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ボディーの縦筋汚れを侮ると危険

今回は水垢について。


赤丸の個所・・・黒い縦筋汚れ。


どのお車でも発生するメジャーな汚れですが、毎回同じ個所にできる水の通り道の汚れですね。

ドアハンドル、ドアミラー、モールなどよく見る汚れです。


この汚れは主に油性系の汚れで、ドアハンドル内のグリスや大気中の排気ガスの残留、モールなどのゴム類から流れ出た油分等で酸化劣化します。

油性系の酸化劣化した汚れは、元来石油由来品である塗装に悪影響を及ぼし塗装を「膨潤・・・ふやかせる現象」を招いたり、汚れの通り道は徐々に浸食されシャンプー洗車で簡単に取れた汚れもやがて取れなくなります。


そうなるとその個所の塗装に汚れが浸透し表面だけにとどまらず塗装内部まで汚れが浸透しています。

シルバーのお車などではその個所だけ色が白く色が抜けたような症状を招くケースもあります。



これは常日頃同じ個所に汚れが定着することで塗装が酸化して変色しますので、研磨しても元に戻らないケースが大半ですので日ごろのケアがとても重要ですね。


塗装も同じ個所を常に汚れやそれを含んだ水が流れ続ける事で、目に見えない浸食を受けているのです。

良いコーティングはそれらを防ぐと同時に、汚れても取れやすい状態を持続させるものなので、非常に有効なアイテムですが、お手入れしていなければコーティングも劣化しますので、やはり「洗車」はとても重要です。



特にドアハンドルなどのグリスの流れた汚れは、シャンプーでも取れませんのでその場合はアルコールでの脱脂が有効ですね。

今や身近な消毒用のアルコールで代用できます。


縦筋汚れを侮らないでください!


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