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海外留学で培った越境するデザイン 22卒デザイナー紹介!

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オープニング (00:00)

Nia/皆さんこんにちはデザイナーのNiaです。この番組は、サイボウズ デザイン&リサーチグループのメンバーが日々の活動や取り組みを雑談形式で紹介するコンテンツです。デザイン・リサーチ・アクセシビリティを軸に、サイボウズデザイン&リサーチグループの今をお届けしつつ、メンバーの人柄やチームの雰囲気をお伝えします。今回は22卒の新卒デザイナー紹介です。22卒の新卒メンバーのTobiさんに、お越しいただきました。よろしくお願いします。はい、それでは、簡単にまず最初に自己紹介をお願いします。

Tobi/はい、飛田 和浩と申します。22卒でUX/UIデザイナーとして入りました。僕は4月ではなく、先月10月にサイボウズにジョインしました。よろしくお願いします。

Nia/よろしくお願いします。Tobiさんはちょっと早めに入社されている感じになっております。なので、今もうサイボウズ社内でDesign & Research Teamのタスクを日々やってもらっているっていう感じです。

Tobi/はい。

海外大学と正規留学について (01:12)

Nia/では最初に、大学の話をして行きたいなと思うんですけど、大学はどちらの大学でしたっけ?

Tobi/アイルランドというイギリスのすぐ左隣にある国に大学は行ってました。秋に入学して夏に卒業する形なので、ちょっと早めに入ってます。

Nia/なるほど、そういった理由ですね。なぜ突然アイルランドに行こうってなったんですか?

Tobi/アイルランドは日本人がすごく少ないので、英語を鍛えるにはすごくいい場所かなと思ってました。それが1番大きな理由です。

Nia/英語にフォーカスを置く感じだったんですね。英語を学ぶために留学をしたっていう感じだったんですか?なんか留学に行った経緯というか

Tobi/コンピューターサイエンスとビジネスっていう学部に行ってたんですけど、実はアイルランドはタックスヘイブンの場所で。ヨーロッパのIT企業(支社)が集結しているので、エンジニアにとってはすごくチャンスが大きい場所なので、そういった理由もあります。

Nia/でも高校は日本の高校に行かれてたわけじゃないですか。どういうきっかけで海外に行こうってなったのかなって、ちょっと気になります。

Tobi/中高の時に何かこう「自分で頑張った」、部活でも勉強でもそうですけど、言い切れるものがなくて。それがすごいコンプレックスだったんですね。1番英語ができなかったので「できるまで絶対に逃げないようにしよう」っていう風に腹をくくって、行き着いたのが海外留学でした。

篠原/ストイックだよね、Tobiちゃんは。すごいよね。

Nia/苦手なものを伸ばそうっていうことですもんね。

篠原/ね、そこを得意に変えてやろうぐらいの意気込みでやったってことだよね。

Tobi/そうですね、頑張りました。

Nia/得意に変わりましたか?

Tobi/いやぁ、まだ全然ですね(笑)

篠原/学べば学ぶほど奥深さを知ってまだまだ足りないみたいな感じになるのかもしれないけど、すごいよね。コンプレックスに立ち向かうことができるって、すごい強いな。

Nia/そこではあれですか?エンジニアのことを中心に学んでいたっていう感じなんですかね?

Tobi/そうですね、専攻がコンピューターサイエンス&ビジネスが2つ取ってたのもあって、割と広くエンジニアとビジネスっていうのを学んでいました。

Nia/なるほど。印象的な授業とかあったりしますか?コンピューターサイエンスだと?

Tobi/最初Javaとかから習い始めるんですけど、なかなか言語だけで親しみにくかった部分もあったので、それをビジュアルで表現するっていう授業でインベーダーゲームを作ったりとかWeb作ったりしたんですけど、それはすごく今でも印象に残ってます。

Nia/それが1番楽しかった授業ですか?

Tobi/そうですね。自分がVisual Designの方に興味を持ったのも、その授業がきっかけだったので。

Nia/今デザイナーとして入社しようって決めたと思うんですけど、その転機(デベロッパー系をやっていたところからデザイナーに変えた理由)はあったりするんですか?

Tobi/大学に入った当初、アプリデベロッパーになろうと思ってたんですけど、入って早々に向いてないかもって思ったのが1番のきっかけです。

デベロッパーの挫折とデザインとの出会い (05:55)

Nia/そうだったんですか。アプリデベロッパーにじゃあ逆になろうって思った、そこは何がきっかけだったんですか?

Tobi/もうだいぶ前のドラマにはなるんですけど、『リッチマンプアウーマン』っていうドラマがありまして。

Nia/あの有名な。

Tobi/そうです、あの有名な(笑)

Nia/私見たことないんですよね、知ってるけど。

Tobi/おすすめですよ。

Nia/篠原さん見ましたか、リッチマンプアウーマン?

篠原/見てなかったんですけど、そういうドラマがあるっていう存在は知っていて、主演で小栗旬さんと石原さとみさんが共演されているっていうのは知ってました。ちょうど私が働き始めてすぐだったので、このドラマが始まった時期が、なのでちょっと仕事で見れなかったんですよね。

Nia/でも存在は有名ですね。そのドラマごめんなさい内容わからないので、どういうところがきっかけになったのかなってちょっと気になるんですけど。

Tobi/その主人公である日向徹が、自分のIT企業を立ち上げるっていう話になるんですけど、僕が1番惹かれたのが自分の考えだったり、アイデアっていうのを実空間じゃない部分に反映できる魅力にすごく惹かれたというか、自由だなと。そういうところがいいなと思ってます。

Nia/小栗旬さんに憧れたってことですよね(笑)

Tobi/まぁそれもありますね(笑)

篠原/みんなの憧れです!

Nia/なんかそこがあってで大学に入ったものの、ちょっと向いてなさそうだなみたいな感じになって、デザイナーになろう(それこそ先ほど多分お話されたと思うんですけど)フロントエンドの部分がデザインの部分・形にするのがデザインっていうところになったって感じなんですか?

Tobi/そうですね。もう少し掘り下げると、周りがすごく優秀な学生ばっかりだったんですね。それこそ競技プログラミングに出るような人たちばかりで。大学入った当初、僕みたいな初心者がほとんどいなかったので、レベル感に絶望してた覚えが今でもありますね。

Nia/周りやばいぞ...みたいな。

Tobi/そうですね。全然課題終わるスピードとかも違くて。でもそんな彼らとも一緒に授業の中でWebだったり、アプリを作らなきゃいけない機会も多かったんですけど、自然とビジュアル作りだったり、フロントエンドを任されることが増えていって。英語力も高くなかったので当時、どうにか貢献したくてプロトタイプだったりアイディア、いま考えていることを使ってコミュニケーションを取ってましたね。

Nia/デザインツールというか、デザインがコミュニケーションツールになるっていうのって日本ももちろんそうですけど、海外でそこって本当に発揮される部分ですよね。言葉の壁を越えるというか。

Tobi/そんな経験を通して、1つ確信を得たというか「ビジュアルは言語を超える」っていう実感を持ったので、デザインに進みました。

Nia/すごいですね、なんか挫折ではないですけど「あ、苦手かもしれない」っていうところから気付いて、じゃあデザイナーに行ってみようみたいな風に、すぐに切り替えられるっていうところすごいですね。私だったら絶対ちょっとしょげるな。「もう無理かもしれない」みたいな(笑)

篠原/Niaちゃんはなんでデザイナーになろうと思ったんですか?

Nia/私ですか?もともと図工とかそういう作ったりすることが好きだったんですよ。パソコンが結構小さいときから身近にあったんですよね、幼稚園の時から自分のパソコンがあるみたいな。触ったりとかしてたんですけど、そこがきっかけでパソコンと何かものづくりってなった時に、デザイナーに自然となってくるのかなっていう感じですね。

篠原/ええ、やっぱり人それぞれ違いますね、面白い!

Nia/そうですね。

篠原/さっきのTobiちゃんの「デザインは言語を超える」っていうのは、なんかすごく名言な感じがしました。

Nia/本日の名言です、こちら。

篠原/確かに作って見せるだけでなんか変わるよね、なんかこうパッと見で分かるから、相手もそれを見て反応を返してくれたりとか。

Tobi/そうですね。やっぱり他業種の方とお話しするときも、言葉だけじゃないほうが伝わるかなと感じます。

Nia/それ、大学の時に私もすごい感じました。グラフィックレコードをやったりとかしてたんですけど、全然業種も違う行政の方とお話しすることもあったりして。そういったときに、グラレコしながら話して絵描いたりしてやってて、デザインの力とかビジュアライズする・見える化するところはすごい意識してやっていたので、デザインも言語だなって思いますね、万国共通。

デザインの独学方法 (11:54)

Nia/デザイナーの道を目指していったと思うんですけど、今までデベロッパよりの勉強を多くされてたと思うんですけど、デザインの勉強をするってなったときにどういった事をされてたんですか?

Tobi/いや基本独学でしたね。トレースをやったりですとか、本を読んだりですとか、いわゆる初歩的なことから始めて行きました。

Nia/どなたかデザイナーさんの方が近くにいて、その方に相談したりとかってする機会とかあったんですか?

Tobi/ほとんど僕はなかったんですね。やっぱり海外と行き来するっていうのもあって、なかなかまとまった場所も時間もなかったので、見よう見まねでやって来ました。

篠原/ちなみにデザインの情報をゲットする時って、どういったメディアとかを参考にしたりしてた?

Tobi/Twitterが多かったかなと思います。

篠原/あー、気になるデザイナーさんをフォローしてみたいな感じ?

Tobi/そうですね。あとは自分の琴線に触れたまとめだったりをnotionに貼り付けるようにしてました。

篠原/そうやって徐々にデザインの情報とかインプットを増やしていったっていう。

Tobi/そうですね。

Nia/自分で教科書を作ってるみたいな感じですよね。感覚としては。すごいなんか現代的な感じですよねそこも。

篠原/Niaちゃんも現代っ子じゃないの?(笑)

Nia/いやいや、そうなんですけど、私そんなにツイッターを活用してたタイプではなかったので当時。今すごい使ってるんですけど当時は全然使ってなかったので、そういった使い方もあったんだなーっていう。現代的だなって(笑)

篠原/Niaちゃんはどうやって情報収集してた?

Nia/情報収集はピンタレストとかそういうのが多かったですね、ビジュアル面に関しては。あとは学校の授業でも少しやったりしてたので、そこで学んで。でもビジュアライズ系が本当に苦手だったので、色んなものを見るようにしてましたね、なんか美術館行くとか。

Tobi/僕もしてました。

篠原/アイルランドだと何美術館なのかしら?

Tobi/大学の近くにあるんですよ、結構大きいのが。

篠原/いいね。

Nia/海外の美術館って本当に規模感違いますよね。で、それが無料だったりするじゃないですか学生だと。本当に羨ましいなっていつも旅行行くたびに思ってます。規模感違う、こんなとこで学べたらいいなぁ。

Tobi/作品の大きさとかも全然違うなという風に思いますね。

Nia/広い分、大きい作品があるってことですよね。

Tobi/そうですね。

サイボウズとの出会いと入社理由 (15:09)

Nia/次の話に進もうかなって思うんですけど、海外にいらっしゃって、で、そこから帰国して...いや、向こうで就活した感じですか?

Tobi/コロナのタイミングもあったので、日本に帰国して、日本の就活をしました。

Nia/サイボウズってB2Bの会社だと思うのであまり馴染みがないというか、なかなか触れる機会が少ないと思うんですけど、どういうふうに出会ったのか教えてください。

Tobi/僕は今デザイナーではあるんですけど、最初の接点は全然デザインとか関係なくて「サイボウズ Developer Network」っていうエンジニアの方が外部向けに書いてる記事が最初の出会いなんです。

Nia/まさかのそこって感じなんですね?

Tobi/そうなんですよ。学校の課題で、あるプログラムを書かなくちゃいけなかったときにすごく英語の雑な文献ばかりの中で、一際輝いてたというか、分かりやすかったのがCybozuの記事だったんですね。日本語でしたし。

Nia/すごいですね、海外でも役に立っているってことですよね。

Tobi/そうですね。

篠原/その資料を作ったエンジニアの人、きっと今頃喜んでるね、Tobiちゃんに。

Tobi/ぜひお伝えしたいなと思ってます。

Nia/Developer Networkに出会って、そこからサイボウズってどういう会社なんだろうって興味を持たれた感じなんですか?

Tobi/その通りです。なので最初はギークカルチャーが強い企業なのかなと思ってました。

Nia/いろんな他に会社があると思うんですけど、サマーインターンをうちの会社サイボウズで参加したっていう話を聞いたんですけど、これはどういう経緯で参加しようってなったんですか?

Tobi/名前を知ってたっていうのもありますし、独学に当時すごく詰まって行った時期なので、何か専門性が高い視点でデザインを学びたいなと思っていた時に、僕が参加したインターンでロービジョンの方向けにアクセシビリティを考慮しながらプロダクトを作るっていう内容だったので、すごく勉強になりそうだなと思って参加しました。

Nia/2020年の内容です、篠原さん。

篠原/あ、そうですそうです。ちょうどコロナの時期だったので、初めてオンラインでインターンをした年だったんですけど、「1日でできる課題で他の企業さんでは体験できないことを学生さんに体験していただきたいなぁ」ということで、アクセシビリティをサイボウズ Design&Researchは力を入れてるので、ロービジョンのメンバーに来てもらって、インターンをやりましたね。懐かしい。そうTobiちゃんには参加してもらって本当にありがとうございます。

Tobi/いえいえ、ありがとうございます。

篠原/そして、こうして入社にまでしてくれて、そこにつながって私としてはもう本当にうれしい限りです。

Nia/素晴らしいですね。そっかそっか、サイボウズを受けようとなったきっかけは勿論サマーインターンもあったと思うんですけど、決め手ってどういったところだったんですか?

Tobi/決め手は、海外に拠点を持っていて、国内市場だけを見てないところが僕はすごく惹かれました。

今後やりたいこと (19:18)

Nia/なるほど。ということは、じゃあどういうことを今後していきたいかって言うと、海外に行きたいっていう感じですか?

Tobi/そうですね、グローバル展開をしていくにあたって、何かお力になれる部分があればなぁと思っています。

Nia/その時はね、是非アイルランドの方にも行けたらすごい楽しいですよねきっと。

Tobi/そうですね、初のヨーロッパ拠点になると思うので。

篠原/ヨーロッパ拠点のデザイン組織をTobiちゃんがまとめるみたいな日が、もしかしたら来るかもしれないかもしれないね。

Tobi/だといいですね。

篠原/だけど、そういうね、ちょっと明るいことを考えながら。けどそうして行きたいですよね。アジア・アメリカ・ヨーロッパも拠点を持って、現地で開発したり、デザインしたり、リサーチしたりみたいなことをやっていて、本当に世界中の人に使ってもらえるようなプロダクトは作っていきたいですよね。

Nia/楽しみですね、期待してます今後も。

篠原/Niaちゃんもやるんだよ!

Nia/そうでしたっけ?

篠原/Niaちゃんも世界中の人に使われるためのデザインをしていくために、来年からはまずはGaroonチームでのデザインをするということですよね?

Nia/まずはもっとプロダクトを知るっていうところが、私の今後の課題です。

篠原/グローバルに向けてやって行きましょう!

Nia/やっていきましょう!

Nia/今回は22卒の新卒デザイナー紹介ということで、Tobiさんとお話をしました。ありがとうございました。文字起こしのテキストは後日、noteにアップする予定です。ぜひ音声と一緒にお楽しみください。そして、Cybozu Design Podcastでは、皆様からのお便りを大募集しております。noteの文字起こし記事にお便りフォームのリンクがあるのでそちらからお願いします。または、TwitterでハッシュタグCybozu Design Podcastとつけて、ツイートしていただければと思います。ハッシュタグのスペルは、C_Y_B_O_Z_U_D_E_S_I_G_N_P_O_D_C_A_S_Tです。番組の感想、質問、リクエストなどお待ちしています。それではまた次回のポッドキャストでお会いしましょう。バイバイ!


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