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社長メッセージムービーの舞台裏

皆さまこんにちは!サイチャレ事務局です。

いわゆる「スタートアップ支援」とは一線を画すサイチャレ。サイボウズはなんのためにこのような支援を始めたの?というご質問をいただくことがあります。その答えになりそうなのが、Webサイトに掲載した社長メッセージです。ご覧いただけましたでしょうか?

サイチャレの構想はもともと青野が発案したものなので、その想いを語ってほしい。できればムービーにしたい。
わたしたちはそう考えて、青野のGaroonスケジュールに「サイチャレ動画撮影」と登録したんですが、それは動画撮影日のわずか6日前でした。とはいえ、全社員のスケジュールがオープンに共有されており、たとえ社長でもスケジュールに空きがあればお伺いをすっ飛ばして直接登録できる風土なので、なにも問題はありません。
それと並行して社内の撮影スタッフに依頼して、会議室を調整して、語ってほしいスクリプトを用意してと、バタバタと手配を進めて、なんとか当日を迎えました。

日本橋オフィスのHOUSTONという会議室を使っています。

忙しい青野を確保できた時間はたったの30分間。構想を出した青野ですからもちろんサイチャレの概要は理解しています。しかし運営側がこの動画でなにを伝えたいのかを正確に理解してもらわなければと、まずは話してほしいことを事前打ち合わせしました。

語ってほしいことはこの4点でした。
①なぜこの事業をはじめることになったかという経緯
②自分の経験
③今の組織の姿に対してどう思うか
④他の企業で行う支援とのちがい

それぞれのトピックに対しての概要とともに渡しました。10分ほどその内容を確認していざ撮影へ。そのタイミングですでに持ち時間の半分が経過していました。間に合うのか?!

スクリプトの読み合わせ。さのぴーの準備も万全です。

いちばん時間がかかったテイクは、「Cybozu for Challengers」という正式名称がスラッと言えなかった①の経緯のパートでした(笑)。
でもいちばん議論を重ねたテイクは、②の自分の経験から③の今の組織の姿に対してどう思うかにかけて。青野自身が苦労した経緯がベースなのでエピソードには事欠かないだろうとは想像していましたが、熱く語り始めた内容は「社員が辞めていく」「バラバラに」「もう一度チーム一丸となりたい」「100人100通りの働き方が必要だった」。経営者としては、そこがもっとも辛いポイントなんだ!と新鮮でした。
ただそれはサイチャレの支援のうち「チームワーク研修」に直結する内容で、サイボウズの軌跡にはグループウェアによる情報共有が不可欠。サイボウズが変われたのはツール(基盤)とメソッド(使う人)との両輪があったからということをうまく伝えてもらいたいとお願いしました。
その要求に即対応できるのが、本番に強い青野です。サイボウズでの経験は、サイチャレがあったならどのように解決できそうかをコンパクトに説明した内容になりました。
ただ、それでも熱く語りすぎて「さのぴーの編集が大変だよね(笑)」とのことでしたが。(ちなみにさのぴーはたった2日で初稿を仕上げるというマッハ対応!ありがたい・・・)

ラストのテイクはカメラ目線で、皆さんへのメッセージをとお願いしました。熱意が皆さまに届きましたでしょうか?

かなり急なお願いに快く応じてくれた青野さん、ありがとうございました。皆さまにも、サイチャレは青野の思い入れの強いプログラムだ、ということが伝われば幸いです。

サイチャレを企画している永作(左)と岩下(右)も加わり、最後に記念撮影。