音楽著作権のプロに問う。「楽器演奏系youtuber」のやっていいことダメなこと

はじめに

この記事は、「知財系 もっと Advent Calendar 2020」の12/9 分の記事です・・・が、想像以上にボリュームが出てしまったため、
当日の投稿はできませんでした。。。。(すみませんでした)

僕は知財に関しては専門家ではなく、興味があるが少々かじった程度
にわか勢です。
レベル的には知的財産管理技能検定2~3級程度の知識しかありません。

この記事の内容を一言でまとめると?

楽器演奏をメインコンテンツとするYoutuberをやりたくなった僕
すでに活躍しているYoutuberを調査してみたら
著作権的に怪しいことやってる気がしたから
専門家の意見が聞きたい!!!!          という内容です。

この記事を読んだ方にお願い(特にプロの方)

先に述べた通り、私は音楽著作権に関して実務的な知識を持っていません。
そのため、本記事で私の述べる見解が間違っているかもしれません。

なので、お願いです。

間違いがあれば間違いと指摘してください。

コメントなどでもうれしいのですが、
可能であれば、本記事に対するアンサー記事として、
ブログやNoteなどでまとめていただけると嬉しいです。
自分以外の人もアンサー記事をみて勉強できるためです。
(本記事の最後にアンサーまとめを作ります)

また、私が調査した範囲で情報提供もします。
必要であればご連絡ください。
TwitterでDM、もしくはプロフ欄のgmailにでも。

この記事を書くきっかけ

私はカホン(Cajon)という楽器が好きで、趣味レベルで演奏しています。
ピアノを弾ける友人もいるため、コロナ禍のこの機会に
Youtuberになりたい。と思いました。
先んじて活動していらっしゃる方々の真似をしていけば
収益化も夢じゃないはず!(結局、お金稼ぎたいだけ)

ということで、さっそくYoutubeをみて市場調査をしました。
この時、完全に収益化のことしか考えていなかったため、
Youtubeで公開している動画だけでなく、
そのYoutuberが実施している活動まで真似してしまえば稼げる!
と思って調査していました。

ところが、ほんのちょっとだけある知財の知識と結びつけたときに
「あれ?この活動をそのままやったらダメ(著作権侵害)じゃないか??」
と感じる活動がちらほら。。。
音楽系の著作権問題はかなり面倒と感じていたため、
自分なりに「やっていいこと」と「ダメなこと」を整理しようと思い
執筆することとしました。

本記事で扱う「楽器演奏系youtuber」の定義

自分がやろうと思っていた内容を踏まえて
以下のような活動を行っているYoutuberを対象とします。

・クラシック音楽(パブリックドメイン)を、
    原曲もしくはアレンジ(編曲)を加えて演奏した動画を配信する。

・ドラマ/アニメ主題歌やゲーム音楽を、
    原曲もしくはアレンジ(編曲)を加えて演奏した動画を配信する。

・自身で製作したオリジナル楽曲を演奏した動画を配信する。

・上記、動画配信で使用した楽曲について、
   楽譜を製作して公開/販売する。

・上記、動画配信で使用した楽曲について、
    録音した楽曲について、音楽ファイルを公開/販売する。

本編!演奏系Youtuberが注意すべき点について

ようやくここからが本編です。
先ほど定義した活動について確認していこうと思います。

・クラシック音楽(パブリックドメイン)を、
    原曲もしくはアレンジ(編曲)を加えて演奏した動画を配信する。

パブリックドメイン楽曲を原曲のまま演奏する行為は、
「やっていいこと」ですね。
著作権がもう切れているので意識しなくても全く問題ないと思います。

アレンジ(編曲)を加えた場合は注意が必要ですね。
・アレンジしたのが演奏者本人の場合には、
   ほかの演奏者のアレンジと同じにならないよう。
・アレンジした人が演奏者本人じゃない場合には、
  アレンジした人から許諾をもらう。
   この時、アレンジされた楽曲がJASRACで管理され、
  演奏許可がある場合は、特に事前の許諾をもらわなくてもよいと思う。

・ドラマ/アニメ主題歌やゲーム音楽を、
    原曲もしくはアレンジ(編曲)を加えて演奏した動画を配信する。

ドラマ/アニメ主題歌やゲーム音楽は当然著作権がありますので、
著作権者の許可がなければ基本的には利用できません。

日本ではJASRACなどの団体が、著作権者の代行を行いますが、
YoutubeがJASRACと契約を結んでいるので、
JASRACが管理する演奏許諾ありの楽曲を原曲のまま演奏して
動画配信するのは特段問題なさそうですね。

また、動画配信により広告収入のみを得る場合においては、非商用配信となるので、収益化も問題なさそうです。
https://www.jasrac.or.jp/info/network/business/

アレンジを加えて演奏する場合は作曲者に許諾を得る必要があります。
JASRACでは編曲する権利は管理していないためです。
(このあたり結構グレーゾーンなのかなと思います。)

最後に「ライブします!チケット買った人限定です!」というような場合には、商用配信となるため個別に使用許諾手続きを行う必要があります。

・自身で製作したオリジナル楽曲を演奏した動画を配信する。

全く何にも問題ないですね。
ほかの人にパクられたり、ほかの人が演奏してみた動画を出したとき、
自身の判断で差止できるんですかね。

・上記、動画配信で使用した楽曲について、
   楽譜を製作して公開/販売する。
・上記、動画配信で使用した楽曲について、
    録音した楽曲について、音楽ファイルを公開/販売する。

自身が作成した楽曲や、パブリックドメインな楽曲は問題なさそうですね。

問題は、著作権のある楽曲ですね。
原曲の場合も、編曲した場合も、これらの行為は
JASRACへの利用申請に加えて、著作権者の許諾を得ないとダメそうですね。

例えば、個人が耳コピなどで楽譜を作成したとき、
それが著作権者の作曲したものと全く同じかどうかは、
著作権者の判断が必要になります。つまり同一性保持権を守るには、
必ず著作権者本人に確認してもらわないといけません。

実際問題として、著作権者本人の確認をしなくても、
JASRACへの利用申請だけで、著作権者はお金が入ってくるし、
あまり気にしてないかもしれませんが、人によっては
「勝手に楽譜にしてんじゃねぇ」と訴えられる可能性もありそうです。

私が調査した範囲では、国内国外問わず、
著作権のある楽曲について、楽譜の公開/販売や音源の公開/販売を行っているYoutuberを何人か見つけていて、モヤモヤしています。
JASRACへのお布施を払っているなら100歩譲っていいんですが、
そう見えないサイトで公開してたりするんですよね。なんだかなぁ。

最後に

音楽著作権について知識無いなりに頑張って整理しました!
まとまりのない内容になっている自分用のメモみたいなものですので、
読みずらいところが多いかと思います。

自分が軽率にYoutuberを目指そうと思ったことが
きっかけで、とてもいい勉強になったと感じています。

また、勉強した後に思うことは、
著作権を正しく理解せずにお金儲けしてるYoutuber
結構多いなと感じました。

勉強しないとどこかでしっぺ返し食らうと思うので、
気を付けたいと思います。

コメント、アンサー記事をお待ちしています!
誰も書いてくれなかったら悲しい。本当に悲しい。。。。

アンサー記事置き場

※※アンサー記事のリンクが記載される予定※※
誰も書いてくれなかったら泣く(´;ω;`)ウゥゥ




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