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PINO

姉貴たちにずっと劣等感を持っている。どっちも立派に職に就いて長女にいたっては子供もいるのに俺は未だこどおじでうじうじしている。2番目は証券でバリキャリをしている。この違いはなんなんだろう。

まっさきに思い浮かんだのは「姉貴たちが馬鹿すぎてずっと争っていた」ということだ。フルーチェで喧嘩するぐらい険悪だった一方で普通にフルーチェが嫌いでまじでどうでもよかった。子供の時にどんだけブチギレてるかの経験が明暗を分けたのだろうか。

こんな遠回りはしなくてもわかっていて、負け癖、負け犬根性が染み付いているんだと思う。勝とうが負けようがいい、けど勝てるのは運がいい時だけ、負けるのがデフォルト。

そういう星の元で生まれたならやることはひとつで勝ち続けることではなく進み続けることが大事だと思う。次の就職先は一応公務員ではあるのでよっぽどのことがない限りクビになることも無い。だが辛いことは百も承知だ。それでも俺が間違いでなかったこと、姉貴達より凄いことを証明するためには1歩進む勇気を持ち続けることが大事だ。ハナから負けてるくせに生き様で負けていたらせわしない。GADOROのPINOのリリックがここで生きてくるわけだ。平凡なプレイを積み重ねる。俺なりの平凡もプレイも地続きだからありのままを育て上げるだけだ。振り返る勇気を前に進む勇気を負けを受け入れる勇気を勝つことへの執着を諦めてはならない。多分俺は誰よりも強いよりか図太い。
太めの合法CBNを吸いながらそう思った。

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