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JTACと近接航空支援機の無線交信例2

EXAMPLE 2 – TYPE 1 CONTROL, BOMB ON COORDINATE MISSION WITH REATTACK AND CHANGE TO GAME PLAN

 以下に続く内容は Type 1 Control と BOC の手順です。再攻撃に伴うゲームプランの変更を含んでいます。

状況

 JTAC (Spartan 03) は小規模の偵察部隊と行動中、塹壕に隠蔽された重機関銃の制圧射撃を受け、小さな集落の低い土手にて行動不能に陥った。敵重機関銃陣地は部隊より800m離れた背の高い藪の中に位置している。スパルタン03は大隊の戦術作戦センターに連絡し、敵と近接していることと隠蔽されて位置が判明しないことを鑑みて回転翼機による即時の近接航空支援を要請した。

 しかし残念ながら支援可能な回転翼機は無く、直接航空支援センター (DASC) は1機の F-16 を当該地域に派遣した。F-16 (Fang 24) は2機編隊のジュニアウィングマンで、長機は現在空中給油を実施している。スパルタン03はファング24に上手く目標を伝達できるか不安があるが、チームが再配置するのに十分な制圧射撃を正確に実施するための座標を割り出せると信じている。

― 以下からは有料記事としていますが無線交信例の日本語訳とその解説という内容になっています。値段相応の価値はないかもしれませんが、ここまで無料で公開している JTAC に関する記事を読んで下さった方の中にサポートしてもいいなと思って下さる方がいましたら是非購入していただけると励みになります。

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