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ここだけ30年前のヒットチャート(1994.07.26)

今から30年前のオリコンシングルチャート。父親がレンタルCD屋で借りてきたシングルをカセットテープにダビングして、それをラジカセ、カーステレオで繰り返し聴いていた当時9歳。
では今週もさっそく見ていきましょう。

1 Rusty Nail  X JAPAN
2 innocent world  Mr.Children
3 Boy Meets Girl  trf
4 瞳そらさないで  DEEN
5 世界が終るまでは・・・  WANDS
6 空と君のあいだに  中島みゆき
7 ライブがはねたら  NOKKO
8 早くしてよ  久宝留理子
9 Survival dAnce~no no cry more~  trf
10 真夏の恋  小田和正

X JAPANが2週連続1位。続くミスチルも変わらず。トップ10内の初登場が久宝留理子と小田和正。久宝留理子、人気ありましたよね。アイドル的要素を極限まで排除してミュージシャン模様(≒男性的なパワフルさ)を全面に出した売り方が90年代前半の女性ソロアーティストの鉄板でした。

さて、今週はアルバム・チャートを見てみましょう。

1 16th Summer Breeze  杏里
2 Voodoo Lounge  The Rolling Stones
3 the Name is...  矢沢永吉
4 終わらない夏に  TUBE
5 OH MY LOVE  ZARD
6 The Very Best Of ICE BOX  ICE BOX
7 Tierra  L'Arc~en~Ciel
8 SMAP 006~SEXY SIX~  SMAP
9 風の歌を聴け  ORIGINAL LOVE
10 TMN BLACK  TMN


アルバム・チャートの7位にはL'Arc~en~Cielの2nd『Tierra』が初登場。彼らの以後続いていくキューンとの長きに渡る契約のはじまりですね。聴いてみましょう。

初期ラルクのニュー・ウェイヴ、プログレやボサノヴァからの引き出しは今聞くとだいぶ新鮮ですね。自分はブレイクしてからの後追いだったから、当時は『Tierra』聴いても、「まあ、なんか暗い曲とかあって、地味」みたいな印象持ってましたけど、今はむしろ『DUNE』含めた最初の2枚が時計がぐるっと回ってシンクロしてる感じがします。

それにしても、体感ですけど曲の構成が複雑な曲が多いような気がします。あ、そこで一気にコーラス(サビ)じゃなくて一回ブレイクするのね、みたいなのが多い。『Blurry Eyes』でさえもそう。ある意味ソングライティングめちゃくちゃ凝って凝って凝りまくってた様子。

このnoteが続くならば、ラルクはこれから数年後、常連になっていきますね。


そして、2位にはザ・ローリング・ストーンズ『ヴードゥー・ラウンジ』が初登場。

ストーンズはとにかくライヴ・バンドとしてアウトプットし続ける姿は本当にすごいと思っていました。『ヴードゥー・ラウンジ』はストーンズとして真新しい音楽性を生み出した作品ではないかもしれないけれど、ブルーズにハード・ロックという彼らのルーツを金かけて良い音質で作ったということ、CD文化の浸透によって60分超の大作アルバムとして記録された一枚。そう、90年代は60分超のアルバムほんとに多かったですよね。

気になる曲があったらぜひ聴いてみてください。
てはまた。