見出し画像

急に暇になった(医)学生の方々への本のすすめ

こんにちは。3月の実習が某ウイルスによってなくなった結果必死に毎日に意義を持たせようと奮闘していますが成功率60%くらいのちぇんです。

いきなりですが、最後に本を読んだのはいつですか?

漫画ならすぐ出てくる人も多いかもしれません。あとは医学生なので実習の時に参照する医学書とかはよく開く方いるかも知れないですね。

私個人は、中学生以降めっきり本を読む機会が減ってしまいました。小学生の頃は毎日図書館に通って、授業中も隠れて本ばかり読んでいた本の虫は、ちょっと大きくなったら急にタスクの雨に晒されるようになり、本にかじりついてることができなくなりました。そして雨が弱まった頃には、あれほど好きだった本は時間を無駄にする娯楽としか捉えられなくなり、気まぐれに手を伸ばす程度になっていました。

しかし最近、就活という台風がじわじわと近づく中、読まなきゃと思ってタスクの一つとしてまた本を読み始めるようになり、気づいたら完全に本の虫に逆戻り。今の自分に合った本に出会うと本当に視界が晴れ渡ります。そんな本の素晴らしさをお裾分けしてみたくて、独断と偏見で選んだおすすめ本たちを並べてみました。就活に惑う私みたいな人向け。面接でかっこいいこと言いたい人にもおすすめです。


万人向け

*GRIT-やり抜く力

あまりに有名ですが、私の自己分析を根本から変えてくれた本。もっと早く出会いたかった。大切なことは「小さな目標を決め、それを必ずやり遂げること」だと教えてくれました。成果が出るか否かは関係なく、これを繰り返すことで身につくのがGRITであり、それが仕事の質へ、そして人生の質へ繋がるのだと。世代にかかわらず、自分に自信が持てないあらゆる人に読んでいただきたい本です。


*イノベーション・オブ・ライフ

偉大なるHBS教授、クリステンセン様が経営学の叡智を用いて、人生に通づる指針を示してくれた本。まさしく人生のコンパス。きっとこれから何度も読み返すんだろうなと思います。今、就活を控える身としては、キャリアを選ぶ上での検証の仕方や、戦略の選び方(意図的な戦略「狙いを定めて一点集中」か創発的な戦略「実験しながら修正を繰り返す」か)といった思考の枠組みがとても参考になりました。ヘッダー画像はこの本から。これを読んだ瞬間の心の震えは忘れられません。


タイトルに興味を持った人向け

これらはちょっと読んでみてつまらなかったら一回「積ん読」きましょう。いつか読むべき時がきます。ブラックコーヒーをおいしく感じられない時にカッコつけて飲んでも誰も幸せになれないのと一緒。

*悲劇的なデザイン

デザインの持つ力に圧倒されました。一言で言えば、「デザインで人は死ぬ」。カルテを見るたび昔は本当に酷いデザインだったんだな…今改善できるところはどこかな…と考えます。先日放射線科を回っていた時は放射線装置のデザインで死んでしまった人がいるというのを深く理解できました。題名の割に、医学生には親しみやすい本です。


*ピープルウェア

マネジメントについての本。一言で言えば、「人に任せるの大事、集中できる環境大事、会議の時間は無駄にするな」。具体例を多くあげているのでとても読みやすいです。ダンスでも塾講師でのアルバイトでもカフェ運営でも、いろんなところでリーダーとして立つ時にこの本から得た学びが活かされています。書いてることは結構ミクロめ。


*ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学

ピープルウェアの対として。こちらは早稲田ビジネススクールの准教授が書いてるだけあって、しっかりエビデンスベースかつもう少しマクロなレイヤーでマネジメントも含めた経営学全般について書いてます。例えばピープルウェアが具体的に会議のやり方を書いてるのに対してこちらはどんなリーダーであるべきかを書いていたり。とても読みやすく、気軽に経営学の知見を享受できる本です。


*世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか

一言で言うと、「大きな決断をする時は美意識が大きな影響を及ぼすからアートに触れて養っておくの大事」。「美意識」をそのように捉えたことがなかったので新たな知見でした。漫画でもなんでも、何かしらのアートに触れるときの見方がちょっと変わるかも。私はダンス愛が高まりました。笑



今まで読んできた中にも大好きな本、よくわからんかった本、いろいろありますが、割と読みやすくかつ多くの人がappreciateできそうな本を挙げてみました。小説は人によってかなり好みが違う気がするのであえてあげてません。映画については、いい映画の要素って割と人類全体の共通項多いかもと感じるので今度書いてみようかな…。いろんな人のおすすめ本が知りたい今日この頃。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?