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佐藤隆房 著 「宮沢賢治 素顔のわが友」より 1928(昭和3)年の肺結核発症の原因と症状

佐藤隆房院長の証言

佐藤長松医師とともに、宮沢賢治を治療した、花巻共立病院院長の佐藤隆房氏は、著書「宮沢賢治 素顔のわが友」で、賢治の結核の原因と症状について、次のように記しています。

(本文開始)

昭和三年の八月、食事の不規則や、粗食や、また甚だしい過労などがたたって病気となり、たいした発熱があるというわけではなく、両側の肺浸潤という診断で病臥する身となりました。

(本文終了)

賢治本人の認識

賢治本人が手紙で書いていたとおり、実家を離れた羅須地人協会での不規則な生活や、東京、伊豆大島への旅行、水田巡回などの、過労が原因との診断です。

書簡243 1928(昭和3)年9月23日 沢里武治あて 封書
https://plaza.rakuten.co.jp/kenjitonou/diary/202108010000/

結核は微熱

肺結核は、高熱ではなく微熱が続く症状のようです。軽い風邪かと放置していると、重症化してしまうようで注意が必要です。

#宮沢賢治 #佐藤隆房 #素顔のわが友 #結核 #肺湿潤

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