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【注文住宅#1】開放的なリビング(大きな窓)

我が家は注文住宅の戸建てである。
計画の過程、実際に暮らした感想を記載し、これから家づくりを考えている方の参
考となれば嬉しい。

12月に入り、寒さがますます厳しくなってきた。
我が家での早朝と夜の冷え込みも、体に堪える時期となった。
そんな時期なので、「開放的なリビング(大きな窓)」をテーマに記載する。

開放的なリビングのポイント(本記事では1を記載)

  1. 大きな窓

  2. 高い天井・吹抜け

  3. 間仕切り壁のない大空間

  4. リビング階段

1.大きな窓

「南向きのリビングで大きな窓からたくさんの日差し」開放的なリビングで思いつく典型的な内容である。
ポイントは”南向き”ということである。
リビングが南向きであるからこそ、大きな窓が生きるのであって、むやみやたらに
大きな窓を設置すれば開放的なリビングになるわけではない。
窓は住宅の断熱を考慮すると”一番の弱点”になるからだ。
北向きの部屋で大きな窓を確保すると日中の日差しによる壁面の断熱材への蓄熱は
期待できず、部屋内の熱を逃がし、外気の影響を受けてしまう。
北向きのリビングは異なるアプローチで開放的な空間を演出する必要がある。(そ
の内容は次の機会に記載)

南向きリングという前提を置いたうえで大きな窓を設置すると、日中は日差したっ
ぷりの明るい空間となる。
我が家も南向きリビング+大きな窓で計画した。
やはり、自然光が入る空間は気持ちよく、設備では対処できない最大のメリットで
ある。

しかし、デメリットもある。
それは、「寒さ対策」である。南向きリビングでも北向きと同様の悩みが発生する。(暑さ対策は次の機会に記載)
日中はメリットが盛りだくさんだが、夜間は寒さ対策を取る必要がある。

No1.窓・サッシ自体の性能をあげる

→ 複層ガラス、Low-Eガラス、真空ガラスなど断熱性能を向上される商品は多く
あるので、ハウスメーカーの標準仕様を確認し、
担当者に断熱性能について確認することが大事である。サッシも大事で、樹脂製のサッシは熱伝導率が低く、断熱性が高い。

No2.カーテン・ブラインドの遮熱性をあげる

→ 「レースカーテンは意匠性を重視、ドレープカーテン・ブラインド・ロールス
クリーンは機能性を重視」が私の持論である。
日中でも閉じることが多いレースカーテンは自分好みのデザインを優先し、機能性は限定的で問題ない。
 一方で、夜間に閉じるカーテン・ブラインド・ロールスクリーンは遮熱性が高い、厚手の物をおすすめする。
ハニカムシェードといった、より遮熱性に優れている物を選択するのもオススメである。

No3.メリハリのある開口部計画

→ 南向きに大きな窓を確保したら、その他北・東・西向きの窓は必要性を十分に
考慮する必要がある。
窓を設置することで発生するデメリット、工事コストの増加、断熱性の低下、メンテナンスの必要性を理解し、そのうえで、窓を設置する目的を整理すれば納得感が得られずはずだ。

今回は「窓の計画」について記載したが、大きな窓・南向き以外の窓を確保できる
というのは大きな戸建て住宅のメリットでもある。
注文住宅に正解はない。
自分自身の思いをかたちにすることは素敵であり、自分の思い入れがあれば「まさ
に住めば都!」なのだ。

「そんな考えもあるんだ〜」程度で気軽に記事を読んでいただければ幸いである。

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