第1章ー4.あやこ31歳、事務職
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ちゃこちゃんとくまさんのお金の研究所には、さまざまなお金に関する悩みを持った人々がやってくる。くまの出番はまだない。
ちゃこ(以下ち)「キャッシュフローを表にあらわしたものです。」
ち「たとえば今のあやこさんの場合。縦線の単位は、万円です。仮に手取り年収が400万円だったとします。これを定年まで毎年100万円貯金をして、退職金を1000万円受け取れたとしましょう。あやこさんの希望の毎年20万円分の旅行も予算に入れています。お家も買わない設定で、大きな買い物は何もしていないということになりますが、試算するとお金の流れのイメージはこうです。」
あやこ(以下、あ)「老後もマイナスにはならないんだ!!」
ち「そうですね。本当にざっくりのイメージですけどね。老人ホームにも入っていなくて健康的という場合です。現役を引退したら出費は抑えた計算をしています。今と同じ生活はできそうですよね。」
あ「なるほどね~。ほかにもシュミレーションないんですか?」
ち「次は、あやこさんが結婚して、子供が1人高校から私立で夫婦共働の手取り年収が800万円バージョンを見てみますか?」
あ「うんうん♪」
ち「そしてこれが、あやこさんが会社を辞めて子供が少し大きくなった時にパートで年間100万円働いたバージョン。」
あ「全然違う…。」
ち「そう、全然違います。教育費などすべて平均をいれていますので、あくまでもシュミレーションですが、どうですか?」
あ「でもこれを考えてどう幸せになれるんですか?特に、会社を辞めてしまったら不安しかないんですけど…」
ライフイベントを考えると幸せになれる??
ち「わたしもびっくりしました。マイナスになる前に、働く量を増やすとか、生活を見直すとか色々あるので、あくまでもイメージですけどね。」
あ「とは言っても…。なんだか怖い。」
ち「驚かせてごめんなさい。だけど、今のあたしたちに必要なのは、不安になることよりも、ライフイベントを考えることによってなりたい自分が定まめることが大切です。」
あ「なりたい自分…。でも未来はわかんないじゃないですか?
未来によってこんなにも必要なお金が違う、逆に不安になってしまいます。」
ち「そうですね、未来はわからないです。だけど、ライフイベントを考えてキャッシュフローの流れを知ることによって、これからのお金のことを考えるきっかけになると思うんです。そうなれば、どんな自分になりたいのか、その自分の希望を叶えるためにどれくらい準備しないといけないのか、将来いくらぐらいの貯金がほしいのか、どんな運用をしたらいいのか、色んなことを考えるきっかけになる。」
あ「未来を考える。」
ち「そうです。不安におびえるのではなくて、自分で決めていく。人生予定通りではないけど、一歩踏み出せばお金に対しても変わる景色がありますよ」
あ「そうなのかな~。あたしは、現実を見るよりお手軽に幸せにはなりたいけど。」
ち「あたしだって、お手軽に幸せになりたいですよ。だけど、あたしたちの年代って、どれだけごまかしても、もう気楽にはいきれないでしょ??その中でも、楽しくハッピーに生きていきたいから、あたしはライフイベントを考えることは幸せの近道だと思っています。」
あ「なるほどね~。たしかに、不安の原因ってわからないってことだもんね。自分の人生が変わる節目に、また見直せばいいのかな♪」
今日のポイント
ライフイベントを考えて、幸せになろう!!
第1章ライフイベントを考えると幸せになれる終わり。
第2週目は、第2章相談相手はダレ?をお送りします!!
じゃんけん、ぽん!!
うふふ、つづく。
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