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【ティラノビルダー】画像ボタンのホバー時に、画像を表示する方法

ティラノビルダーで、画像ボタンのホバー時に、画像を表示する方法について解説します。


①画像の準備

  • button1.png(ボタンの画像)

  • button1_hover.png(ホバー時のボタンの画像)

  • button1_image.png(ホバー時に表示する画像)

  • button2.png(ボタンの画像)

  • button2_hover.png(ホバー時のボタンの画像)

  • button2_image.png(ホバー時に表示する画像)

  • button3.png(ボタンの画像)

  • button3_hover.png(ホバー時のボタンの画像)

  • button3_image.png(ホバー時に表示する画像)

今回は、上記の6つの画像を準備します。

【注意①】

ボタンの画像、ホバー時のボタンの画像。ホバー時に表示する画像の名前は全て共通の名前を付けてください。

今回は、共通の名前をbutton1button2button3としました。

【注意②】

ホバー時のボタンの画像の名前の最後に_hoverと付けてください。

【注意③】

ホバー時に表示する画像の名前の最後に_imageと付けてください。


button1.png


button1_hover.png


button1_image.png

②画像の追加

ホバー時に表示する画像を追加します。

  • button1_image.png

  • button2_image.png

  • button3_image.png

今回は、上記の画像を追加しました。

これで、画像の追加は完了です。

③画像の配置

画面左上のプロジェクト名をクリックします。

imageフォルダをクリックします。

imageフォルダが開かれました。

ボタンの画像、ホバー時のボタンの画像を配置します。

  • button1.png

  • button1_hover.png

  • button2.png

  • button2_hover.png

  • button3.png

  • button3_hover.png

今回は、上記の画像を配置しました。

これで、画像の配置は完了です。

④テキストファイルの新規作成・編集

othersフォルダをクリックします。

othersフォルダが開かれました。

テキストファイルを新規作成します。

テキストファイルを開き、下記のコードを貼り付けます。

let image_displayed;

$(document).on({
  "mouseover": function() {
    const filename = $(this).attr("src");
    const button_hovered = filename.match(/\/([^/]+)_hover\.png/)[1];
    image_displayed = $("." + button_hovered + "_image");
    image_displayed.css("opacity", "1");
  },
  "mouseleave": function() {
    image_displayed.css("opacity", "0");
  }
}, ".button_hovered");

function hide_image_displayed() {
  image_displayed.css("opacity", "0");
};

最後に必ず上書き保存をしてください。

テキストファイルのファイル名をhover.jsに変更します。

「拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。変更しますか?」

上記の様に表示されますが、「はい」をクリックします。

テキストファイルのファイル名をhover.jsに変更しました。

これで、テキストファイルの新規作成・編集は完了です。

⑤plugin.ksの編集

scenarioフォルダをクリックします。

systemフォルダをクリックします。

plugin.ksをメモ帳で開きます。

[return]と書かれています。このコードは絶対に消さないでください。

[loadjs storage="hover.js"]

最後に必ず上書き保存をしてください。

これで、plugin.ksの編集は完了です。

⑥scene1の編集

⑥-(1) ティラノスクリプトコンポーネントの配置

ティラノスクリプトコンポーネントを配置します。

下記のコードを貼り付けます。

[image storage="default/button1_image.png" layer="1" visible="true" left="400" top="100" name="button1_image,image_displayed"]
[image storage="default/button2_image.png" layer="1" visible="true" left="400" top="100" name="button2_image,image_displayed"]
[image storage="default/button3_image.png" layer="1" visible="true" left="400" top="100" name="button3_image,image_displayed"]
[anim name="image_displayed" opacity=0 time=1]

※4行目のコードは変更する箇所はありません。

【コードの解説】

■ storage
画像を指定します。
今回は、ホバー時に表示する画像を指定します。

■ left
画像の縦位置を指定できます。

■ top
画像の横位置を指定できます。

■ name
画像をプログラム上で管理するための名前を指定します。

画像の名前に合わせて赤文字の部分を変更してください。

画像の名前がbutton1_imageの場合、
button1_imageと指定します。

⑥-(2) ラベルコンポーネントの配置

ラベルコンポーネントを配置します。
ラベル名は、selectとします。

⑥-(3) ティラノスクリプトコンポーネントの配置

ティラノスクリプトコンポーネントを配置します。

下記のコードを貼り付けます。

[button graphic="button1.png" storage="" target="*button1" name="button_hovered" x="100" y="100" exp="hide_image_displayed()" enterimg="button1_hover.png"]
[button graphic="button2.png" storage="" target="*button2" name="button_hovered" x="100" y="200" exp="hide_image_displayed()" enterimg="button2_hover.png"]
[button graphic="button3.png" storage="" target="*button3" name="button_hovered" x="100" y="300" exp="hide_image_displayed()" enterimg="button3_hover.png"]

【コードの解説】

■ graphic
ボタンの画像を指定します。

■ storage
移動先のシナリオを指定します。
指定しない場合は、作業中のシナリオになります。
シナリオ名の後ろに.ksと付けます。

(例)シナリオscene1に移動したい場合
storage="scene1.ks"

■ target
移動先のラベルを指定します。
ラベル名の先頭に*を付けます。

(例)ラベルbutton1に移動したい場合
target="*button1"

■ x
ボタンの横位置を指定できます。

■ y
ボタンの縦位置を指定できます。

■ enterimg
ホバー時のボタンの画像を指定します。

⑥-(4) 停止コンポーネントの配置

停止コンポーネントを配置します。

⑥-(5) ラベルコンポーネントの配置

ラベルコンポーネントを3つ配置します。

  • button1

  • button2

  • button3

上から順に、上記のラベル名を指定します。

⑥-(6) 改ページコンポーネントの配置

改ページコンポーネントを配置します。

⑥-(7) テキストコンポーネント・ジャンプコンポーネントの配置

テキストコンポーネント・ジャンプコンポーネントを配置します。
ジャンプコンポーネントのターゲットにラベルselectを指定します。

⑥-(8) 改ページコンポーネントの配置

改ページコンポーネントを配置します。

⑥-(9) テキストコンポーネント・ジャンプコンポーネントの配置

テキストコンポーネント・ジャンプコンポーネントを配置します。
ジャンプコンポーネントのターゲットにラベルselectを指定します。

⑥-(10) 改ページコンポーネントの配置

改ページコンポーネントを配置します。

⑥-(11) テキストコンポーネント・ジャンプコンポーネントの配置

テキストコンポーネント・ジャンプコンポーネントを配置します。
ジャンプコンポーネントのターゲットにラベルselectを指定します。

これで、画像ボタンのホバー時に、画像を表示する手順は完了です。
以上で解説を終わります。おつかれさまでした。

【参考】

ホバー時に表示する画像は、イメージ消去コンポーネントで消去できます。

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