一年ぶりの邂逅、なパスタとフリッタータ
いつものように食材買付に行った時のことでございます。
一年ぶりになろうかという邂逅。
あの方のお姿を見てしまって。
忘れもしない指先に残る傷の痛み。
棘ある見た目とは裏腹な、やさしく濃厚な味を秘めたその身の味わい。
♪そして今 僕たちも 邂逅の夢幻を行く♪ ♪その痛みでさえ忘られぬように♪
って歌ってる場合ではないのですが。意味ちゃいますよね〜。東京エスムジカファンの方ごめなさい〜。
お会いしたのはこの御方。まだ命の灯火を残して時折争うような仕草も。
。。。ぷは〜、やっぱムリポ。今日はちょっと文学的に、なんて柄にもなく、って柄がなかったらただのおっきな猫になってしまう豹、って、うひょ〜、何の話やねん、ですねwww。やっぱりこっちの方が身の筍ちゃう、丈にあってますねん、って寸足らず、脳も能も足りないわたしらしく、でよろしゅうに。
いや〜、やっぱり蝦蟹さまは生きてるのが一番ですからね〜。そういえば、蝦蟹さまたち、お亡くなりになると直ぐに自己分解が始まってしまうんで、生きたまま運ぶか、すぐボイルor冷凍しないとふにゃけてしまう、ってほっきゃーどーの漁師さまの御言葉。でも冷凍ものまともに解凍できたことなく、いろいろ試しても水っぽくならなかったことないんですよね。どなたか良い方法ご存知でしたらお教えくださいませ🙇。
で、もう古からのご常連の方は耳タコ目タコ、蛸さまは美味しいですが、タコな話は聞きとうない、ってお話で恐縮ですが、ご新規さまも時折いらっしゃいますので、一応、こんな感じ、くらいにさらっとまいります。
パスタを作る
いつもいつもの定番のデュラムセモリナ粉と卵の生地で。ほんとは00粉と卵、デュラムセモリナとは水の組み合わせが本来、って聞くことが多いんですが、ま、これはうちの好みに合わせてるうちにこうなったんで。濃厚なソースに合わせるので、少し厚みのあるタリアテッレで。
蟹のトマトクリームソース
釜茹で、って石川五右衛門ちゃうってね。ワインと水で蒸し煮にして、ついでにお出汁もとってしまおう作戦。蟹蟹した香りも抽出されますし。薔薇の香りも水蒸気蒸留してたりしますね。美しいものには棘がある、ってこっちは毛蟹ですがwww。
毛蟹さま、おミソがたっぷり入っていて濃厚なので、いつものアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノに白ワインで洗い入れて、軽く煮詰めて生臭さを飛ばして。
ベースはいつものトマトソース。お野菜は人参も入れて。これだけお野菜いれても負けないのが毛蟹さまの強さ。伊達に棘棘してないかも、ですね。
ソーセージとズッキーニのフリッタータ
パスタだけでは淋しかろう、って時々やってますがwww。蟹さまと格闘してても作れて、余っても作り置きになるもの、っていうとこれも、ど定番のフリッタータ。オーブンで放置プレイしてもいけるので楽ですからね〜。賞味期限切れそうなソーセージと、ぼちぼち食べんと萎びるで〜、ってズッキーニがあったので、これで。ま、大抵の余った野菜とかこれにするとちょっとご馳走感でて便利ですし。
仕上げ
パスタは海水くらいに海塩いれたお湯で茹でて、湯切りして茹で汁少々といっしょに温めておいたソースに入れて。馴染ませるようにしっかり和えて、取り置いた身とイタパセぱらっと乗せて。
フリッタータは180℃のオーブンで20分くらい焼いて。
抱きしめたいくらい、棘で傷だらけになっても構わないの、なくらい愛してやまないあなた。って、何の話やねんwww。でも、ですね。パスタとフリッタータ合わせても一人分の材料代、マクドのハッピーセット、あ、関東ではマックでしたね、より安いんですから、やめられない止まらない、なんですぅ。
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日からの日々も素敵でありますように。
心穏やかに過ごせる日々が一刻も早く訪れることを祈りつつ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?