初めての白髪

思い立って、書き始めるシリーズです。
これから、様々な事を書き殴って行こうと思いますが、最近、セルフで白髪染めし出したので、その事について。

20年ちょっと前から、メンタルを病み出して、30歳ぐらいの時に、ピークに。
その頃から、白髪が目立ち始めました。
でも、特段、白髪染めなどはやらなくて、ほっといてました。

指摘される事もありませんでしたし、
別にどうでもいいよって感じで、白髪染めに取られる時間も、
勿体無いよねーって思っててね。

だけど、その内、ちょくちょく言われるようになり、
うん?白髪って、自然現象っしょ?しょうがなくない?

あまり自分では、意識した事ありませんが、
自分は歳相応の風貌をしていないそうなので、白髪があると(目立つと)、違和感あるそう。

違和感、違和感、違和感。

だんだん、違和感って言葉に、敏感になり、白髪が少し見えると、
ドキってし出して、風貌を歳相応にするか。
服装の方を歳相応にするか。
悩み出す始末。

と言っても、顔とか、変えられない訳だから、白髪染めか…やはり。

昔、若白髪は、出世するという事を、口癖のように、
母が言っていたが、思うに、若い内から気苦労しているので、
白髪があるのだと思う。

自分は、出世しない訳ですが、
メンタル悪化に伴い、気苦労は相当あったため、そこで白髪が、若い内から出始めたのだろう。

髪の毛を染めると、気分が一新されて、何だか気持ちが明るくなる事は、
自分だけじゃないと思いますが、
色を入れるのと、白髪染めでは、自分は、段違いでして。

色を入れた場合は、
相当テンション上がっても、白髪染めは、ただただテンションが下がるだけ。

時間が無駄に喰われてるとかではなくて、
『また、白髪が増えてるのか』そう感じて、落ち込むからです。
白髪の1本1本は、確実に、歳をとっている事の証拠であり、
少しずつ、しかし、確実に、生から終に向かっている事の証。

その証を、無理矢理、生の証に、塗り替えるのは、妙に納得が行かない。
でも、人は、白髪染めをする。

不思議です。

最近の自分でやる白髪染めは、楽で、自分の場合は、泡タイプを使っている。
サクサク塗布出来て、手間はあまりかからない。
しかも、真っ黒じゃなくて、うっすら色の入っている白髪染めもある。

白髪を隠す事自体、ナンセンスなのに、オシャレに見せてどうする?と、
思うものの、売れている訳だから、需要はある。

若々しさを保つ事は、重要だし、とても大事な事なのは、認める。

ただ、ほんとに大事なのは、内面であって、外見は、人を知るきっかけに過ぎない。
もし、心に塗布出来る白髪染めがあったら、売れては困る。

内面や心まで、誤魔化してしまったら、世の中、本当に生きづらくなる訳だから。


歳は、絶対に取るし、終わりもいつか来る。

その時は、大体、頭は真っ白。

だから、白髪染めは、今の内だけで良いと思ってる。



終わりの時は、涙だけ、染めたらいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?