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黄昏に、空はひと時を茜色にそめながら、やがて深い青に飲み込まれていく 昼とは違う姿を見せる木々。漆黒の夜に明かりを受けて。 怪しく光るトンネルを抜けて 辿り着く虚構の煌めき 人々の営みを宿しながら 夢とうつつをないまぜにして 深い夜へと続いていく やがてはひとときの夢のように。
都会も悪くないかな、と思わせてくれた朝焼け。 路傍の白侘助(しろわびすけ)。ひたむきな白さ。 欅は葉を落として冬支度を始め、 桜は柿色から朱へ、そして緋色を帯びてゆき、 落ちてなほ、地を彩る 紅と亜麻色の出会い。 ほんのひとときの 朝の楽しみ。 今日が素敵な一日でありますように。
雲ひとつない蒼い空 ほんのり虹色の飛行機雲 桜は緋のにほいの風情。深く染まっていく。 金糸雀色に染まる銀杏が蒼空に映えて。 紅楓の紅の峻烈さ 欅の淡い山吹色も好き。 今日が良い日でありますように。
夜明けの雲が薄く茜色に染まって風にながされていく 蒼空に下弦の月。身を細らせていきながらも、凛として。 落ち葉の中に花。晩秋の淡い朝日を浴びて。 春なら埋もれていたかもしれない。 儚いのではない。生きているのだ。 彩づいた木々からの木漏れ日。心まで染まりそうな。 さて、今日のわたしの物語は、どう描いていこう。