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【機巧】について

お久しぶりです、さいばーです。
いやはや、ついこの間までまだ肌寒さを感じていたのに、もうすっかり暖かくなり微かに夏の足音を感じられるようになってさえきましたね。季節の変わり目は何かと不調に陥りやすいものですから、身体には気をつけていきたいものです。


さて、しばらく投稿の間が空いてしまっていましたが、私は只今絶賛勉強中でありまして、なかなか趣味の方に時間を割けなかったんですよね…。まあ、そうはいっても全く時間がないわけではないので、息抜き程度に構築を考えたりはしていました。今回はその一つの成果を記していきたいと思います。


約一週間前の4/17に、新弾『DAWN OF MAJESTY』が発売されました。新テーマである【魔鍵】や【軍艦】などは発売前からかなり注目を集めており、単体カードとしては《高尚儀式術》や《簡素融合》などが一目置かれていましたが…今回私が最も楽しみにしていたのは【機巧】です。事前情報では割と早い段階からリークされていましたが、その時から私は新弾ではまずこれを考えよう、と心に決めておりました。


そしていざ箱を開けてみたはいいのですが…やはりもともとテーマとして考えられたカードではないので、形にするのにかなり苦労しました。【機巧】はそれぞれがなかなかピーキーなデザインをされているものが多く、そのあたりが今まで組んできたいわゆるテーマデッキとはまた違った難しさを生んでいるように思いましたね。


それでも、何としてでも形にしたいという執念の末、ようやく一つの納得のいく形ができましたので、ここに記したいと思います。拙い文章ですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。​

1.【機巧】の強みと弱み

さて、まずはいつも通り【機巧】というテーマ(正式にはテーマではない)の「強み」と「弱み」から考えていきましょうか。デッキを組むうえでこの点を押さえておくことは基本的ですが非常に重要ですからね。

強み
1.強ドローソースを有効に使うことができる
2.手数が多く、かつ単体で強力なモンスターが多い

以上二点が僕の感じる【機巧】の強みです。一つずつ説明していきます。
まず一つ目ですが、現代遊戯王において、結果を残しているデッキにはほぼ必ずといっていいほど採用されている《強貪》や《強金》、《金謙》などといったドローソース。これらにはデッキの安定性を飛躍的に高めるという強みがあるのはもちろんなのですが、コストというデメリットも存在します。しかし【機巧】においては、まずそもそもEXデッキをほぼ使う必要がなく、さらには『カードが除外されていること』がメリットとなるカードが存在します。これにより、先のドロソのデメリットをほとんど無視できるどころかメリットに変換できてしまいます。

そして二つ目です。【機巧】カードのうち『DAWN OF MAJESTY』以前に登場していたものは全て上級モンスターでした。それらは共通のカード名として【機巧】という名を関してはいましたが、名称指定がないように、それぞれのカード間でのシナジーが強いわけではありません。これは裏を返せば、それぞれがほぼ自己完結した効果を持っているということです。現に上級【機巧】モンスターは全て、自己特殊召喚(召喚)能力を持っています。そこに加えて、新弾で下級による展開補助が増えました。これにより、想像以上の手数の多さと、出てくるモンスターの性能の高さが非常に強力だと感じました。

強みをまとめると『性質上強ドロソをさらに強く使うことができることによるアドバンテージ獲得能力と、そこから生まれる手数の多さ』ということになります。

弱み
1.妨害札を持たない
2.先攻で動けるカードが少ない

次に弱みについて。
まず一つ目ですね。【機巧】は強みでも述べたように、EXデッキに属するカードがありません。そうなると必然的にメインモンスターで戦っていくことになるのですが、ここで問題が発生します。それは、『妨害能力を持つカードが存在しない』ということです。一応《機巧伝》が妨害能力を持っていますが、専用構築でないかぎり実用的ではないでしょう。テーマ内に妨害札がない、というのは現代遊戯王においてかなり苦しいです。

二つ目。では展開力を駆使して、EXデッキから妨害札を準備すればよいのではないか、という考えになるのですが、あいにく【機巧】は先攻で十分に機能するカードが少ないです。【機巧】の中では《機巧孤》がデッキからモンスターをリクルートできるため強そうに思われますが、この際に『相手の』モンスターを対象にとる必要があります。つまりほぼ確実に先攻ではこの効果を起動できません。このように、【機巧】は先攻で動くことが実はかなり苦手なのです。

弱みをまとめると『先攻盤面がとにかく弱い』というところでしょうか。

ここで、【機巧】は先攻か後攻か、という疑問が湧いてきます。弱みを考えるに、先攻ではなく後攻型にすれば万事解決ではないか、と思われる方も多いでしょう。実際、ここは好みの問題だと思います。【機巧】自体、テーマを指定するカードがあるわけではないため、構築の幅はかなり広いです。
ただ、私も後攻型は考えてみたのですが、結果としては選択権があれば先攻を取る構築にしています。その理由は後で詳しく述べますが、後攻型の場合『特定札への依存度が大きく上がり、安定性が大きく下がる』ということが大きいです。

構築の指針
以上を踏まえ、【機巧】を構築する際の指針を次のように定めました。
・【機巧】の役割は手数の多さを活かした物量と除去とする
・サポートカードは、先攻盤面を構築できるようなものを採用する

2.デッキ紹介

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コンセプト
※ここからの記述では、『攻守の値が同じモンスター』=『上級対象』/『攻守の値が同じ機械族のモンスター』=『下級対象』とします。


「機巧…ドラグマ…?」と訝しんでおられる方々も多いと思いますが、しっかりと説明したいと思います。
今回私は【機巧】の中でも《機巧牙―御神尊真神》を軸にデッキを構築しました。このカードについてですが、効果は以下の通りとなっております。

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星6/風属性/機械族/攻2150/守2150
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:除外されている自分のカードが6枚以上の場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札からモンスター1体を捨てて発動できる。デッキから「機巧牙―御神尊真神」以外の、攻撃力と守備力の数値が同じモンスター1体を手札に加える。
③:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。除外されている自分のカード6枚を選んでデッキに戻す。

①の効果で妥協召喚ができるため、召喚権を使用して場に出せる実質下級モンスターのように扱えます。その条件を満たすのも難しくなく、《強貪》や《強金》などといった強ドロソや、《機巧蛇》のコストとして容易に準備できます。


そしてこいつの真価は②の効果です。手札からモンスターを切ることによって、上級対象を手札に加えることができます。上級対象は、『攻守の値が同じ』であれば何でもよいため、私がサーチ先として選んだのが…《教導の聖女エクレシア》というわけです。《エクレシア》は攻守1500のため上級対象であり、かつ手札に存在する状態で自身を特殊召喚できるため、召喚権を使ってしまいがちな《機巧牙》との相性は良好です。さらに場に出るだけで《フルルドリス》《パニッシュメント》等の妨害を簡単に用意できるという点が、【機巧】の先攻での弱さをうまくカバーしてくれています。
またすでに手札に《エクレシア》が存在する場合は、素直に2枚目を準備してもいいですし、《フルルドリス》も上級対象のためサーチできます。他にも《機巧孤》を持ってきて誘発として圧をかけることもできたりと、とにかく【機巧】においては《機巧牙》が使い勝手がよく強力です。

しかし、いくら《機巧牙》を軸に【教導】と組み合わせているといっても、必ず《機巧牙》にアクセスできるわけでもないですし、このカード単体ではEXデッキからモンスターを特殊召喚できません。そこで、《機巧牙》を主な軸としつつも、実際には様々な初動を用意してあります。あくまで軸は《機巧牙》ですが、それに依存しきっているというわけではない、ということです。
以上から、今回の私の構築は《機巧牙》を軸とした【教導機巧】として、細かな採用理由などをお話していきたいと思います。

メインデッキ(40枚)
・1《機巧辰―高闇御津羽龗》
【機巧】における優秀な全体除去兼打点要因。特に相手の妨害を必ず踏むことができるので、捲り札としての性能が非常に高い。しかし先攻では出すことが難しいうえに、出す意味もないため、必要な時に持ってくることができれば十分として1枚。

・1《機巧蛇―叢雲遠呂智》
言わずと知れたハイスペックカード。その強さは【機巧】においても健在で、能動的にメインデッキのカードを裏側で除外しつつ展開、さらには除去まで行えるのは優秀の一言。しかしそうはいっても複数枚だぶついてしまうと事故になりかねず、またこのデッキにおいては展開に必須というわけでもないため1枚。

・2《機巧孤―宇迦之御魂稲荷》
【機巧】内の手札誘発。条件は『デッキからの特殊召喚』であり、現代遊戯王においては発動機会がそこそこ多いが、こちらのデッキには《機巧鳥》くらいしか発動条件を満たせるカードがないことに注意。場に出た際には、相手の属性依存ではあるものの上級対象をデッキからssできる。特に狙い目となるのは光・風属性あたり。強力だが事故が怖いため2枚。

・3《機巧牙―御神尊真神》
このデッキの軸となるカード。特殊召喚能力こそ持っていないが、妥協召喚能力を持ち、かつ場に出すだけで上級対象をサーチできるのが普通に強い。コストのモンスター一枚も、使いづらいように見えて実は【機巧】には墓地に存在することがメリットになるカードが多いため、それらを能動的に墓地に送ることができるという点が非常に噛み合っている。

・3《機巧猪―伊服岐雹荒神》
個人的に下級の中では最も強いと思う。下級対象が存在するだけで手札からssできるという緩すぎる自己特殊召喚能力に加え、墓地効果は下級対象のおろ埋と、デッキの潤滑油として安定性を飛躍的に高めてくれる。上振れも狙え、事故要因になることもほとんどないため3枚。

・2《機巧蛙―磐盾多邇具久》
字レアなのでさぞ優秀なのかと思いきや、場に出た際の効果があまりにもしょぼい。実際デッキトップに下級対象を固定する効果は、《機巧伝》があればまだ有効に働くかもしれないが、それでも微妙と言わざるを得ない。こいつの真価は墓地効果にあり、何と守備表示という条件だけで下級対象を蘇生できる。これにより《機巧孤》や《機巧牙》の効果を起動させたり、リンクを伸ばせたりするのが普通に強い。ただ場には出したくないため2枚。

・3《機巧鳥―常世宇受賣長鳴》
こちらは二つの効果どちらも優秀な字レア枠。リクルート効果は自己蘇生できる《叢雲》と非常に相性がよく、動きに柔軟性を持たせてくれる。また【機巧】の場合墓地効果が非常に強く、《強貪》や《機巧蛇》で飛ばしたカードをそのままリソースとして変換できるのは流石に優秀。初動では多少使いづらさがあるが、それを差し引いても優秀なため3枚。

・3《機巧菟―稻羽之淤岐素》
ns時に手札から守備表示で下級対象をssできるので、単純に展開補助として必須級に優秀。こいつと《機巧牙》をセットで引いておくのがまずまずの初動パターンになり、引いておくと上振れになる初動もある。墓地効果は他の下級に比べると少々使いづらいが、高ステータスのモンスターを戦闘で突破しなければならない状況に対応できるのでまあ良し。あとこいつは星1というステータスが優秀。

・2《教導の騎士フルルドリス》
【教導】における優秀な妨害札。《エクレシア》とともに出張採用されることの多い一枚。【機巧】は妨害札をほぼ持たないので、優秀な妨害として働き、かつ【機巧】と相性が良いのは素直に高評価。あと何気に攻守が2500のため上級対象だったりする。

・3《教導の聖女エクレシア》
【教導】といえばこれ、という印象が定着するほど有名な強カード。【機巧】においては《機巧牙》でサーチでき、かつ手札から自身の効果でssし、妨害を構えられるという点がとことん噛み合っており、【機巧】の弱点を見事にカバーしてくれる。

・1《妖眼の双剣士》
新弾で登場した手札誘発。しかし発動条件に一癖あり、思ったよりは使いにくい印象。やはり能動的に条件を満たすという意味では《フルルドリス》との相性が非常によい。また攻守2500のため上級対象であることから、《機巧孤》で光属性を対象にできれば直接デッキからssできる。

・3《灰流うらら》/2《増殖するG》
汎用手札誘発枠。このデッキには他にも《機巧孤》や《妖眼》といった誘発を積んでいるので、積み過ぎると事故を招きやすいためこの枚数。

・3《強欲で貪欲な壺》
現代遊戯王の強ドロソその1。デッキトップ10枚を裏側除外するというコストも、《機巧牙》や《機巧鳥》のおかげで逆にメリットに変えられるのが非常に強い。また発動後の制約もないため、そのまま《ヒートソウル》などでさらにドローすることができるのも高評価。

・2《強欲で金満な壺》
現代遊戯王の強ドロソその2。EXがランダムで6枚飛んでしまうのは場合によっては少し痛かったりもするが、このデッキ自体ほとんどメインデッキで戦えるため大した問題はない。除外枚数的にも《機巧牙》の条件を丁度満たせるし、EXに欲しいカードは最悪《機巧鳥》で戻すことができる。ただドロー不可の制約があるため2枚。

・2《機巧伝―神使記紀図》
唯一の【機巧】魔法。メインとなるのは①の効果だが、純粋なサーチではなくあくまでランダム要素である点に注意。この構築では大体下級対象が一枚捲れるかな、くらいなので過信は禁物。ただ発動時の効果処理ではなく、ターン1の起動効果なので、継続的なアドバンテージを得られるのは高評価。

・1《天底の使徒》
【教導】におけるパワーカード。先攻、後攻のどちらでも強く、得られるアドバンテージが尋常ではない。やはり万能札なので採用。

・1《テラ・フォーミング》
3枚目の《機巧伝》。そのままあちらを3枚採用しなかった理由は、一応一枚デッキを圧縮できるため。あとはワンチャン《うらら》を当ててもらえる可能性があるためでもあるが、大した差異はない。

・1《おろかな埋葬》
墓地効果が優秀な【機巧】において、状況に応じてなんでも一枚墓地に送れるのは非常に便利。《機巧蛇》はそのまま打点になり、《機巧蛙》は展開に、《機巧鳥》なら疑似サーチと、手数の多い【機巧】を純粋に強化してくれる。

・1《ドラグマ・パニッシュメント》
【教導】における優秀な妨害札。これ一枚で大体二枚の除去ができるという点ですでに破格の性能。しかし次ターンのEXからの特殊召喚を封じられる点が場合によっては痛かったりするため、こちらは1枚の採用。

EXデッキ
・2《灰燼竜バスタード》
基本的に先攻で《天底の使徒》を発動する際に墓地に落とす用。《強金》で飛ぶことを考慮して2枚。

・2《旧神ヌトス》
後攻での《天底の使徒》及び《パニッシュメント》で落とす用。こちらも《強金》で飛ぶことを考えて2枚。

・1《召命の神弓―アポロウーサ》
先攻で上振れた際に出すことができる。ただ先攻では《ヒートソウル》を立てることが多いので、より攻撃的にするなら《ヴァレルソード》等にしてもよいかも。

・1《デコード・トーカー・ヒートソウル》
先攻でできれば立てたいモンスター。《機巧猪》が展開に絡めば立てやすい。1000ライフで1ドローはなかなかに破格の性能で、そこそこ手札誘発の枚数があるこのデッキでは十分に強く効果を使用できる。

・1《トロイメア・ユニコーン》
《マスカレーナ》の良きお友達。そうでなくとも手札一枚がデッキバウンスに変わるのは普通に強い。

・2《セキュリティ・ドラゴン》
素材が緩いサイバース族リンク2。基本的に《ヒートソウル》のリンク素材。《マスカレーナ》もサイバース族リンク2だが、あちらは闇属性のため《リンクリボー》とリンクして《ヒートソウル》を出せないため、こちらも採用。

・2《I:Pマスカレーナ》
言わずと知れた万能リンク2。特に相手ターンで《ユニコーン》を立てるのが非常に強い。ただこいつ自身のステータスは控えめなので、先に戦闘破壊される可能性については要注意。

・3《リンクリボー》
リンク1と言えばこれ、というイメージが強い一枚。このデッキにおいては必ずEXに一枚は欲しいため、安定を取って3枚採用。【教導】の条件を満たしたり、《ヒートソウル》につなげたりと、役割は非常に多い。

・1《転生炎獣アルミラージ》
通常召喚した《機巧鳥》を変換して墓地に送ったり、手札が手札誘発+《エクレシア》といった事故を起こしてしまった際に最低限動くための保険的存在。とはいえほとんど使うことはないため、自由枠として好きなものに差し替えてもよさそう。

3.【機巧】のアーキタイプ

今回私は《機巧牙》を軸としたタイプの構築にしましたが、実際様々な構築の可能性があるので、参考までに紹介したいと思います。

・《機巧孤》型
これはデッキからssする能力を持った《機巧孤》を軸に据えた構築です。《機巧孤》の性質上、先攻ではほぼ動くことができないため、必然的に後攻特化の構築になります。とはいえ、後攻で有効なカードとして【壊獣】が存在し、中でも《妨げられた壊獣の眠り》は全体除去を行いつつ、『デッキから』『好きな属性を』『相手フィールドに』特殊召喚できるため、《機巧孤》との相性は非常に抜群です。また《緊急ダイヤ》の存在も大きいです。
しかし、裏を返せばこれらのカードに大きく依存してしまう、ということになります。後攻を取るということは、少なくとも何らかの妨害盤面が相手の場に形成されているということです。それを乗り越えつつこちらが展開するためには、どうしても上記二種の札への依存度が高くなります。そうすると、そもそも引けない可能性や、それらの札を重点的に妨害されたときにほとんど何もできません。これが結果的に『デッキの安定性を大きく下げる』ことに繋がってしまっていると感じました。

・《機巧鳥》型
新規に登場した《機巧鳥》を軸として、下級対象チューナーなどを呼び出し【アウローラドン】で大量展開しつつ、《機巧伝》のカウンターを1ターンで貯め切ってしまうことによる制圧を目指す型です。実は【機巧】下級モンスターだけでも、組み合わせればそこそこの展開ができます。この点を利用して、下級対象である《幻獣機トークン》を大量に生成していく動きにつなげる感じですね。ただ、事故率の高さと、現状どうしても《ハリファイバー》を出せるなら《V.F.D》につなげた方が無難に強いというのも相まって、なかなかこの形にする意義を見いだすのは難しいのかな、という印象です。

4.展開例

このデッキには一枚初動はなく、手札によって展開が変わるためこれといった展開パターンは存在しません。なので例として《ヒートソウル》を立てる展開だけ示したいと思います。

A《機巧猪》+《機巧鳥》
①《機巧鳥》ns→自身の効果で《機巧猪》ss
②《機巧鳥》効果《機巧猪》コストに《機巧蛙》ss
③墓地の《機巧猪》効果対象《機巧鳥》→《機巧菟》墓地
④《機巧鳥》と《機巧蛙》で《セキュリティ・ドラゴン》ss
⑤墓地の《機巧蛙》効果《機巧菟》ss→《機巧兎》で《リンクリボー》ss
⑥《セキュリティ・ドラゴン》と《リンクリボー》で《ヒートソウル》ss

B《機巧菟》+《機巧蛙》
①《機巧菟》ns効果《機巧蛙》ss
②2体で《セキュリティ・ドラゴン》ss
③墓地の《機巧蛙》効果《機巧菟》ss
④《機巧菟》で《リンクリボー》ss
⑤2体で《ヒートソウル》ss

こんなところですかね。本当に決まった展開というものがないので、それが面白いところだと思います。他にもメインやEXに採用するカードを変えてあげるだけでも様々な展開ができると思いますのでぜひ考えてみてはいかがでしょうか。

5.おわりに

いかがでしたでしょうか。【機巧】は日本の眷属信仰をモチーフにしているカード群だそうで、私はこのあたりの世界観が非常に好きなため必ずデッキにするという意気込みで、実は新規発表前から構築を考えていたりしました。そこに突然の新規、というわけですから非常に嬉しかったのですが、その構築難易度は想像以上でしたね…。

実際今回の構築も、まだまだ詰めれば改良の余地だらけだと思います。まあでも、それくらい詰められる可能性のあるデッキの方が、考えていて面白いというものです。今回の構築はかなりいい経験になりました。

長くなりましたが、以上で本記事を終わりたいと思います。ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
次は【デスピア】もしくは【アメイズメント】の考察記事で、お会いできたらな、と思います。それでは。


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