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サイボウズ式とわたし「憧れの企業とファンメディアへの集合知。それは僕が望んだ互いに信頼し合える場所」

#サイボウズ第2編集部 の ちゃんぽん(@cyanpon) と申します。僭越ながら、「サイボウズ式とわたし」という リレー式の note に参加するため筆を執りました。どのような経緯で第2編集部に入ったのか、 #サイボウズ式第2編集部 はどんな場所なのかを、これまで実際に体験したことを時系列でご紹介できたら幸いです。少しでも #サイボウズ式第2編集部 のことを知る機会になることを切に願います。

その前に、僕がどんな人生を歩んできて、今の自分に辿り着けたのか 簡単ではありますが ここに示しておけたらと思います。

コミュ障だった幼少時代、社会人になって知ったスポーツの素晴らしさ

子供の頃は 運動が嫌いで見た目もパッとせず、同級生とも打ち解けない 貝殻を被る内気な少年でした。ただ、絵心はあったので 言葉数が少なめの友達や、気遣ってくれる女子とは心は通じ合えてました。そういう希少でクローズドな関係が、僕の根底にはずっと根付いていたのですが、親に勧められて入部した軟式テニス部に入ると、自然と部員同士でコミュニケーションする機会も増し、友達の数も それに乗じて増えていきました。

それから、進学するには至りませんでしたが、大学受験を経験した後、その流れで校技専に入学すると、情報処理という技術分野が今後、日本や世界の未来を明るくするであろうことは容易に想像できました。それが現在の自分の礎になっていると思うと間違ってなかったように思えます。そして、社会人になった僕は、テニススクールに通い、週末は 乗馬倶楽部や、スキューバダイビングといった通常では味わえない体験に どっぷり浸かってました。

人生の転機と、鬱になって生きる機会を見失った時間

NECという高度成長期バリバリのメーカーに勤務していたものの、あくまでも下請けという立場で仕事をしていたため 一寸先は常に闇だったのです。12年経ったある日、「このままだとヤバい。」と ふと思い至った僕は、WEBに関わっていれば 食いっぱぐれ しないだろう と安直な考えで WEB制作会社に 異業界転職を行います。

また、転職する前に、地元埼玉のスキューバダイビングのお店で知り合った嫁と結婚すると、男女2人の子供を授かり、順風満帆な家庭を築いてました。そうした中で、状況が一変する出来事が起こります。WEB制作会社で切り盛りしてから 4年後、当時 渋谷で勢いのあったベンチャー企業で、アプリを作ったり、クリエイター向けのHUBを作ったりしながら、終電間際まで業務をこなす日々を過ごしていたのです。

職場に脚を運ぶのを拒んで自宅で仕事をするようになっていた僕は、気付かない間に 抑うつ症状になっていました。心療内科で そう言われた時、心の中に宿っていた闇が一層黒くなるのを感じ、何も考えることを止めてしまったのです。

七転び八起き 求職に失敗してもブレない、取り戻した自分の生きがい

一度 考えることを止めてしまった脳は、そう簡単には 思考回路を正常に戻せません...  とにかく、雨が降ると家にこもり、朝起きるのが辛い。布団から出る頃には、夕方ぐらいになっている日もありました。とてもじゃないけど生きている実感が湧くはずもなく、一度は 休職して心身ともにリフレッシュ出来た時期もあったけれども、状況は想像以上に深刻で、つかの間の喜びしか生みませんでした。

『家族にこれ以上迷惑は掛けられない。廃人にだけはなりたくない。』

その意思に思うがままに、ストレスケア病棟のある施設へ入所します。そこに脚を運びながら、規則正しい生活を送り 適度な運動をこなしました。同じ境遇の仲間と同じ時間を過ごせたことが、何よりも心強かった。

そんな矢先、「服薬」という負のスパイラルから抜け出せないまま 志した転職も、やりたいことと行動が伴わないまま 棒に振ってしまいます。(このまままでは 自分が駄目になってしまう。)藁をもすがる思いで応募した 何気ない "広告運用のディレクター募集" の求人が、その後の僕のビジネスのキャリアを、コミュニティの色を象ったグラデーションを決定づけました。

「石川さんには、広告の運用ディレクターなんかよりも、もっとやって欲しいことがあるから。そのコアメンバーとしてチームに加わって欲しい」そうオファーを受けると、飲まないといられなかった薬も一切止めました。

互いに、日本ディレクション協会 に関わっていることが きっかけで、誘ってくれた人事の目に留まったようでした。今思えば、これこそ コミュニティの原点 のような気がしていて、思い出す度に涙が溢れるのです。

リーダーシップを加速させた カブスカウトの慈善活動、深まった保護者同士の絆

娘が小2になってから入会した さいたま第218団のスカウトでの活動も、今の僕にとっては なくてはならないコミュニティのルーツになっています。一般的に ボーイスカウトは、小学校6年~中学校3年までが対象となっていて、カブスカウトは その下の世代 (小学校3年~小学校5年) を差すのですが、保護者の協力なくして成り立たない有志の団体≠ボランティアということを知った時は、ハトが豆鉄砲を食らったように頭の中の何かが弾けました。

隊をまとめるリーダー陣、それを後方支援する団委員、そして 各組毎に子どもたちをファシリするデンリーダー。それぞれの役割を保護者同士で決めながら、子供たちをコーディネートしていく大事な存在です。

218団は、埼玉県のカブスカウトの団体の中でも、40名という 特に人数が多い団に含まれます。その子どもたちをリードするデンリーダーの役割を、昨年 (2018年) の3月に行われた保護者の懇親会の席で、「石川さんにお願いしたいのです。ただ、勝手に決めつけちゃ悪いので本心を聞かせて下さい。」と、リーダー陣から ご指名を受けたのでした。

開口一番、『あ、はい。やりますよ。』ぐらいのスピード感で答えてたでしょうか。お酒を飲んだ勢いもあったかもしれませんが、その場の雰囲気で大体予想はできました。その時 思ったんです、こんな近くに信頼できる仲間が沢山いるんだなと。色々救われた気持ちになりました。

「1年間掛けて子どもたちの成長を見守ることにしよう。その中で、一緒に成長していけたら 何て素晴らしいことだろう。」

僕が担当した組の子たちは、とにかく意思疎通もバラバラで、互いの個性が突出している やんちゃな子たちばかりが揃っていたけれども、夏のキャンプ合宿では、最優秀賞を頂いて、組長もMVPを貰いました。こんなに嬉しかったことは過去に一度も無く、本当に感無量の出来事でした。

年次カンファレンスの実行委員を経て加速していくコミュニティという沼の中へ

この1年、コミュニティという名のクローズドな世界に関わり始めたきっかけになっているのが、半年を境に行われる数々のカンファレンスの運営側へのコミットでした。3~4年ぐらい前から定期的に当日スタッフとして参加していたイベントやカンファレンスを振り返ってみると、皆んなそれぞれの想いを胸に必死になって頑張っていて、自分も同じ姿を照らし合わせていたのだなあと感慨深くなります。

昨年、初めて実行委員という立場でカンファレンスの運営に参加したのが、9月に開催された WordCampTokyo2018 という、世界規模で行われている WordPressの祭典・東京編。毎年秋、ベルサール新宿グランドコンファレンスセンターで行われていて、現在は羽田から新潟、大阪まで至るところで開催されています。今年も11/2(土)、セッションデイのスポンサー班として、34社もの企業様と一緒にブース内を盛大に盛り上げました。多くの参加者にご来場頂き、ただ感謝感謝でございます。

また、#JBUG という Backlog(*ヌーラボ社が提供する課題管理ツール)のユーザーグループ会があり、こちらの年次イベント Backlog World 2019 にも関わらせて頂きました。ノベルティ班ということで、Tシャツの種類や色味、来場者の方々に喜んで貰えるグッズの選定から手配まで、皆んなで議論しながらオンラインで推し進めていくスタイルもこの時から既に浸透していた気がします。そんなプロジェクトマネジメントが主体となるBacklogのお祭りも、令和2年のうるう年 2/29、大崎ブライドコアホールで開催されます。今回は広報・集客班として、イベントの魅力を伝える役割を担っています。

そして、ひとつのサイボウズ式Meetupが #サイボウズ式第2編集部 への扉を開けてくれた

僕が #サイボウズ式第2編集部 に入ろうと思い至ったイベントが、昨年の11/16に行われた『サイボウズ式✕Wantedly 2拠点ワーク 地方✕副業 を語ろう』の地方移住やリモートワークについて語り合う サイボウズ式Meetupでした。

当時、3年程同じ職場にいながら成果の見返りもなく、同じ給料同じ職務を淡々とこなしている自分に嫌気も差して、そんな自分も嫌いだったのをよく覚えています。給与を補填したい。違った角度から色んな仕事に関わるのも今後のことを考えると有効だろうということで、副業やパラレルワークを目指していたのです。6月頃に個人事業主として開眼すると、人と人との繋がりをより重要視するようになりましたし、自然と横の繋がりも意識するよう心掛けるようになりました。

ついに念願の #サイボウズ式第2編集部 に入部が決まる。

成果が認められない窮屈な働き方に囚われず、色んな人と関わりをもってGIVEの精神を交えながらお互いを尊重し合う社会そうすることで見えてくる必要とされる未来。市場価値を見極めるのも大事だけれど、もっと身近にいる存在ひとりひとりを知る機会を増やすことこそが自分を活かすことにも繋がると気付かされました。#サイボウズ式第2編集部 は、まさにそういった自分と向き合う時間に溢れている場所だったのです。

忙しいときは無理に参加しなくても良い。ROM専で聞いているだけでも許してくれる。心理的安全性が担保されているからこそ素敵な仲間たちといるだけで楽しい。#サイボウズ式第2編集部 に入ってコミュニティの本質に近づけた瞬間でした。

#サイボウズ式チーム本 が与えてくれた(皆を巻き込む)コラボレーションの渦中

ある時、サイボウズ式編集長の藤村さん(@saicolobe)が、ご自身で書き下ろされる初めての本『未来のチームの作り方』のゲラ刷りを、サ式に関わっているメンバー全員で試し読みしてブラッシュアップしていこうと仰った。衝撃的でした。普通では考えられないことがこのコミュニティでは可能なんだと気づきを得ると共に、自分起点で発信することでフォロワーシップを付ける資格も得られることを学びました。

チーム本を中心に色々と企画やコンテンツが動き出したのも、この頃からでした。#サイボウズ式第2編集部 の色んな個性と特徴がぶつかり合って沢山のシナジーが生まれた楽しかった記憶です。本屋のPOPとかも考えましたね。

自らコンテンツを起案して、関心のあるものには自分から飛び込む勇気

#サイボウズ式第2編集部 に入ってから、それまで体感したことのなかった部分を感じる変化があったとすれば、率先して何かを動かそうとする推進力皆と何かを一緒にやろうとする巻き込み力今あるものに対して何か組み合わせて面白くさせる展開力でしょうか。『サイボウズ式を盛り上げよう』という大義名分の中、1年ぐらい前に発足された「#サイボウズ式第2編集部 」というサイボウズ式のファンコミュニティでありながらも、サイボウズ式で実際にやられている企画の仕方からコンテンツの落とし込みまでの一連の流れを、コミュニティの中に取り入れているところに凄い感銘を受けました。

オンライン上の発言も、Facebookグループや、Slackではなく、自社製品のkintone上で行えるよう全部 用意されていて、その中でメンバー間のやり取りが発生する訳だけれども、特に強制するのでもなく、ゆる~く繋がっていられる状態を第2編集部では暗黙知で許されています。今動けるメンバーでサイボウズ式を盛り上げていく。動けないメンバーは遠くから応援してくれるだけで良い。そういう構造が自然と成り立っていることこそが第2編集部の魅力であり 且つ 自走化して回っている証拠でもあります。

僕自身、藤村さんのチーム本をきっかけとして数あるイベントをお手伝いしたり、企画にも乗っかってきました。その中で感じたこと気づきを得たことは数あれど、『本当に楽しかった。』ということが先ず第一声にしか出てきません。これは本音であって建て前ではなく、今まで体験してきたことでは感じえなかった達成感でした。

また、嬉しいことに 隠れたファンを掘り起こせる ということ。こういったイベントをファンとの距離を間近に打ち出すことで、サイボウズ式をファンメディアとして認知させることに繋がるのだなあとしみじみ感じたのです。

7月12日に行われた "これからの「コミュニティ」と「企業」の在り方を考える" 会は、めったに見られない企業間の同世代トリオが語るとても印象深いものになりました。参加して頂いたエビさん(@Ebihara_Yuko)、モーメントお作り頂いてありがとうございました~。

朝渋とのコラボイベントは、とてつもなく悔やまれるのですが、結果的に早起き出来ない家族環境のため会場探しのお手伝いをした程度でした。アプローチしていた先が BOOK LAB TOKYOさんだったというのと、コラボする相手が 常日頃ご利用されている朝渋さんだったというところで、上手くまとまった感じがあります。

#snackbarflat で行ったスナックバーも感慨深いものでした。コミュニティこそスナックとの親和性が高いと分かったことだけでも収穫です。#waseisalon 主体で行った 7月12日の再演も この学芸大学駅前の花たこ屋さんで行いました。

この #宇宙ボウズ のイベントに限っていいますと、現職場の上長が偶然にもいらっしゃってびっくりしたことがありました。同僚もその場にいたようで... 何というのでしょう。不思議な結びつきもあるのですね。

#サイボウズ式第2編集部 は これからどこへ向かうのか

今、#サイボウズ式第2編集部 は早いもので過渡期を迎えようとしています。新たに迎えるメンバーはひと段落して、これからどこに向かうのか 改めて課題を深掘りしながら、次のステージへ進もうとしています。2年目をこうやって立ち会えること自体 新鮮ですし、コミュニティと正面から向き合う姿勢を忘れずに自分自身を見つめ直す時間も作れたらと強く感じています。

僕もオンボーディングメンバーとして、新たに受け入れる体制を整えながら、(出入り自由という訳ではなく)違和感なく出ていけるような環境作りも必要ということは班長である赤松さん(@akamatsusho) 含め周知のとおりで、これからも しばらくは 宿題が 片付かない状況が続きそうですw

おわりに

来年に向けて、僕は #Nサロン新聞部 とのコラボ企画を起案していて、1月に行う予定の #サ式合宿 の幹事のひとりとして色々とサポートしています。新たに職場の同僚や、関西方面の常連の方も巻き込みながら これからも #サイボウズ式第2編集部 との関わりは続いていきます。#サ式ラジオ にも登場できることを夢に見ながら ここに筆を置きたいと思います。

#サイボウズ式第2編集部 の皆さん、最高に輝いている人たちばかりです。これからも お手柔らかに 末永くお願いします。ご覧になって頂いている初めての方も本当に長々とお付き合い頂き有難うございました。微力ながら #サイボウズ式第2編集部 の魅力が伝えられることが出来たら幸いです。

読んでいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは、「サイボウズ式第2編集部」の活動費に当てさせていただきます!