日米交渉1941 -7- (草稿)
寺崎英成が、在ワシントン日本大使館領事として赴任した3日後の、昭和16年(1941年)4月1日。岩畔豪雄は、外務省特別顧問として、日本大使館に、初出勤します。
岩畔の着任に対し、非外交ルートで共に活動をしていた、井川忠雄、並びに、在米日本大使野村吉三郎は歓迎をしました。
しかし、在勤の大使館職員は、岩畔の一風変わった経歴や、東条英機陸軍大臣に疎まれてワシントンに派遣されたという噂もあり、かなり複雑な心境でした。
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