見出し画像

生きることを幸せと思えたあの瞬間に立ち返ろう ~45年生き抜いたSpecial~

はい、ちゃんぽん(@cyanpon) です。2020年7月21日をもって人生を45回駆け抜けました。マジ偉い。 #ひらやまラジオ を視聴しながら 何と言うこともなく、普遍的な1日が また過ぎようとしています。この何気ない時間が 僕にとっては とても大事なことで、息抜きこそ幸福を感じる瞬間だったりします。

本来なら、45歳誕生日おめでとー!といきたいところだけど、肝心な嫁から「今宵は、ハンバーグに ローソク差してお祝いでも良い?」とか 訳分らぬ おもてなしをされる始末...  いつもどおりの食卓で夜も更けていく この空気感は、今も尚 リアルタイムに色褪せることなく同様に過ぎていきます。

この 45年間を いざ振り返るとなると、余りにも膨大な記憶力と曖昧な情報が入り混じって大変な誤解と解釈が生まれそうなので、思い出の note と共に振り返り、幸福を感じるタイミングはいつなのか?それを探し求めるコツは何のか?深掘り出来たらと思います(超真面目で長い話しになりそう)

内向的な少年から、人と繋がることが好きになった大人へチェンジ。

昨年の春頃から、#サイボウズ式第2編集部 のコミュニティに属して活動しているのですが、その中で「サイボウズ式とわたし」というお題で note を書かせて頂きました。余り日の目を見ることも無かったこの記事も、7000 行を越える中、僕の人となりがよく表現されている文章だなと感じてます。

人と接することが苦手なタイプで、自分中心に回りを動かすことも憚らず、内向的だった少年が、寡黙だけども 人を繋げることに喜びを感じる大人に成長するまでの軌跡は、ここに全て載っています。ただ、仕事のことで心象的にストレスフルな状況に追い込まれていた過去と向き合うことは、今でもとてつもなく胸が痛くなります。思い出す度に、あの頃には戻りたくないとブレーキが掛かるのです。

ひとつの震災が 家族をより強い絆で結んだ記憶。

まだ WEB業界に移ってから 3年目の時でしょうか。2011年3月に起きた東日本大震災は、人生に置いてショッキングな出来事のひとつでもありました。あの時は、忘れもしない 娘が まだ若干 3歳の時に起こった天変地異でもあり、目に飛び込んできた映像が頭に焼き付いて離れません。当時のことを娘に語り掛けても、彼女にとっては覚えのない風景にしか映らないでしょう。ただ、親として 真実を ちゃんと伝えていく責任を感じています。

いつの日か、モヤモヤと付き合うようになった。

2012年ごろ、WEB業界で一大センセーションが巻き起こります。そうです。スマートフォンの登場により、スマホシフトが起こったんです。僕もご多分に漏れず、アプリというものに興味を持ち始め、当時勢いのあった渋谷のベンチャーへ転職すると、仕事に対して前のめりに打ち込んでいました。

ただ、それは到底図ることのできない魔界への扉だったのか、今思うと無謀と言いますか、自分の身体の兆候も顧みずに地獄の底へとまっしぐらに突き進んでいただけだったのかもしれません。

「石川さん、このままで本当に大丈夫ですか?」
「今の職務(ディレクター)は、合わないのかもしれません」
「とりあえず、品質管理をちゃんと出来る体制に整えたいから」

当時は、無我夢中でした。自分という存在価値を証明したい。
新しいことに飛び込んで、今の会社でムーブメントを起こしたい。

そんな生半可なことでは出来ないことは百も承知で、経営陣のちかいところでアピールをし続けていた自分がいました。

明らかにオーバーワークです。

僕は、この時から あらゆる限界値を知ることになりました。

人知れず 心の拠り所を探し求めていた日々。

そんな僕は、心の拠り所として 第3の場所=サードプレイス を探し求めながら、ここ数年 イベントや、コミュニティに顔を出すことも多くなりました。その結果、何が起きたかというと 人を知ることの大切さ、人と繋がることの尊さを身をもって体感することが出来たのです。心理的安全性や、自己開示欲を求めることが、GIVEの精神 又は、自己肯定感にも直結しています。

イベント運営に携わったり、コミュニティに参加して感じたご縁という尊さ

今でこそ 沢山の知らない人を知る機会が増えて、距離感も分からない人と交流を深めることが出来ています。それも、#JBUG や、#Nサロン といった イベントを仕掛けたり、クローズドな仲間を増やすきっかけを与えてくれたコミュニティがあってこそです。

特に 高円寺の著名な銭湯「小杉湯」の回りで形成されている地域コミュニティが、今でも居心地のいい場所として僕の中に居続けています。"小杉湯となり" という建物がOPENするまでの盛り上げ役として、イベント部が発足されたのも良い思い出です。

「働き方」と向き合っているうちに疑心暗鬼になっている自分を見つけた。

この4~5年間、過去のトラウマを引きづりながらも、市場価値を高めるために 転職して年収を積み上げていこうとする自分がいました。業界を変えながらポジショニングは変えない。軸ずらし転職とはよくいったもので、僕は そこまで器用なタイプでもなければ、愚直に泥臭くいくタイプでもなく、セーフティに渡り歩ければ良い方です。語ることは多くないけれども、ズバッと言い放つスタンスは、部門を仕切る上長の中には快く思わない人もいて、ただ 公明正大でいたい僕からすると、はっきり物言いしない方が組織を停滞させる悪だと思う訳です。

今まで守ってきたことを崩したくない保守派からすると、自分は反逆者でありレジスタンスに見えるでしょう。それを繰り返すうちに、チームから冷たい目で見られる場面もあり、だからといって反論する余地があればいがみ合うことだってあります。

   正解じゃないことを正しく振舞うことは放っておけない。
   一方で、場の空気を読んで、我慢することも必要だ。

市場価値に見合う対価で埋めきれない給与を、副業や兼業で穴埋めする日常も、実際に体験して感じたことは、身体にとても負荷の掛かる時間でしかなかったということ。"仕事に対する姿勢は、対価に見合ったリソースや、ボリュームで決まる。" とばかり思っていた自分は、経験値とスキルセットの閾値を越えた時点で 全て 真っ白=リセット されてしまいました。

そこから、自分が一番輝ける立ち位置は何なのだろう?自分の活躍できる場所はどこなのだろう?と、探し求めるようになったのです。

コロナ禍で状況は一変する。これから辿り着く先は?

2020年、世界は 突如 ”新型コロナウィルス” という未知の細菌に脅かされることになりました。人々は、互いに近づくことさえ許されない ニューノーマルの新生活 を強いられることになってしまいます。

僕も 家庭内崩壊の危機に晒されることになったのは、緊急事態宣言が発令されてから間もないころでした。在宅勤務にシフトしてからは、家にいることが長くなり、家族との距離も自然と今まで以上に近くなっていました。

それが 幸か不幸か、(余りにも近づき過ぎたため)コミュニケーションをとる機会が増えて、互いの意図をいつも以上に図ることになり、ケンカばかりが子供たちの目の前で多くなっていたのです。

これでは、ダークサイドに落ちるのも時間の問題です。敢えて逆張りの精神論で嫁と対等に渡り合うことを止めて、真剣に会話に耳を傾けるようになりました。この傾聴が 功を奏したのか、今まで以上に会話する時間も増えました。人間 誰しも 自分の話しを聞いて貰いたいものなんだなと感じた瞬間でもありました。

生きる幸福は、毎日の一歩から始まる。過去の自分から逃げずに進もう。

今年に入ってから早いもので半年が過ぎました。誰もが予測できなかったコロナ禍の状況の中、皆んなが必死になって毎日を生きています。世界中では、あらゆる地域で人種差別や紛争も起こっていて、オーストラリア火災やアフリカのサバクトビバッタの大量発生、アジアの豪雨による災害など、コロナ以外での甚大な被害も起こっています。僕たちは、生きる希望を見失わないよう毎日を一生懸命生きるしか術がなく、少しずつでもいいから 回りのためになることをしていくことで、ちょっとした変化を感じ取るだけでも素敵なことだなと思います。

年始に思い描いていたことは、少なからず微妙に狂い始めてはいるけれど、
人の集まる場所を探して繋げる』というVISIONは間違いないし、せんべろスナックは 是非とも開催したい。その際は どこかのお店を借りて一日店長をやる気概です。また、セルフブランディングを第一に考えているので、これまで以上に、色んな人とラジオや、コラボイベントに顔を出せたらとも思うし、今まで以上に noteや、stand.fm でアウトプットもしていきます。

個人のバリューを発揮することが、今生きている中で一番幸せを感じる瞬間かもしれません。それが 活きている証

それでも、やはり 人と会うこと、知り合うこと、繋げること。今 最も感情が高ぶるシチュエーションです。外出自粛が続く昨今、人と会うこと自体から遠ざかっていた記憶が、対面で会う価値が今まで以上に高まって、オンライン交流も必要以上に参加する機会が多くなりました。インターネット越しに会話することが当たり前の時代になるからこそ、限られた時間の中で 1分1秒でも 対話する時間を大切にしていきたいですね。

誕生日から3日過ぎたある日、嫁に連れられて吉川市へ車を走らせたら、「コクシネル」というケーキ屋さんに辿り着いたのでした。噂に違わぬ美味さだったので、皆さんもぜひお召し上がり下さい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?