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オトナの科学【2015年12月号第1特集】

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記事一覧

あのスカトロ哲学先生が、久しぶりに登場! 「自然」をキーにウンコを分類!「スカトロAV」愛の概念分析

――サイゾーでは“スカトロ先生”としてお馴染みの哲学者・三浦俊彦先生が、久しぶりにカムバック!ますます冴え渡る哲学的直観力を武器に、「自然」という深遠なるキーワードで「スカトロAV」の概念分析を決行!

※上の分類チャート図内に登場する「本文」などの番号は下の本文中の番号に、「図表」などの英文はページ下の各作品紹介中の英文に、それぞれ対応している。

 あるときは、“寄生虫学者”として知られる藤田

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放射能除染もがん治療も可能にする大発明!? 物理学者らが選定! サイゾー的疑似科学界ノーベル賞

――日本人のノーベル賞W受賞決定に沸いた10月。今回の受賞決定やノーベル賞自体の検証は他稿で行われているので、ここでは本格的な科学や研究はさておき、本当に実現したらノーベル賞だけど、今のところオカルト扱いされている「疑似科学」をフィーチャーしてみたい。

晩年に多くの人を期待させる“疑似科学”を提唱したのは、ノーベル化学賞・平和賞を受賞したライナス・ポーリングだった……。(写真/Wikipedia

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見えたのは繊維産業の落日だった…… 山ガールブームは東レの陰謀!? 怪しき陰謀説を全力で検証する!

――現在、経団連の会長は東レの原元会長であり、前任の住友化学工業米倉氏と2連続で化学業界からの選出となっている。東レは、化繊業界では圧倒的覇者だ。なぜ、同社は財界総理と呼ばれる経団連の頂点についたのか──? 繊維系企業や経団連の今を見つつ、日本経済の中の化学系企業を分析してみた。

山ガールはファッションも大事! 「山とかわいいワ・タ・シ」を盛り上げるためのサイトが多数立ち上がっているようだ。

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特許横取り!日本人ノーベル賞級発見も強奪!? 医薬品業界の利益追求のヤリクチとは…

――世界トップクラスの企業の売り上げは年間5兆円以上。そのうち研究開発費は1兆円を超えることもあるという医薬品業界。そこでは利益追求のために特許の横取りに近い事態や、法外な価格設定や値上げ、時には論文の改ざんなども行われている。日本人研究者が巻き込まれたケースを例に、その実情を紹介する。

巨額の売り上げを誇る医薬品業界では、利益追求のために非人道的な手段が横行しているようだ。

 日本の市場規模

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「シャーロック・ホームズ」から『羊たちの沈黙』、『科捜研の女』シリーズまで…法科学がエンタメに与える影響とは?

――毎クール、半分以上のテレビドラマが警察ものになる昨今。本が売れない時代でも相変わらずミステリは売れ続けており、そんな作品が映画やドラマになることも。現代の犯罪捜査の裏には、必ず科学捜査があり、それを司るのが法科学だ。それらはエンタメ作品とどうかかわってるのか?

今では15年も続くロングシリーズとなった『科捜研の女』。沢口さんも、かなりの貫禄が……。

──今回は、海外ドラマに造詣の深い作家・

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自然派志向が行き過ぎて大麻礼賛!? 独自世界に到達したロハス芸能人のナゼ

――自らの美や才能を売りに芸能界をサヴァイブする芸能人。しかし、年月を経て芸能界での仕事が減っていったときに、なぜか、自然食やヨーガなどの自然派路線に手を染める。なぜ、彼女たちはロハス志向になるのか? ここでは、そんな自然派芸能人を、彼らが出版したロハス関連本と共にご紹介!

■八ヶ岳に移り住んで40年!
柳生博(78)
元俳優。八ヶ岳暮らし40年の自然暮らしオーソリティ。日本野鳥の会会長でもある

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電子レンジ、インターネット、GPS…… あの科学技術も軍事用に開発された!

――特集【1】から、近現代における科学と政治の関係を紐解いてきたが、もともと軍事的に開発・利用された科学技術を、私たちは知らず知らず享受しているのかもしれない。

『エニアック―世界最初のコンピュータ開発秘話』(パーソナルメディア)

 軍事用に開発されていたものが、のちに一般向けに商品化されたという例は枚挙にいとまがない。ティッシュは第一次大戦中のガスマスク用フィルター、食品用ラップフィルムは第

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マッド・サイエンティストは本当にいた! 20世紀の科学と政治が生んだモンスターたち

――原爆・水爆の開発に、薬物を用いた洗脳実験、トンデモ農法の提唱、残酷すぎる人体実験……。ここでは、前世紀を代表する“狂気の科学者”を取り上げよう。

【MONSTER01】実験に満足した“原爆の父”
J・ロバート・オッペンハイマー
[生没年]1904-1967年[出身国]アメリカ
ユダヤ系アメリカ人の物理学者。原爆の開発計画である「マンハッタン計画」の指導者であり「原爆の父」と呼ばれる。広島・長

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ナチスと731部隊の人体実験、米ソの核開発…… マッド・サイエンティストも実在!“科学の政治利用”の裏面史

――20世紀、二度の世界大戦や冷戦において、参戦国の科学技術は敵を殺す“武器”となり、“マッド・サイエンティスト”と呼び得る科学者たちも活躍した。そして今世紀になっても、科学は大国の軍事的な思惑によって発展している!? “科学の政治利用”について、過去の忌まわしき事例を挙げながら考察してみたい。

モスクワに本部を置くロシア科学アカデミー。ソ連時代、ソ連科学アカデミーという名で、内閣である人民委員

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知られざる選考方法の裏側に迫る!賞金計6億、運営費9億円!ノーベル賞“ヒミツ”の運営術

――発明家であり実業家でもあるアルフレッド・ノーベルが、その莫大な遺産で創設したノーベル賞。毎年日本でも受賞前からメディアに取り上げられるが、その総経費は実に年15億円。ここではそんなノーベル賞の選考や運用についてひもといてみたい。

(絵/黒川知希)

 日本人2人受賞の快挙――。今年も、新聞やテレビをはじめとした各メディアにそんな文字が躍った。10月5日に大村智・北里大特別栄誉教授が「寄生虫に

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