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とある日の集いのための心づくしのお料理たち

 今のご時世になってなかなか集まれなかった仲間たち。そんな方々との集いのために作ったお料理、な今日のお話。もちろん以前のようにはいかないし、大勢で、というのもできなくなってますが。
 今回食材調達もキッチンもアウェイで、加えて飲みながらになるので、できるだけどこでも手に入れられそうな材料で、短時間に仕上げられて多少酔っていても作れるものにwww。それほど特別なものはございませんが、心づくしの品々、ご笑覧いただけると嬉しいです。

では、イニツィアーモ、クッチナーレ!(さあ料理を始めよう)

アンティパスト 

スモークサーモンとアボガドの間に、塩気とコクのペコリーノロマーノ、味のアクセントのケイパー、香りのアクセントと風味を軽やかにするためのレモンピールを入れたクリームチーズを挟んだもの(説明長すぎwww)。

全体を二段、6層にしてます。そうは見えない?なんてwww。

地味にクリームチーズ均一にするのがむずい。へたにやると敷いたスモークサーモンがずれて来るんですよね。ずれてんのはおまえやろ〜、って仰せの通りでwww。

スモークサーモンとアボガドのミルフィーユ ディルの香り

冷蔵庫で休ませたものを食べやすい大きさに切って、ディルを添えて。付け合わせはパプリカにオリーブオイルたらっとしたもの。

プリモピアット

今回は二品。夏の終わりのバジルと秋の始まりの茸をメインにしたもの。

パスタ

フェットチーネを捻って作るPATAオリジナル?のひねひねパスタ(ねじねじパスタとも)とファルファッレの2種類

卵黄多めの歯切れの良い生地で。これ、味わいはいいんですけどなんせ生地は硬くて、加えていつもの倍以上の量。腰でこねる、っていうのが生パスタのシェフの教え。ま、こういうとき鋼の腕がものをいうわけですね〜www。

その1

ひねひねのパスタには定番のジェノベーゼを合わせることに。

全員参加の作品。捻り方とか捻り具合が違ってて楽しいです。イタリア料理はムラの美学、って小倉シェフもおっしゃってますし。

イタリアのマンマがやっていたように、チーズはパルミジャーノ・レッジャーノとペコリーノ・ロマーノを半々で加えて。ペコリーノのクセが味わいに深みを与えてくれます。

ひねひねパスタのジェノベーゼ ミニトマトを添えて

海水くらいに海塩入れた湯で茹でて、湯切りしてから茹で汁とともにジェノベーゼであえて。ミニトマトは半切りにしてオリーブオイルでマリネしておいたもの。

ミニトマトはロッソ・ナポリタン。甘味が強い品種。

その2

ファルファッレは、色々茸とベーコンと合わせることに。

この倍量作ってます。みんなでやるとこういう作業、楽しいですね。

色々茸とベーコンのファルファッレ

海水くらいに海塩入れた湯でパスタを茹でて、茹で汁少々と一緒にソースに入れて、馴染ませるように良くあえて。仕上げに松の実とパルミジャーノすりすりしたのぱらっとして。

セコンドピアット

その1

蝦のソテーレモンバターソース ディルを挟んだラザニエッテ添え

 うううう、このあたり、結構酔ってきてて、行程の写真撮り忘れ。ま、いつものことですねwww。たった四杯で手元よれよれ、って黒船ちゃうし、上喜撰ちゃうし。ま、お酒と誘惑に弱いんでwww。

  1. バターでレモンの薄切り両面軽く火を通し、レモンは取り除く

  2. 有頭蝦の身の部分だけ殻を剥いて、両面ソテー

  3. 白ワイン入れて風味付。蝦は火が通るぎりぎりくらいで取り出す。

  4. ディルを挟んだラザニエッテを入れて味を馴染ませながら火を通す。

  5. 煮詰めてバターを加えてソースにする。

ラザニエッテ、以前作った時はパセリを挟んで焼きましたが、今回はディルを挟んで、蝦さまから出たお出汁で直接茹でてます。

その2

黒オリーブとケイパー、アンチョビ、大蒜の組み合わせ、もうこれだけをパンに塗っても美味しいですよね。粗微塵にして触感と味の変化を楽しむのもいいし、今回のようにやわらかなお魚に合わせる時は滑らかにするといいし。

スズキのポワレ タプナードソース

スズキは塩胡椒して15分くらいおいてから、表面の水分を拭き取り、全体に薄く小麦粉をはたいて、少し多めのオリーブオイルで皮の方からソテー。半分くらい火が通ってきたら裏返して火をとめて予熱で火入。触ってみて、生のようならもう一度裏返して軽く火を通して。ソースの上に載せて。

ドルチェ

割れたマロングラッセ、割とリーズナブルなんですが、まんまだとちょっと甘いですね。マスカルポーネと合わせて馴染ませておくと甘さもまろやかになって、レモンピール入れて香りのアクセントつけるとちょっといい感じになります。

マスカルポーネを纏ったマロングラッセ レモンの香り

ベースは2種のナッツが入ったクッキー。これは家主さまが焼いたもの。その上にたっぷり載せて、ミントの葉を飾って。添えてあるのは収穫したての生の無花果。贅沢ですね〜。

後書き

改めて何を食べるか、も大切ですが、誰と食べるかが一番だと。こんなつたないお料理でも喜んでいただける嬉しさも。元通りのようにはいかないですけど、人と人とのつながり、とても大切だと改めて。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日からも素敵でありますように。

ダリアの花。酷暑にも耐えて。


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