うりもさんのスタエフから生まれた
『ウーリーと黒い獣たち』
こちら様々な人たちがそれぞれの妄想によって作られていく物語。
今まで何人もの方がスピンオフとして物語を書いていらっしゃいます。
その中の一人、ららみぃたんさんの作品
『渡る世間に巫女三人』
わたしが出演したいと志願して、急遽出演させていただきました。
中学までミーラーと同じクラスで、仲が良かった
コチョリーとして(ららみぃたんさんありがとう💖)
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劇団コチョザップ座に所属して、あちこち旅をしているコチョリー。
当然、あちこちの国の噂も耳にする。
その情報を持って『べしゃり屋』のおかみボーチャの所に顔を出すのだ。
「ボーチャ久しぶり〜」
「おぉ~コチョリーやん。久しぶりやなぁ〜。
なんかオモロイ話あったら教えてーや」
「お店大丈夫?」
「大丈夫に決まっとるやん。とりあえずここでグミでも食べながら話そうや」
「このグミな、疲れがとれるって評判なんよぉ」
「えー本当ですか?それはありがたいです」
「なぁ〜コチョリー、まだターリキィ語が喋れんのかい。なんかその話し方、調子が狂うねん。 毎回言っとるやん。もっとチャッチャと喋ってくれないと日が暮れてしまうわぁ」
「スミマセン。ターリキィ語が難しくて」
「まぁしゃーないかぁ。旅しているからなぁ。っで今回はどこに行ってたん?」
「ゲーン王国です」
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ゲーン王は、今日も双眼鏡でターリキィ王国の様子をうかがっていた。
「ゲーン王、お久しぶりです」
「おぉ~チョコリー、久しぶりやなぁ」
「何をされていたんですか?」
「ターリキィ王国から手紙が来たんや。協力して欲しいって言うから待ってるのに誰もけーへんのや。どないなっとんねん。」
「三人の巫女の雨乞いも全然うまくいってないんや。あれはアカン」
「たしかチョコリーは、ミーラーと仲が良かったやろ。雨乞いどうなってんのか見てきてくれへん?」
「ボーチャの所に行けば、三人の居場所は、すぐわかると思うで」
「ついでにウーリーの情報もお願いするわ」
「わしだとすぐに気がつかれるからなぁ。簡単に動けへんのや。ボーチャに見つかったら大変なことになるからなぁ」
「そんで河原にボーチャの夫がいるはずやねん。チョコリーはショウギー指せるやろ?ボーチャの夫はショウギーが強いらしいねん。勝負してくれへん?わしな〜前々から思っとることがあってな。河原にいるのは楽器の練習だけとちゃうと思うとるんじゃわ」
「それをショウギーを指しながら聞き出す作戦ですか?」
「そうや。簡単には話してくれないと思うんやけど。のらりくらりとかわされる確率が高いけどな。賭けや賭け」
「わかりました。挑戦してみます」
「では、また」
ゲーン王の頼みとあらば断るわけにはいかない。
ゲーン王には、色々と借りもある。
こうして
チョコリーはターリキィ王国に向かったのであった。