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Clarityレポート 〜デザインテクノロジストを名乗ることになった話〜 #CybozuDesignPodcast

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オープニング(00:00)

おーじ/Hello everyone ! I’m your host Oji from the design&research team at Cybozu. In this podcast, we casually taking about what we do as a designer and researcher. We will show you what's going on in the Cybozu design&research group. We focus on design, research and accessibility as well as our team members and what our team looks like.

おーじ/はい、いきなりちょっと英語でびっくりした方も居ると思うんですが、今回はですね、ちょっと新しいメンバーを呼んでいて、実はそのメンバーとですねClarityというですね海外のデザインカンファレンスに参加してきました。彼女もバイリンガルということで、ちょっと今回は英語でイントロさせていただきました。さて、今日のゲストはですね、Amiちゃんです!

おーじ/ Hello, Ami-chan!

Ami/Hi! Thank you so much for having me here today. I'm so excited to be talking at podcast.

おーじ/はい、ということで、皆さんAmiちゃんですよろしくお願いしますよろしくお願いします。ではですね、ちょっと軽くAmiちゃんからご紹介のほうお願いします。

Ami/はい、はじめましてAmiと言います。サイボウズのkintone開発のフロントエンド刷新のチームでデザインテクノロジストとして最近は活動しております。今日はよろしくお願いします。

おーじ/はい、よろしくお願いします。どうですか?ちょっと初めてですけど。

Ami/本当に初めてです。ポットキャスト自体、本当に初めてなんですよ。

おーじ/どうですか、緊張してますか?

Ami/めっちゃ緊張してる。もう声の震えが今伝わってるんじゃないかってめっちゃ思いますもん(笑)

おーじ/そんなことない、そんなことない。僕もね久しぶりのホストで、ちょっと緊張してますけど、ありがとうございます。

Clarityとは?(01:44)

おーじ/まあ、僕たちClarityに参加してきたんですけれども、Clarityってなんだっていう人たぶんちょっとまあ多いと思うので、ちょっと軽くClarityの説明を僕からしますね。

おーじ/Clarityっていうのはですね、デザインシステムのカンファレンスです。2016年に始まって以来、毎年開催されています。開催される場所はサンフランシスコ、ニューヨーク、アメリカですね基本的に。2020年からオンラインという形になってます。なので、僕たちも今回はですねオンラインで参加させてもらいました。デザインシステムのカンファレンスということなので、製品の開発とか、実装とかそういう話もメインがあるんですけれども、基本的にはですね、良いチーム作りっていう文脈で語られるセッションが多かったかなという印象です。Clarityのウェブサイトにもですね、Clarity is a design systems conference focused on how we work together.っていう感じですね。How we work togetherですよね。どういうふうにチームとして働くかみたいな、どいうふうにシナジー出していくかとか、そういう話が多いです。Clarityの哲学ですね、デザイナーとかエンジニアこの間でのこの協業とか、まあ多様な個人のコラボレーションみたいなのが理念なので、今回ちょっとメインで出てくるんですけど、デザインテクノロジストとかいう言葉、デザインとエンジニアつなぐとか、まあそういう話が出てきています。どうでしたかね?参加してみて、Amiちゃん。

Ami/いや、こういう大きい海外のカンファレンスに参加したのが、そもそも初めてだったんですけど、よく知ってる名前の企業さん、例えばPinterestとかAirbnbみたいなところで働いている方々が、こういうデザインシステムっていうものにフォーカスして、チームで働くこととかプロダクト開発みたいなところの話を聞けたのはすごい面白かったですね。

おーじ/確かに。結構名だたる会社も多かったし、ただ発表してくださってるス
ピーカーの人たちは、全然こう、大きな企業から、小さい企業の人とか、いろんな人が多かったですよね。なるほど。

アメリカから送られてきた素敵なノベルティ(04:02)

おーじ/実際にその面白かったセッションとかいくつかあるので、それについて話していきたいなと思うんですけど、ちょっとその前にですね、ノベルティがあったか無いとか。

Ami/ありましたよとっても豪華なのが(笑)

おーじ/Clarityさんからのノベルティ。僕受け取れなかったんですよ。何が入ってた?

Ami/アメリカから綺麗な箱が届いたんですよ。

おーじ/綺麗な箱が。

Ami/しかもパンパンに入ってて、もうはち切れんじゃないかなっていうぐらい入ってたんですけど。帽子、Clarityのロゴの入った帽子とか、Clarityのロゴのトランプ。

箱にパンパンに入っていたノベルティたち
Clarityのロゴが入った帽子、トランプ、ピンバッジ

おーじ/トランプもあったの?!

Ami/そうそうそう。とか、ピンバッチとかも入ってましたし。

おーじ/まじか。

Ami/そうそう。Clarityって3日間のカンファレンスなんですけど、一日一個ずつお菓子とお茶がありました。ハーブティーがあって。

おーじ/そうなの?!スナックとかもあるんだ。

Ami/スナックもあって、茶漉しもちゃんとついてて。

おーじ/そうなんだ(笑)

Ami/何の準備もいらずにみんな楽しめるように。

おーじ/それがあれば3日間視聴しながら楽しめるみたいな。

Ami/そう。しかも可愛かったのが、Clarityって名前じゃないですか?お茶のハーブティーのラベルに、ClariTeaがお茶のTeaで書いてあって可愛かったです(笑)

ClariTeaと茶漉しとスナック

おーじ/可愛いな(笑)Teaだったんだね。

Ami/そうそうそう(笑)あとは、最近の海外のカンファレンスっぽくてすごくいいなって思ったのは、名札が入ってたんですよ。実際に自分のわたしの名前が書かれた名札が届いたんです。

自分の名前が書かれた名札と、自分を表すキーワードがプリントされたシール

おーじ/名札が、なるほど。

Ami/「Ami」って書いた名札が届いたんです。それもすごく嬉しかったんですけど、参加オンラインでも参加している方感があって。

おーじ/いいねそれ、一人ひとり違うってことだもんね。

Ami/そうですそうです。ちゃんと自分の名前が入った名札が届いたんですけど、その名札にいろいろ自分を表す言葉を張れるちっちゃなのシールが届いたんです。そこにはShe/herとか、He/himみたいな、Pronounも書いてあったりとか、自分のフォーカスしている領域、DesginとかOpsとかAccessibilityとかDevみたいな、あったりっていう感じで、自分を表せるシールを貼って名札をカスタマイズできるみたいなのも入ってましたね。

おーじ/コミュニティー、参加しているメンバーと話すみたいな時間とかもあったから、そういう時はね、こう自分の名札を使って自分を表すみたいな感じで。なるほどな。僕のパッケージはどこに行っちゃったんですかね?

Ami/アメリカ帰っちゃった(笑)

おーじ/郵便局から来てて、電話来てて再配達をお願いしようと思ったら、「もうアメリカ戻ってますねー」って「アメリカ戻っちゃったかー」っていう。だからもう手に入らないんですけど。

Ami/とても素敵なデザインで、豪華なノベルティ。

印象に残ったセッション(06:58)

おーじ/ありがとうございます。じゃあ、実際にちょっとまあ、僕たちも参加参加してきたので、セッションにそれについてちょっと話していきたいと思います。僕の方からちょっといくつか簡単に紹介した後に、今回ちょっとメインで話したいデザインテクノロジストっていうロールについて、Amiちゃんと話せればなと思ってます。

おーじ/はいでは、まず1つ目めなんですけど、参加したセッションの一つですね。Dysfunctional Systems: Digital Products and Addiction デジタルプロダクトと中毒性っていうタイトルだったんですけど、これは本当にユーザーが好むものが本当に正しいのかっていう、そういうメッセージで、デザイナーの倫理観みたいなところに訴えるような内容だったんですけど、やっぱりSNSとか基本デジタルサービスになると、どれだけユーザーが使ってくれてるかとか、どれだけ長い時間ユーザーがサービスを使ってくれてるか、そういうところ多分考えるのが当たり前だなと思うんですけど、そこら辺プロダクトがもたらすカスタマーの影響みたいな、もう一回立ち止まって考えるべきじゃないっていうふうに言ってますね。

おーじ/そのやっぱり依存するっていうところは、本当まあ、個人の選択だと思うんですけど、依存するかしないか。だけど、それを取り巻く環境とか社会的な要因も勿論あるよねっていうところで、実際にそのサービスを作っている人、そのエコシステムを作っている人デザイナーは多分、それの一人だと思うんですけど、そういうデザイナーとしてもそういう意識を持つ必要があるよねっていうところでしたね。僕たちもユーザビリティテストとかして、ユーザーのエンゲージメントとか測るとは思うんですけど、使ってくれてる瞬間だけで、なかなか生活全体の影響っていうのがなかなか測れないので、そこらへんは考えさせるような内容でしたね。

おーじ/まあ、僕たちの会社サイボウズはBtoBなので、C向けの製品とは違って、そこまで中毒性というところを設計の中にいれたりとかはしないと思うんですけど、本当にBtoBの業務の効率化とか、そういう価値以上のものを求められるようになってくれば、自然と中毒性みたいなものを入れちゃうかもしれないし、でも世の中にはまあそういうサービスも実際あってどういう影響を与えているのかっていうのは、そういう倫理観ちょっとデザイナー持っておかないとなとちょっと反省しましたね。とかいう中毒性の話だったりとかですね。

おーじ/もうひとつクロスデバイスまあ、デザインシステムの未来みたいな形で話されてたんですけど、クロスデバイスって言葉、僕もしっかりと聞いたことは何となくあったんですけど、まあ意味もそんなに理解しなくてマルチデバイスって言葉は多分よく皆さん聞いてる?と思うんですけど、まあ、いろんなデバイス、複数のデバイスから一つのサービスを利用できる状態。クロスデバイスっていうのは、一つのユーザーの人がいろんなデバイスをあの利用する時に、サービスの内容が引き継がれる。例えば、スマホを見ている、スマホでネットフリックスの動画見てたら家帰って続きで見れるとか、まあ普通になって、生活の生活の一部になっているし、皆さんデバイスもいっぱい持ってるし種類も増えてるし、タブレットもあれば、スマートスピーカーもあれば、ウェアラブルもあればとかそういう感じなので、デザインシステムって今までデバイスにつき一つだったとか、そういうことがあるかもしれないけど、これからはもっと複数デバイス横断したデザインシステムが必要になってくるんじゃないのかっていうそんな大きな話で、実際そんなところ考えたこともなかったので、なんか大変そうってぐらいにしかちょっと思えないですけど、まあでも実際にスピーカーの人が言ってたのは、デバイスごとで分けるんじゃなくて、ユーザーの体験で分けると、いいですよっていうふうに言ってましたね。

デザインテクノロジストを名乗ることになったきっかけ(10:35)

おーじ/はいまあ、そんなちょっとクロスデバイスの話とかありつつですね、今回ちょっとメインのデザインテクノロジストについて、ちょっとAmiちゃんと話していきたいなと言うふうに思ってます。じゃあ、今回そのデザインテクノロジストについてのどういう内容だったんですかね?

Ami/ありがとうございます。私が聞いたのは、No Need for Bridges: How Design Technologists dissolve the design and engineering gap っていうセッションだったんですけど、デザインテクノロジストっていうロールがデザインとエンジニアのギャップをどう埋めているのかいうところを話しているセッションでした。ピンタレストで実際にデザインテクノロジストとして活動されている方が、普段の仕事でどういうことをやっているかみたいなことを説明されてました。

おーじ/なるほど、なるほど。実際にデザインテクノロジストとして働いている方も出てきて、その人から発表があったっていう感じですよね。

Ami/そうですね。はい。

おーじ/デザインテクノロジストなんかかっこよそうな名前。実際何なんですかね。どういう役割を任されているのか?

Ami/デザインテクノロジストはあのデザインとエンジニアリングのどっちの領域も理解して、どっちの領域にもまたいで働く、どっちかに限らずに働くような人で、近いあの文脈で言うと、例えばUXエンジニアとか、UIエンジニアとか、デザインエンジニアとか、またぐような役割を持つ人っていうのはちょこちょこ出てきてるかなっていうふうに思うんですけど、その中でもチームの改善をするようなところにフォーカスしたのが、デザインテクノロジストなのかなと思っていて、実際にあの発表でも、デザインテクノロジストはデザイナーとエンジニアの間に立って橋渡しをして双方に信頼を築く手助けをするロールだっていうふうに言われていたんですね。で、自分がすごい分かりやすいなーって思ったのが、デザインシステムがデザインとエンジニアの間のギャップを埋めるツールだとするなら、デザインテクノロジストはそれを人バージョンでやる。デザイナーとエンジニアのギャップを埋める人である。で、チームをもっとクロスファンクショナルなコラボレーションがもっと円滑に行われるような風に働きかけていくっていうような。

おーじ/なるほど、なるほど。なんかそれ面白いですね。デザインシステムがツールであるのであれば、デザインテクノロジストはその人版っていう。

Ami/わかりやすいですよね。なるほどなあって聞いてました。

おーじ/なんかあれですよね、UXエンジニアとか、そういういままでも似たようなコンセプトありましたけど、なんか橋渡しっていうよりも、なんかどっちも出来る人っていう印象の方が、なんか個人よかったかもしれない。そういう意味だと、もちろんデザイナーもエンジニアもいた上でデザインテクノロジストが存在するっていう感じなんですね。

Ami/そうですね。デザイナーとエンジニアのコラボレーションを、もっと垣根なく障害とかを取り払って、もっと円滑にコラボレーションができるように通訳したりとか、色んなことをしている人のイメージですね。

おーじ/なるほど、なるほど。ありがとうございます。実際になんでいると良いというか、デザインテクノロジストとがいると、こういうメリットがあるとかってあったりしますかね?

Ami/そうですね。それこそあの発表の中で、発表されている方のチームメンバーにデザインテクノロジストがチームに居てどうですか?みたいな質問をした回答が紹介されたんですけど、例えばデザイナーとエンジニアと、例えばPMとみたいな感じで、いろんな得意分野を持った人たちが一斉に会議するタイミングと、やっぱりプロダクトを作っているとあるんですけど、その中で調停者のような存在になる。特定のロールでしか使われない専門的な言葉とかが、特定の、ほかのロールが抱えている問題だったりとか、もしくは大切にしていることをほかのチームとかロールは知らないかもしれないとか結構あると思うんですけど、その辺はやっぱりあの調停者として、みんなの認識を揃えながら、会議を進めていくみたいなこともありますし、あとはコラボレーション円滑にするためにチームの生産性を上げるためのツール、プロセスも開発提案して、どんどんどんどんチームとして、早くいいものを作れるように手助けをする人がいるのは、やっぱり良いなあっていう風に紹介されていましたね。

おーじ/調停者っていいですね。

Ami/そうですね。会議では調停者をしつつ、その以外の時間ではチームの生産性を上げるツールとかプロセスの開発。

おーじ/なるほど、ありがとうございます。実際にデザインテクノロジストって名乗っている人って結構いるんですか今?

Ami/今どうなんでしょう?私わからないんですけど、でもなんかSlackかな?
いくつかの企業でデザインテクノロジストっていう枠で求人を出している会社が少しあるのは見かけましたね。

おーじ/なるほど、なるほど。でもやっぱまだ新しいロールというか。

Ami/あんまり、すごくいっぱい聞くイメージはないかなって、思ってますね。

おーじ/僕もそんなにないですけど、まあ、こういうまあカンファレンスで紹介されたりとかしてくと、どんどん広がっていくと思うし、今回デザインテクノロジストとAmiちゃんが名乗るという。

Ami/そうなんですよ(笑)

おーじ/これはどういう流れで名乗ることになったんですか?

Ami/これは結構長い話になっちゃうんですけど(笑)

おーじ/長い話。どうぞどうぞ(笑)

Ami/学生の時からデザイナーとエンジニアをどっちもやってて、どっちも大好きだったんですね。あのどっちもやってたからこそ、もっとデザイナーとエンジニアの境界がグラデーションのあるようなもの、ハッキリ分かれてるんじゃなくてグラデーションにあるのあるようなものになってコラボレーションがスムーズに行われればいいのになとか、もっとデザイナーはデザインに集中してエンジニアがエンジニアに集中できるように、グラデーションのところを均すようなあの役割があってもいいのになみたいなことはずっと思っていたんですよ。自分の興味領域としてもどっちもすごい好きで、どっちかに絞って仕事するみたいなのが、結構何かさみしい感じがあって。

おーじ/どっちもやりたいっていう感じかな。

Ami/そうそう。諦められないみたいなところはあるんだけど、でも自分が就職活動してた時に、やっぱりこの橋渡しみたいなロールを新卒で出しているような所は見つけられなくて、まずはエンジニアとしてキャリアを始める、しつこくデザイナーとのあの協業みたいなことをやりたいんですって言い続けようみたいな所から始まりました。

おーじ/なるほど、なるほど。じゃあ、もう入社前から野望があったっていうか。

Ami/ずっと言ってますもん(笑)サマーインターンの面接でも行ったし、サイボウズの選考の面接でも全部で言ってるし。

おーじ/そうだ、実はAmiちゃんはサイボウズのエンジニアとして入社してくれたんですけど、デザイナーのインターンにも応募してくれて。

Ami/そうなんですよ。サイボウズは大学3年生の時にサマーインターンにデザイナーとエンジニアどっちも応募してたりとか。

おーじ/いや、すごい。もうその時から出てますよね。その感じ(笑)

Ami/その場でも言ったと思います。サマーインターンの面接をデザイナーさんとエンジニアさんと人事の3対1みたいな感じでやらしてもらったので、これは良いチャンスだと思って野望を語ってましたね(笑)

おーじ/素晴らしい。そうかそうか、そういう意味だと今回のやカンファレンスってこれだみたいな。

Ami/そうなんです、そうなんです。今まで地ならしをするみたいな方法があったらいいなとは思っていたし、やりたいなと思ってたんですけど、それをやるロールがあるのかを知らなかったんですよ。名前がついてることを知らなくって。だからずっと自分がやりたいことを説明するときにこんな感じで長くやりたいんですよって説明してたんですよね。今回のこのセッションを聞いて、「あ、これだ!」って思ったんですよ。まさにやってることが私がやりたいと思っていた事だし、名前もすごくしっくりくるっていうふうに思って、セッション見た時に、「あ!自分が将来名乗りたいロールはこれだなあ。」っていうのは見えたって感じがしましたね。

おーじ/いいですね。もう本当参加して良かったっていうか。

Ami/本当に、この言葉に出会えたって思って。

おーじ/僕も実際にデザインテクノロジストのカンファレンス見てて、これAmiちゃんだなーっていうか、これきっと多分、Amiちゃんすげえ興奮して見てるんだろうな(笑)やっぱそういうふうにね思ったし。でも実際今もサイボウズの中で、そういうデザインテクノロジストの動きを今も実際にしていると思うんだけど、今はどういう動きをしている?

デザインテクノロジストとして今取り組んでいること(20:14)

Ami/今はフロントエンド刷新プロジェクトの中で、ユーザー体験を最高にしようっていう風に目指して、あの今はとりあえず共通のコンポーネントの整備ということをやってるチームに所属してます。そこのチームが完全にクロスファンクショナルなチームで、チームの中にアクセシビリティエキスパートもいれば、デザイナーもいればエンジニアもいればQAもいるみたいな感じで、完全にクロスファンクショナルチーム。実装も、例えばドキュメント整備みたいなところも、ロールの垣根無くバックログを取ってものを作っていこうみたいなことをしているんですけど、やっぱり今までチームが分かれてI型でやっていたので、それこそボタンコンポーネント一つとっても、エンジニアが管理しているものと、デザイナーが管理しているもので全然名前が違ったりとか、結構色々あったんですけど、その辺の通訳みたいな所をしつつ、まず今は立ち上げなので、どこでも手が足りないみたいなところはあるので、あのデザインのお手伝いをちょこっとしたりとか、エンジニアの方のお手伝いをちょこっとしたり、デザイナーとエンジニアの開発とかがあまり得意ではないメンバーに、どういう原理で今こういう作業をしているかみたいなことを説明したりとか、そんなことをしています。

おーじ/これからこういうふうに、もっとして行きたいとか、今ちょっと感じている課題とか、なんかそういうのもあったりするんですか?

Ami/そうですね。チーム内にデザイナーとエンジニアとQAとアクセシビリティエキスパートがいる状態がすごくコラボレーションがしやすいなーっていうのはめちゃめちゃ感じているんですよ。コンポーネントのドキュメントを一つ作るにも、今までだと結構いろんなチームにお伺いして、どうですかてレビューしてもらってみたいな感じで、コミュニケーションコストが高かったんですけど、それをみんなで編集して、みんなでレビューしてみたいなこと出来るようになったのはすごくやりやすいなと思ってます。ただ、やっぱりこれが出来てるのが、今自分たちのいる小さなチームだけなんですよね。頑張ってコンポーネントを切り出してとかいうことをしてますけど、もっとkintone開発チームって、ので、もっとそういう人たちも得意分野に専念してもらえるように、この活動を広めていきたいなあっていうふうに思いますね。

おーじ/なるほど、なるほど。Amiちゃんやってるチームをモデルになって、どんどん広がっていけばいいのかな?

Ami/そうですね。あとはデザインシステム自体を作ることも今のチームではがんばって目標に動いているので、デザイナーもデザインのプロトタイプに使う時間が多かったら、本来デザインに対して投資したい思考時間が結構削られちゃうと思うんですよ。

おーじ/確かに。

Ami/というところが、やっぱりデザインシステムである程度プロトタイプは適当でも、あの実装者に伝わるみたいな状態になれば、もっと広い範囲の人たちが得意分野に集中して、もっと素晴らしいものが作れるかなっていうふうに思うので、今のチームのそう、成果物としても、あとはチームのモデルとしても、どんどんこれを広めていきたいなって思います。

おーじ/いやー、素晴らしいし、うらやましいなあと思います。僕はそのクロ
スファンクショナルなチームじゃない、kintoneのチームにもちろん所属してて、そっちでやってますけど、やっぱりお伺いを立てるってさっきAmiちゃん言ってたけど、お伺いを立てないといけない。ほかのチーム、ほかのロールの人がいないのが当たり前だから、デザイナーで考えたものをエンジニアの人に聞く、PMに聞くとか、QAに聞くとか、そういうところのコミュニケーションコストあるし、クロスファンクショナルだとやっぱいろんなロールの人がそこにいて当たり前だから、議論する時に自然とそういう違う視点が入ってくるみたな、そこはすごいうらやましいなあと思ってて、そうそこら辺はね、ぜひねやっていきたいなというか、風に思ってますね。

Ami/コラボレーションが活発にできるようにしたいなってすごく思います。

おーじ/なるほど。

Ami/もっともっと、メンバーがわくわくいきいき仕事できるんじゃないかなって。

おーじ/そうですね、間違いない。

Ami/楽しく仕事ができるように。

おーじ/楽しく仕事ができるように。まさに今日のデザインカンファレンスのClarityに沿った。まさにそうですね。鑑ですね。

Ami/そう言われて、ちょっと恥ずかしい(笑)

おーじ/恥ずかしくなった?(笑)デザインテクノロジストだからやっぱり。まだ日本では数人のデデザインテクノロジストだからさ、Amiちゃんは。ありがとうございます。

Ami/ありがとうございます。

おーじ/このClarity、今年も2022年も開催される予定で、実はオフラインの開催もあるんじゃないのか?みたいな噂もあって、機会があればぜひ今回は行きたいですね、USの方に。

Ami/行きたいですね!実際、いろんな国の人、アメリカが多いかもしれないですけど、色んな国のデザインシステムとか、こういう課題に向き合っている人たちと、実際に会ってお話できるっていうのぜひやってみたいですね。

おーじ/そこをやっぱり、今回セッションは聞けたけど、そのインタラクションの部分はね、あんまりねできなかった。

Ami/そうなんですよ。時間が真逆だったのでリアルタイムでは参加できなかったんですよ。

おーじ/そこら辺はぜひ行って。デザイナーだけじゃなくて、やっぱエンジニアとかも全然これに参加したほうがいいと思うし、何人か引き連れて行きたいですね。

エンディング(26:11)

おーじ/ありがとうございますじゃあ、そろそろお別れの時間がやってきました。今回はですね、Clarity、デザインカンファレンスですねについてお話をしてきました。ありがとうございました。文字起こしのテキストはですね後日、noteにアップする予定です。ぜひ音声と一緒にお楽しみください。そして、Cybozu Design Podcastでは皆様からのお便りをお待ちしています。おたよりフォームのリンクがポッドキャストの説明欄、noteの文字起こし記事にありますので、そこからお送りください。
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