「MixChannel」など、アイドルたちがファンに向けて配信を行っている国産の動画

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内側からきれいになる大胆グラビア――【元NMB48・高野祐衣】が4年ぶりのグラビア

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

——アイドルグループ〈NMB48〉のメンバーとして活躍し、2015年の卒業後は、精力的にソロ活動に打ち込んでいる高野祐衣ちゃん。去る2月に自身のYouTubeチャンネルを開設したということで、配信していく動画のモットーでもある“インナービューティ”を意識したグラビアに挑戦してもらったぞ!

(写真/石黒淳二)

「YouTubeは毎晩見てます

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