【日々】昼の下北沢で落ち着かず、夜の中野で満たされる|二〇二二年十二月
二〇二二年十二月九日
今朝のハンドドリップは最近ではいちばんの出来だった。キリッと味が立っていて、雑味も少ない気がする。蒸らしで湯を注ぐときにコーヒースプーンで慎重に行ったこと、抽出をはやめに切り上げたことがよかったかもしれない。しかし飲みすすめながら、あたためるためにカップに入れていた湯は捨てたっけ?と思い至る。捨て忘れてそのまま注いだのだとしたら阿呆にもほどがある。せっかくうまくいったと思った味も、実は湯で薄まっているのかもしれない。そしてそれを旨いとおもった自分の舌