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アル・パチーノ出演 Amazonオリジナル・ドラマ 『ナチ・ハンターズ』(2020) 予告編

公開されたオフィシャル・トレイラーだと、アル・パチーノはジューイッシュ・アクセントというのか、ジューイッシュ・イングリッシュというのか、イディッシュを話す中・東欧からの移民のユダヤ人のかなり強い訛りで喋ってますね。70年代のアメリカ、とくにニューヨークあたりではこういう英語を話すユダヤ人は珍しくなかったんでしょう。さすがはパチーノ、上手いことは上手いが、ワザとらしい訛りは、最近の映画やTVドラマでは、あまり好まれない傾向があります。リアルというより、あえて外連味を敢えて狙っているのかも?

『マラソン・マン』や『オデッサ・ファイル』のようなシリアスなスリラーではなくて、タランティーノ風というか、大ヒットしたプライム・オリジナルのドラマ『ザ・ボーイズ』(2019)的なところを狙っていると予想しています。

クリエイターで脚本のデイヴィット・ウェイルという人、ユダヤ系アメリカ人で俳優出身のようですが、脚本家やクリエイター/プロデューサーとしての実績はほとんどない人。この人あまりに実績が無いので、 「ゲット・アウトのジョーダン・ピール監督が制作総指揮」という宣伝がされています。他の脚本家たちも普通にCBSやNBCの地上波ドラマの脚本を書いていたような人たち。演出はかなりの人気ドラマの演出を務めた監督達を集めているようなので期待できますが、正直言って、脚本のほうは、かなり心配です。まあテーマ的には批評家ウケしそうですが…。Amazonは批評家に酷評された『トゥー・オールド・トゥー・ダイ・ヤング』なんていう作品もありましたけど。

アル・パチーノのTVシリーズへの出演『エンジェルス・イン・アメリカ』(2003)以来の3作目。一度目は60年代の無名の頃。まあ、ほかにもHBOのTV映画に2本出ているのと、Netflixの映画『アイリッシュマン』は一応、劇場公開されています。

メイン・キャストのうちローガン・ラーマン、キャロル・ケイン、
ソウル・ルビネック、ジョシュ・ラドナーは実際にユダヤ系です。ルイ・オザワ・チャンチェンは父親は台湾人で母親が日本人。



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