見出し画像

ムズムズ脚症候群(レストレスレッグス症候群)は、日本では、100人に5人程度の確率で発症しているといわれ、女性に多くみられます。

ムズムズする場所は人により、あるいはそのときにより変わりやすいのですが、脚の奥の方に感じると表現されることが多く、場所は股関節から太腿、ふくらはぎ、脚の裏まで、様々な場所に起こるようです。

下記の4つの条件に当てはまるとムズムズ脚症候群と診断されることが多いようです。

①足の深部が痒い、ムズムズする、イライラする感じで脚をじっとしているのが辛い。
②横になる、椅子に座わるなど、安静にしたときに症状を感じやすい
③脚を動かすと違和感が楽になる
④夕方から夜にかけて脚の違和感が強くなる。

これらの症状が揃っているとムズムズ脚症候群と診断されるということなのですが、ハッキリした原因はわかっていません。

③の特徴のように動かすと楽になるということから、静脈の血流異常、エコノミー症候群に似たものではないかという説もあるようです。

東洋医学的にはこのムズムズした感じは「風」と表現されます。

「風」は空気が速く流れることです。身体では気が速く流れる様子を表しており、

気とは素粒子の振動のことでもあり、神経の電気信号もまた気です。

この気が速く流れるということは、神経の電気信号が速く流れているということで、この状態が「風」であり、これは神経が高ぶっていることを表します。

ムズムズが「風」であるなら、それは神経が高ぶっているということであり、神経の異常な情報伝達がムズムズの原因ということになります。

運動神経に不随意に高ぶりが起こり、過剰に電気信号が流れるとコムラ返りが起こります。

知覚神経に高ぶりが起こり、過剰に電気信号が流れるとムズムズ感が起こります。

神経の不随意な高ぶりが遠心性の運動神経に起こるか、求心性の知覚神経に起こるかで症状は違いますが、どちらも「風」=神経の高ぶりによって起こるということです。

さてこの「風」ですが、これは肝臓の気の高ぶりから起こるとされています。

肝臓の気の高ぶりは、怒り、イライラ、セカセカ、時間に追われる、締切に追われる、精神的プレッシャー、緊張、アルコール多飲、貧血などによって引き起こされるとされています。

つまりこれらがムズムズ脚の原因ということになります。
従ってこれらの原因を無くして頂くことが1番の治療となります。

また鍼灸では肝臓の気の高ぶりを抑えるツボを治療する、漢方であれば肝臓の気の高ぶりを抑える漢方薬を服用するということになります。

サイマティクスセラピーでは自律神経の調整やメンタルケア、肝臓の気の流れを調整する、脳の充血改善、貧血のケアなどの周波数を用いてセラピーを行います。

肝臓は上記の他に性的エネルギーを司るとも言われており、性的興奮とムズムズ脚が連動しているケースも少なくありません。
異常な性的興奮などがある場合もツボや漢方、サイマティクスセラピーでケアが可能です。

更にお子さんの疳の虫や発達障害、思春期のイライラなどでもムズムズ脚は起こりやすいものです。

これらに該当するお子さんで、眠るときに盛んに足を動かしたり、モゾモゾしたり、頻繁に姿勢を変えたりしている場合はムズムズ脚であることが多いので、このような場合には鍼灸や漢方など、東洋医学を行っておられるところでご相談ください。

ただ、これらのことは伝統的な東洋医学を行なっておられるところでしか理解して頂けません。もちろん西洋医学や心療内科ではご理解頂けないと思います。

伝統的な東洋医学をおこなっておられるところは「脈診をされているか」でおおよそ見極めることができます。

鍼灸や漢方薬局などでも脈診をされないところは上記のような東洋医学的理論はご理解頂けないので脈診をされているところでご相談ください。

お近くになければオンライン診断もおこなっておりますので是非ご利用ください。

https://cymaticstherapy.com/%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e5%af%be%e7%ad%96%ef%bc%81%e3%82%aa%e3%83%b3%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%b3%e6%9d%b1%e6%b4%8b%e5%8c%bb%e5%ad%a6%e8%a8%ba%e6%96%ad/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?