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ドットの使い方を練習する。

この記事はMuscatさん主催のドット絵アドベントカレンダーに向けて書いたものです。が、大した技術も知識もないので箸休めデイです。

他の参加者さんの記事も漏れなく面白いのでぜひ覗いてみてね!!


ぼくの話。

とか言いながら長くなっちゃいそうなので気になるところだけ読んでね。

インターネットエデンという名前で何かしらの創作物を描いています。思い付きで100日間絵を更新し続けたり、グッズを作ったりしています。

絵以外は近藤永理として活動しています。これは絵以外なので近藤永理がインターネットエデンにまつわる記事を書いているということにしておいてください!!!!!!!!!!!!…はい。

ドット絵をすきになって6年が経ちますが、本格的に描き始めたのは1年前とかでまだまだ全然ひよっこです。なので、すきなドット絵の話とかアーティストの話は無限にできるのですが、いかんせん自分のこととなるとからっきしです。なので、これも自意識過剰ぽくてそわそわしながら書いています。

創作ばかりの人生
幼い頃から絵を描くのがすきでした。幼い頃から絵の上手い友達がいました。自然と絵が上手くなることを諦めていました。実際コツコツ努力をするのが苦手でスキルはないのに、観察する力はありました。

絵は上手くないなりに、気持ちを伝える手段として大きくなっていきました。ぼくはそれで十分でした。お笑いや音楽のライブレポ、書き残したりするのに必要なのはスキルではなく愛だったから。

水彩、鉛筆、ペンデジタル、一通り家でできることはやってみて、ドット絵に出会いました。最初は描き込めない引き算の画材に嫌煙していました。思い通りの線が引けなくてもどかしい気持ちになりました。

絵と向き合う
ドット絵の作品に興味を持って、それでもしばらくは自分はみてるだけで良いと思っていました。プレイヤーでなければ好き勝手言えるから。そんなあるとき、すきな作家さんから「描いてみなよ。待ってるよ。」とお言葉をいただきました。

そこからぼくは絵が上手くなりたいという気持ちと向き合いドットという画材を手に取りました。物をなぞる事、写す事が苦手で見たままをかけない、日を跨いで同じ作品に向き合えない。そんなぼくがそこから100日ずつ練習し始めたその中での話をします。

日々実験 n日目の絵たち

毎日何かしらをアップロードする事で、日々の進化は見えなくても一ヶ月、半年単位での記録になると考えました。すみませんかっこいいこと言いたくなりました。ここからはほぼステマみたいな話。アンダーラインのある語句にまつわるドット絵のリンクが貼ってあります。どこかのゲームみたいに分岐が発生するわけではないので悪しからず。

本題!実際には最初からそんな大層なことは考えていなかったのですが、2週間経った頃からとにかく続けてみようと思うようになり、一ヶ月経つ頃には100日間は頑張ろうという気持ちと同時に練習に目的をしっかり持ち始めました。

練習は現在大きく分けて5タイプ
抽象画系(64px ~128px):ドット絵の抽象画ってあんまりないだろうなという思いつきで書き始めたタイプです。
今の気持ちを色で表すとどんなカラーコードになるか、それに合わせる色はどうか。自分のすきな色の組み合わせ描いていて落ち着く構図、手癖などがモチーフという情報なしでアウトプットできるので自分の内側の整理ができます。最近はそれがわかってきたのでモチーフやアイコンにまつわる抽象を背景として一緒に描いていたりします。

人物系(96px~128px):最近は人を描くとなるともっぱら128pxです。顔のディティールがはっきりするので…96pxだとこんな感じ。
女性の丸みをいかに表現するかということを念頭においた練習をしています。そのためなるべく全身が収まるように描いています。キャラクターやモチーフ、背景などに注力して描くときはバストアップなどが多いです。

生け花系(64px ~94px):元々少しかじっていた時期もあって器に花を生けるという行為をドットでやっています。生け花にも多少ルールがあり、教わっていた流派を意識しながら描いています。
①点は線に、線は面に、面は塊に。点を魅せたければ、目立たそうとしてたくさん置いて線にしないように!という具合。見せたい物を引き立たせるために余計な情報は入れない。
②左右対称すぎないこと。空間を空間として使う。
③足元の剣山は隠す。(ドットに剣山もクソもないんですが…)
この3点を意識して一つ一つどんな花を挿すかしっかり想像しています。

モチーフ系(32px ~96px):この辺りからドットならデッサンが苦じゃないかも!と思いつきモチーフの写真をしっかりみながらドットに落とし込むという練習を始めました。
単色のもので形がやや複雑なものから練習を始めました。物のデザインをもう一度よく見直すことで新しい描き方や表現方法が見つかったりします。最近では1bitでの再現にも挑戦しています。こちらはトレスではなくあくまでみながら描き込むのがメインです。

写実系(96px ):100日練習を始める前にやっていた物を小さくして練習に落とし込んだ物です。と言いながらこれ系はあまりできてないのですが、これからやっていきたい!という戒めを込めてかきました。こちらはトレスがメインで写真から情報を引いていく力を培います。スポイトをするとこんな色を使っていたのか!とびっくりすることがあります。個人的には明度さえあっていればなんとなく物の輪郭は浮かび上がってくるような気がしています。96pxに無理やり落とし込んでいますが、これからもっとしっくりくるものが出てくるかもしれません。

まとめ

現在はそれらを組み合わせたものだったり、技術や手法の試行錯誤を行なっていたりします。
こだわりは色数を最大でも8色前後で収めたいという気持ちや、ドットの粒感、作為的なドットの置き方と偶発的な自然の流れの中間、自分が引いていて気持ちの良い線、納得のいく色遣いを大切にすることです。


100日間の合間に休憩を挟むのは「本当に美味しいラーメン屋さんは24時間営業はしない」という誰かの言葉から来ていて、アウトプットばかりでは元の気持ちやこだわり、技術などが疎かになってしまうと考えるからです。
インプットをし、準備する時間があるから万全に練習ができると信じています。


まだまだひよっこですが、インターネットエデンをよろしくお願いします!


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