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自分に関係ないことなのに モヤモヤだけが残った話

いつもより5分ほど遅れて家を出た日の朝。

小学生の通学路になっている道路を運転中の話。


母さんが通ったのは、8時半過ぎ。

この時間に子供たちに会うことはない


はず


である。


しかし、


運転席の先には


ランドセルを背負ったまま橋の上で立ち止まっている小学生が。

急いで歩いていれば、何らかの理由があって遅刻かも〜と気にも留めなかったのだが、その子は動く気配がない。

こちらも運転中で、しかも9時に来客予定なので、遅れることはできない。



母さんの車が、その子に近づく。



見慣れない顔。



母さんが役員をしていたのは2年前まで。



交通安全母の会役員もしていたので、この辺のコースの子供たちの顔は、だいたい知っている。



黄色いランドセルではないということは、今年2年生になった子かもしれない。



その子を追い越してからも気になって仕方がない。



何か違う気がしたのである。



役員だったことも関係しているかもしれないが、無視することができなかった。



とはいえ、



小学校に顔を出す時間もない。



小学校は左折をする必要があり、中学校は道沿いにある。



用事もないのに中学校の駐車場に停車させてもらい、小学校に電話をかけた。



たぶんあの声は教頭先生だったと思う。



もしかしたらただの遅刻かもしれないが、心配だったので〜と状況を説明し、電話を切った。



夕方、スマホに小学校からの着信が。



知っている先生からだった。



その子は、やはり2年生だった。
登校班から外れて勝手にどこかに行き、班長を困らせていたり、公園で遊んでから学校に登校するような子だった。



学校から保護者に連絡し話し合った結果、毎日親が学校まで送迎することに決まったらしいのだが、それは最初の数日間だけだったそうだ。



その後は、一人で歩いて遅れて登校してきたり、今回のようにフラフラしていて、空いている先生が探し回ったりしているとのこと。



両親は共働きらしく、電話をしても通じなかったり、夜に先生が電話をして、送迎を頼んでも歩いて登校させるので大丈夫ですと切られてしまうので、学校側も対応に困っているとのことだった。



そういえば、雨の日に中学まで送って行く途中、一番最後だと思われる子供と校長先生が一緒に歩いているのを何度か見かけたことがある。



ボランティアのおじさんは、声かけをしながら毎日旗を振ってくれている。



春は、見守り隊という新入生のママさんたちが、一緒に登校している。



ただこれらは、登校時間にそこを歩いているのが前提の話。



今は、出席か欠席かもスマホ連絡である。



そこに出席するとの通知があり、登校していない子供がいれば、学校側も無視はできないだろう。



本当は、もっと強く保護者に言いたいのかもしれないが、このご時世。



なかなか難しいとのこと。



昭和の母さんからすれば、???がいくつもついたけれど、自分の子供が小学校を卒業しているので、色々と言える立場ではない。



ただ


モヤモヤが残っただけの話である。






















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