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もう一つのサコッティーニの試作deスナック

先日作ったサコッティーニ。もうひとつの作り方というか包み方を見つけて、これも作ってみたい!といつもの変態的欲望マックスになってきて。この幼児性はどこに起源があるのかルーツ辿ってるんですが、由緒貧しい乳児のみぎり、布団打ち直しの時に真綿(お蚕さんの繭ほぐしたやつ)伸ばして遊んでたって聞いて、なるほど〜、って生まれつきやん。ご先祖さままで遡らないといけないかも。

​いきなりの本番やると壺にはまってとっぴんしゃんになりそう、ってかいつもやってますが(笑)。まだ ちゃんとしたレシピ見つけられてないので、まずは形だけ。と調べてたらこんどは形おんなじでsacchettiniというのも出てきて、もう頭ん中ぐ〜るぐる、で、ま、名前はこのさこっとおいておいて、で。

この形そそられますよね、ってわたしだけ(?)。ふっと思ったのが、これ茹でたら絶対ぐにゅぐにゅになって、せっかくのかわゆいのがうち捨てられた磯巾着みたいになりそうな。で、とりあえず形キープ出来そうな焼いて仕上げることに、で作って見ましたの今日のお話です。

生地を作る

少し伸びが良いようにデュラムセモリナ4、00粉1、全卵、加水率55%、岩塩1%で。いつもすみませんね〜、これ、わたしの備忘録兼ねてるんで。普通の方にはなんのことやら、で、常連の方にはまたかよ、だと思いますが。で、ですね、写真で残しておくと微妙な違いがわかるので、腕磨くのには良いのです、で、お許しくださいませ。違いのわかる大人(?)になりたい方は、比べてみても(笑)。こんだけ繰り返しててもまだ、こう、なんというか定まらないところがあって、不器用にも程がある、ですね。ま、あーでもないこーでもないを楽しんでますので。

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捏ねて30分以上休ませて、を3回繰り返して。もちもちすべすべになるまで。

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リピエノ

焼くのなら、スナックみたいでもいいかな、ということで、半端に余ってた胡桃、ゴルゴンゾラ、蜂蜜ちょろっとをざっくり和えて。
お酒好きなのに量が飲めないって、辛いのでございます。料理用以外でめったにワインや日本酒買えないし。まじで酢になってしまったこと二度三度。土日に350mlのビールぐらい。ワイン一杯でほぼ昇天できるっていうのは幸せなのかしらん?ま、頭ん中Happyだから酔う必要ないという噂もございますが(笑)。で、滅多に作らないおつまみ系。

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サコッティーニの形

フリルのように仕上げたいので、生地はいつもの半分くらいの極薄で、周りを少しフリフリの感じに切って正方形に。。。似合わないな〜、とは思いつつ。大丈夫です!フリフリは着てませんから!ってなんのこっちゃ。

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リピエノをちょん、と置いて。そのもの、蒼きチーズの衣をまといて金色の生地に降り立たん、なんて。ごめんなさい、ジブリファンのみなさま。

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まず大変じゃなくて対辺を持ち上げて真ん中をきゅっと摘んで。。。と書いてて、底辺x高さ/2で三角形の面積、平方四辺形は底辺x高さ、台形は(上底+下底)x高さ/2って頭ん中よぎり始めて、、、ここで蘇るか!算数のトラウマ!必死&懸命に覚えた過去が!月を眺めて3/4πr^3とか出てきたらもう病気ですね。団子に見えたりもしてますが、ってもっと病気。鴨を見たらソースが浮かぶおフランスの方もいらっしゃいましたが、ネギ背負って見えるわたしよりお上品でよろしゅうございますよね。

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もう片方の対辺も持ち上げて真ん中きゅっと摘んで

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真ん中あたりをきゅっと絞るようにしながらひねって

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う〜〜〜〜〜、このサイズならもっと生地薄くせんといかんです。遺憾です、で済めば警察いりませんよね〜、胃と肝臓は大切にしないといかんぞうなんて。ビミョ〜に岡本太郎してるのもいたりして。はい、お察しの通り、まだ指先でコントロールしきれてません(笑)。あと5回くらいは修行が必要そうな(泣)。

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刷毛で薄くオリーブオイル塗り塗りして、180℃のオーブンで15分くらい。どうも、蜂蜜さんが、わて、焼かれるんいやや、と脱走を企てたようで、ところどころ焦げた跡がついてます。

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今日の○と×

○お初にしては、なんとか形になった。
○この組み合わせでまずいはないですね。これワインが欲しくなります〜。半分引き受けてくれる方募集しようかしらん(笑)。
×このサイズならもっと生地は薄くしないとバランスが悪い
×リピエノの水分で膨らむか溢れるかする対策はもうちょっと考えないといけない

と、まあ、なんとなくイメージはできてきたので、次回はちゃんとした料理に仕上げてみたいと思いますので、請うご期待、え?期待してない、どうでも良い?
まあ、そうおっしゃらず、珍獣奇獣の類もたまには面白うございますから。

と、いつものことですが、これはおつまみで、何食べたん?と思し召しの方々に。
なんか、生地の量の割に少なくね?と気づかれた方、鋭いです。

話せば長い物語が、って、ま、かいつまむと、

 賞味期限過ぎた生クリームがあってこれの消費が至上命題→ちょっと贅沢にお肉食べたい→牛もも肉と合い挽き肉購入→極安のズワイ蟹発見→面舵いっぱい急転舵で180°方針転換、とあいなったわけでございます。もう、気分はスクランブル全機はっし〜ん、アフターバーナー点火!ってエッグではございません。全てリクエストなんですよね〜。ま、どんな条件でも最良の結果を出すのが調理人の腕の見せ所!なんて(笑)。ない腕は見せられませシェ〜ン、カムバック!

で、また〜、と思し召しかも、ですが、折角作ったので、晒させてくださいませ。

ローストビーフ

細切りにしたニンニク、お肉にぶすぶすっと刺して軽く塩胡椒、ローズマリーと一緒にオリーブオイルで2時間くらいマリネ。耐熱袋に入れて空気抜いてから人間低温調理器(ようは、湯温65±3℃になるよう火をつけたり消したりする)で2時間。なれると、ぼちぼちかな〜っていうときに10秒くらい火をつければ保てるので、他のことやりながらいけます。文明の利器に頼りすぎると機能低下しますからね〜、”見ろ、我が一族を、みんな小さくばかになっていく”@もののけ姫。
、、、うちは単に収納場所がないだけです(泣)。

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最後に表面に焦げ目つけて、同じフライパンに白ワイン、醤油入れて煮詰めてからバター加えたソースで。付け合わせは丸ごと茹でたじゃがいもあらく潰して、生クリームで伸ばして、塩胡椒。オーブンで軽く焼いたもの。なんていうのかな。まだ名前はない、なんでも暗いところでニャーニャー泣いていたのは、ってぜんぜんちゃうやろ〜。漱石せんせに怒られそう。吾輩は豚である、なんて。

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ズワイ蟹のトマトクリームをタリアテッレで

蟹様はこんな感じ。

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もしも、作り方をお知りになりたいという奇特な方はこちらをごらんください。

今季五度目、沙羅さんもびっくりのK点超えの最長不倒距離。仏の顔も3度まで〜、を2度も超えたら温暖化やばいねん、北極の氷溶けて白熊さんこまってしまって、海馬(トド)の、じゃなくて鯔(トド)のつまり、好まれるということは罪なのでしょうか、なんて、昼メロのイントロのような(笑)。
蟹様、小ぶりで味がやさしそうだったので、今回人参は入れてません。ところで、鯔(トド)って鰡(ボラ)のことだからからすみのお母さんで、なんでぇ?と思いません?

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パスタ、ちょっとコシを強くしすぎてしまいました。調子に乗って捏ねすぎ。噛みごたえがある感じ。スギたるは花粉症のもと、及ばサルがごとしって木から落ちてばっかりで。いつものことですが(笑)。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

明日が素敵でありますように。

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雨に濡れるつつじ。ちょっと艶なお姿。


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