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杉山式農法について2 くん炭肥料からバイオ炭へ

杉山式農法と賢治

1927(昭和2)年9月に宮沢賢治は岩手県岩崎村に、杉山式稲作の見学に出かけました。
詩「藤根禁酒会に贈る」に書かれています。

宮沢賢治 作 「藤根禁酒会へ贈る」
https://plaza.rakuten.co.jp/kenjitonou/diary/202108220000/


杉山式農法は、くん炭肥料を使うことが特徴です。くん炭が化学肥料を吸着し、流亡を防ぎ、肥料効率があがります。

くん炭とバイオ炭

その、くん炭は、現在バイオ炭(バイオすみ、バイオチャー)として注目されています。肥料、土壌改良効果だけでなく、炭素の土中貯蔵による大気の二酸化炭素減少効果、地球温暖化抑制効果が注目されています。排出権取引により農家の新たな収入源になる可能性があります。

農林水産省のバイオ炭説明会
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kankyo/201021.html

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地球温暖化と賢治

宮沢賢治は、グスコーブドリの伝記で、世界で初めて地球温暖化を童話に取り入れた作家だと思います。

その賢治が、くん炭の炭素貯蔵効果に着目していたとすれば面白いのですが、残念ながら杉山式農法と地球温暖化について賢治が書き残した資料はありません。

#宮沢賢治 #杉山善助 #杉山式 #くん炭 #バイオ炭 #バイオチャー

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