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記事一覧
宮崎勤、宅間守、植松聖の写真がフォトライブラリーにない! 行き過ぎた自主規制か人権意識か――死刑囚たちの写真が消えていく理由
――テレビやネットニュースなどで死刑囚の名前が匿名やイニシャルになっていたり、またメディアで死刑囚の写真が載ることが少なくなった。さらに、さまざまな媒体が利用しているフォトライブラリーなどでも、死刑囚の写真の取り扱いはほとんどない。一体、何が起きているのか?
『増補版 ドキュメント死刑囚』(筑摩書房)
雑誌やテレビ、ウェブメディアはアフロやGetty Imagesといったフォトライブラリーの
刑務所内で上映されるドキュメンタリー映画も! 再犯者率は48.8%――正解なき更生プログラムの今
――本特集では、“犯罪”をめぐるさまざまな問題や最新事情を取り上げてきた。では、実際に犯罪を犯した人物は、どのような更生プログラムを経てシャバに戻るのだろうか? そもそも更生プログラムに効果はあるのか? その現在進行形を見ていきたい。
日本の刑務所に初めてカメラを入れ、話題となった映画『プリズン・サークル』。
明るいホールの中で椅子に座って円座になる若者たち。ひとりが過去に行った犯罪を告白
クラスターの発生源なのか?――コロナ禍の日本の刑務所
昨年、新型コロナウイルスが世界で感染爆発した当初、中国、イラン、アメリカ、フィリピン、ブラジルなど、さまざまな国で感染抑止策として刑務所に収容されている受刑者の多くが釈放された。
確かに「密」な空間ではあり、日本でも今年の2月には千葉刑務所や横浜刑務所でクラスターが発生したが、他方で河合氏によると「日本の刑務所は安全地帯」とのこと。以下、河合氏の談。
「昨年、各国で受刑者の釈放や一時釈
【河合幹雄×土井隆義】路上犯罪は減ったが虐待は増加――パンデミック時における犯罪事情
――外出自粛のおかげで路上犯罪が減っているという。だからといって、DVや詐欺などは減らないため、コロナ禍で特に治安がよくなった気もしないし、至るところに自粛警察もいる。なぜ、犯罪は減っているのに不安はなくならないのだろうか? 犯罪研究の大家2人にその背景を語り合ってもらった。
『現代 刑務所の作法』(ジー・ビー)
緊急事態宣言が出された2020年の4月以降、刑法犯の件数は61万4000件と、
現役NBA選手の85%が大麻を使用!?――米国スポーツ界で進む大麻解禁と使用罪創設を目指す日本の未来
――井岡一翔のドーピング疑惑で注目を浴びた大麻とCBD。近年の日本では、プロ野球選手やBリーグ選手も大麻所持で逮捕されており、「スポーツと大麻」の距離は着実に縮まっている。なおアメリカでは四大スポーツでの大麻解禁が急速に進行。アスリートのケア用品として拡大中で、使用罪創設を目指す日本とは真逆の道を進んでいる。
『お医者さんがする大麻とCBDの話』(お医者さんがする大麻とCBDの話)
世を騒が
プロミュージシャンたちが審判を下す!――警察音楽隊の犯罪抑止力チェック
――プロピアニストである前山宏彰氏に協力を仰ぎ、若手からベテラン・ミュージシャンに集まっていただき、警察音楽隊のスキルをジャッジ! 独自性や演奏力をポイントに100を満点とし、独断と偏見で“犯罪抑止力”として採点してみました。
[参加メンバー]
前山先生(43歳・プロピアニスト)
熊田先生(35歳・プロホルニスト)
田中さん(33歳・横浜マリノス好き)
シンくん(18歳・プロミュージシャン)
ま
プロを唸らすスキルで犯罪を抑止する――警察音楽隊の実情と技術を問う!
――「音楽活動を通じ、犯罪被害防止や交通安全を呼びかける」ことを理念に掲げる警察音楽隊。「そもそも警察音楽隊って?」と思われる読者も多いだろう。本稿では音楽隊の広報や楽長の話をはじめ、元警察音楽隊経験者によるリアルな本音、さらにはプロのミュージシャンたちが警察音楽隊の演奏スキルをジャッジしつつ、音楽による犯罪抑止力の底力を検証する。
(絵/ぱいせん)
さかのぼること約90年前、神奈川県警察部
契約違反をしたらどうなるの!?――当事者が語った割に合わない措置
――2014年12月、DJ JET BARON名義で『ENAK DEALER』をメジャーレーベルであるユニバーサルからリリースした高野政所氏。しかし、その3カ月後に大麻取締法違反で逮捕。レコード会社のサイトは削除され、発売・出荷・配信停止を喰らったことは記憶に新しい。当時の心中を振り返ってもらう。
ずっとインディで活動していたんですが、09年に“ファンコット”というインドネシア産のダンスミュー
無許可サンプリングが問題に!? 逮捕が続きドラッグ規制も追加――レコード会社“契約書”事情
――プロアマ問わず、アーティストがレコード会社と契約を交わす際にサインをする「契約書」。そこには印税のパーセンテージはもちろん、“契約違反行為”に関する規約も記されている。そして、昨今は著名アーティストの薬物による逮捕が相次ぎ、未然に犯罪を防ぐための項目が追加されているというが……。
アーティストの逮捕が続く中、少しずつアップデートされていく契約書の内容。しかし、ほとんどが斜め読みの現状もあり、
意識高い系がカモにされる! 受け子、投資詐欺、パパ活……現役大学生が語る裏バイト体験
――20年11月、NHK『クローズアップ現代+』で放送された特番「追跡!あなたを狙う“闇バイト”」。SNSで募集される特殊詐欺の受け子や強盗などの実行役に若者が手を出すさまが映し出され、反響を呼んだ。このほか大学生の間ではバイナリーオプション詐欺やパパ活も横行しているとされるが、実際の学生に裏バイトの体験談を聞いた。
B君が所属していたバイナリーオプション詐欺業者の組織図を見せてくれた。まさしく
未解決事件も多数! 映画きっかけで再捜査――公開禁止が求められた問題作も! 凶悪事件を基にした韓国映画
――昨年アカデミー賞で4部門受賞した『パラサイト 半地下の家族』など、韓国映画が世界で注目を集めている。その中でも、実際の凶悪事件をテーマにした作品は、大きなジャンルのひとつ。ポン・ジュノの『殺人の追憶』などは、日本でも人気となっているわけだが、本稿ではこのジャンルの映画をレビューしていく。
(絵/ミキタナカ)
2020年に作品賞などアカデミー賞4部門を受賞した『パラサイト 半地下の住人』に
井戸端会議のウワサ話じゃすまされない!――犯罪被害者へのバッシングとミソジニー
――SNSの一般化で、犯罪被害者やその関係者にまで、あらぬ噂が立つようになった昨今。すでに問題化している事件にはどのようなものがあるのだろうか?
『Black Box』(文藝春秋)
SNSの発達以前、犯罪被害者に対するバッシングは近所のウワサ話やあるいは5ちゃんねるなどのアングラな匿名掲示板で行われていた。しかし、SNSの一般化は誰もが情報発信をできるインフラを整えることによって、弱い立場の
行方不明の児童の真相は「親の人身売買」って!?――被害者家族がなぜかバッシング? SNSではびこる犯罪二次被害
――SNSでの誹謗中傷が問題として取り沙汰される昨今。こと、犯罪に置いてはあらぬ方向で、これが活発になるケースがある。犯罪被害者や、その家族、関係者に対する誹謗中傷がなぜか多発しているのだ。この事象はすでに、マンガなどでも題材として取り沙汰されるほどに問題化しつつある。
『正義を振りかざす「極端な人」の正体』(光文社)
2019年9月、山梨県道志村のキャンプ場で小1女児・小倉美咲ちゃんが行方
警察は取り調べ中に平気でウソをつく! 強引な職質で麻薬所持が無罪――「違法捜査」のキワどい線引き
――街中で覚醒剤を持ち歩いていたときに、警察官から職務質問を受けたとする。そこでブツを見つけられ、逮捕されたとしても、実はその職質が違法なものであれば裁判で無罪となるのだ。確かに所持していたはずなのに、そんなことってアリなの!? “もしも”のときのために、「違法捜査」の境界線と実態を探ってみよう。
「ハッパ」という隠語がある大麻。しかし、実際に喫煙するのは、あるいは警察・マトリに押収されるのは、