見出し画像

統合失調症 人格が変わってしまった娘を取り戻したその後 料理作りに目覚め

年が明けてからもう4月。コロナ禍はまだまだ終わりませんね。

先日、役所のほうから連絡が来ました。「重い精神病患者と知的障碍者はコロナに感染すると重症化するリスクが高いので、高齢者に続きワクチンの投与が優先されることになりました」って。知らなかった・・ニュースでは高齢者の重症化しか聞きません。何故報道してくれないのでしょうか。

ワクチンが投与されるまで益々気を付けないとですね。

相変わらず外出したがらない娘です。昨年秋ごろから色んなことに意欲が薄れてしまってました。大好きだった漢字勉強、アイロンビーズ、ゲームなど、どれもしなくなりました。

ですが先日新しい動きがありました。

娘はキーホルダーや根付を集めるのが好きで沢山集めていました。それを壁に300個くらいかけていたんですが、突然片付けはじめました。旅行に行ったり買い物に出たときに目についたら必ず買っていたので大変な数になってました。

あまりに多くなったから減らすのかな?と思っていたら全部撤去してしまいました。どういう心境の変化?

「なんとなく」「もういいかな」って。単に興味が薄れただけか。

私はいい変化だと受け止めています。何故なら最近の彼女は本当に穏やかで、毎日笑顔が絶えないからです。


さて、益々暇になった彼女は今度は料理に目覚めたみたい。

私が夕食の支度を始めるとニコニコして横に立ちます。

「今日も手伝ってくれるの?」

「うん、やる。何か私に出来ることなぁい?今日は玉ねぎ剥く?」

娘には物事の中間というか曖昧なことが理解しずらいというのがあります。なので、玉ねぎの皮はどこまで剥いたらストップなのかは今一つわかりません。私も横で他の作業をしているんですが、つい娘の手元を見るのが遅れると大きな玉ねぎが小さくなってます(笑) だから、白い部分が見えるところまで少しだけ私が剥いて「ここまでやってね」と言えば大丈夫になりました。

人参の皮むきも好きだけど同じところを何度も剥くので「はい、人参回転させて。そうそう、また回転ね」って声をかけていないと食べるところがどんどん減ります。

でも、ささがきごぼうは大丈夫!全部削ってくれて構わないから。たくさん削りたい娘にうってつけです。嬉しそうに全部削って満足してました(^^)

お鍋に具材を入れるのもやってくれますが、熱いのが怖いのでかえって高い位置から入れて跳ね返って「あつい~泣」ってなってました。でも最近はお箸で1個ずつ静かに入れられるようになりました。

少しずつでもいいから出来ることが増えるといいなと思います。それが娘の自信に繋がる。少し前向きになれるから。

4月に入ってまた変化がありました。アイロンビーズ復活です。漢字の勉強も復活しました。

今年はいい変化がいっぱい見られそうな予感です!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?