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AIに使われる側にならないため、具体と抽象を行き来する思考

「具体抽象」トレーニング、細谷功/著を読んで、AIに使われる側ではなく、AIを使う側になるために、具体と抽象を行き来する考え方が重要になると気付かされました。具体的な事象のいくつかから、それらに共通する抽象を見い出して、そこから再びその抽象的な概念を具体化する能力が必須になるという内容です。

スマホを使えば、断片的なネット記事に極めて容易にアクセスできるようになり、具体的事象をX軸方向に増やす知識量は比較的に簡単に得ることができます。その具体的事象のいくつかの共通の関係構造を、Y軸方向に三角形のピラミッドを作るように引き上げる考え方を習慣化することで、ネットやスマホユーザーが破壊しがちなピラミッドの中層部分を強化する必要がある
ということです。

図18 具体と抽象の 「2階建て」 構造 Page 87



ChatGPTが話題になっていて関心を持って試してみました。普段多用しているGoogle検索に置き換わるとも言われていますが、日本語環境はまだ整っていない印象です。あるネット記事の要約を試しましたが、まだ英文しか対応できないとの返事でした。

すでに、子供が学校の宿題を自分でやらなくなるから禁止すべきとの動きも出ているそうです。AIの進化と普及で、ヒトはますます、考える作業を怠るようになるでしょう。そして、AIに使われる側に安住してしまう可能性が高いので、「具体抽象」トレーニングは、AIを使う側に残るためにも欠かせないと考えます。

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