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ここだけ30年前のヒットチャート(1994.06.07)

今から30年前のオリコンシングルチャート。父親がレンタルCD屋で借りてきたシングルをカセットテープにダビングして、それをラジカセで繰り返し聴いていた当時9歳。
では今週もさっそく見ていきましょう。


1 Survival dAnce~no no cry more~  trf
2 空と君のあいだに  中島みゆき
3 2つの願い  槇原敬之
4 夏を抱きしめて  TUBE
5 SWEET SILENCE  access
6 純愛ラプソディ  竹内まりや
7 夏が来る  大黒摩季
8 いつの日か  矢沢永吉
9 LOVE  TBOLAN
10 ドラマティックに恋して  広瀬香美

6月ですねぇ。さて来ましたよ、trf。初登場1位。当時のtrfというか『survival dAnce』の位置づけって、いわゆる陽キャの六本木のヴェルファーレやらのユーロビート・ディスコ・ハウスを大衆化しようとだいぶニュートラルにポップス化されたものって感じだったのかな。ライブ感というよりドライブ音楽に最適化されたもの?

いずれにせよユーロビートとJ-POPを見事に融合させた小室哲哉の手腕はすごいすね。ダンスといえばアイドルの役割みたいな時代に本格的なもの(ZOOとかいたけど)をしっかり組み込んで、さらにドラマタイアップ(この曲はそこまで影響なかったけど)。
90年代のテレビ時代を完璧に狙い撃ったtrfの快進撃がここから約2年続くわけですね。


そして、29位にはGLAYのメジャー・デビュー曲『RAIN』が初登場。

X JAPANのYOSHIKIがプロデュース、ロサンゼルスでレコーディングと最初期から結構な投資をされていたんですね、GLAY。
ブレイクはもう少し先ですが、ミディアム・ポップな良曲ですよね。
ただ、この曲久しぶりに聴いてみるとめちゃくちゃ変な構成だよなー。ピアノをエモーショナルに展開させていく術は今でいうとOfficial髭男dismぽさはあるけどね。
メジャーデビュー前のアルバム『灰とダイヤモンド』のピアノ・バラッドのヴァージョンよりさらに冗長で7分を超える曲。かといって転調するわけでもなく、途中に英詩のポエトリーリーディングが入ったり。

特に終盤はYOSHIKIのピアノが出しゃばり過ぎかな。いずれにせよ、モンスター・バンドGLAYが今週からスタートしましたね。


アルバムチャートはBLANKY JET CITY『幸せの鐘が鳴り響き 僕はだた悲しいふりをする』が初登場5位にきてますね。
このアルバム好きなんですけどもう10年くらい聴いてないですね。はよストリーミング解禁しないかなぁブランキー。

気になる曲があったらぜひ聴いてみてください。
ではまた。