【デュエマ】テラ・スザーク<ナーガ.Star>の無限アタックのお供を徹底比較【考察記事/オリジナル】
こんにちは、牡蠣食えばです。
今回は最近見つけて一目惚れした≪テラ・スザーク<ナーガ.Star>≫を布教する記事になります。
≪ナーガ.Star≫といえば自身のサルベージ効果を用いて味方をアンタップさせる効果を持つクリーチャーを自壊能力を持つクリーチャーと合わせて使いまわすことによる無限アタックができることが魅力のクリーチャーです。しかし、どのクリーチャーを無限アタックのコンボ要員にするかによってデッキの性格はかなり変わってきます。この記事では≪ナーガ.star≫の無限アタックのコンボによく用いられる3種類のクリーチャー(≪巡巡-スター≫、≪奇石 イシガネ/センキン・ウォール≫、≪ダチッコ <マック.Star>≫)を取り上げ、それぞれの特徴やそれを採用したデッキのメリットデメリットについて解説します。
以下では適宜略称や俗称を用います。ご了承ください。
⒈≪テラ・スザーク<ナーガ.Star>≫とは
能力が公開された頃は「第二の≪鬼羅.Star≫だ」とか持て囃されていたものの、実際には≪シャッフ≫などのメタクリをより上手く使える≪鬼羅.Star≫には敵わず、発売当初から値段は下落の一途を辿る不憫なカードです。
(発売当初は一枚2000円超えもざらだった)
(今となっては1枚400円程度に落ち着いている)
しかしながら、能力は自己完結している上SRらしくド派手であり、イラストアドも非常に高いため何とかして使いたいという魅力を感じます。≪ネ申 マニフェスト≫から進化すれば選ばれずブロックもされず≪ドルファディロム≫の全体除去にも引っかからない生き物になるためメタゲームの中でもそこまで絶望するような性能はしていません。そして、cip(またはpig)で味方をアンタップする効果を持ったクリーチャーを≪学校男≫や≪ドゥポイズ≫で再利用する無限アタックは環境上位デッキにも劣らないパワーを持っています。
ちなみに、無限アタックしないならよっぽどのことがない限り≪鬼羅.Star≫でいいかなと思います。
次節からコンボ要員の解説を始めます。
・おまけ (≪ナーガ.Star≫はなぜ≪鬼羅.Star≫になれなかったのか)
≪ナーガ.Star≫を使っていると≪鬼羅.Star≫と明暗を分けた差は「4コストのクリーチャーと3コストのクリーチャーのバリューの差」、「攻撃が止められた時の対応力」の2点にあると感じます。
まず、並べられるクリーチャーのバリューの差について、確かに最近の3コストクリーチャーは≪デドダム≫をはじめ強力なクリーチャーが数多くいるものの、≪鬼羅.Star≫を複製できる≪エヴォ・ルピア≫やトリガーケアや次ターンの相手の動きを強力に縛る≪シャッフ≫には及ばないと感じてしまいます。特に、≪ナーガ.Star≫が自分のサルベージ能力では≪ナーガ.Star≫を横に増やせないという点はかなり痛く、無限アタック中にG・ストライク一枚で止まってしまうこともしばしば起こります。
また、≪鬼羅.Star≫は横並びをしながら攻撃しているため、何らかのトリガーを踏んで相手にターンを渡したとしても自身の4コスト以上の味方全体へのブロッカー付与とターン終了時のアンタップ効果や≪シャッフ≫の宣言と相俟って相手ターンに好き勝手動かれる可能性が低い一方、≪ナーガ.Star≫は味方を砕きながら攻撃しているため、≪S・S・S≫などで止められると次のターンに相手に干渉できることが少くなってしまう点も≪ナーガ.Star≫のデメリットと感じます。
ただし、≪ナーガ.Star≫のブロックされない能力は≪ロマイオン≫や≪グレイトフル・ベン≫などの大型ブロッカーが流行る今の環境では≪鬼羅.Star≫にない強みであり、一概に≪ナーガ.Star≫が≪鬼羅.Star≫の下位互換とはいえなくなってきていると思います。
⒉コンボ要員ごとの解説
・≪巡巡-スター≫
○特徴
このクリーチャーの特徴は残りの2種類のクリーチャーと異なり≪ドゥポイズ≫や≪学校男≫なしに≪ナーガ.Star≫をアンタップできることです。自壊役が見えてなくても≪ナーガ.Star≫で[≪巡巡-スター≫+ルーター+ルーター]を蘇生してコンボ要員を探しながら攻撃を継続できる点がこのクリーチャーの強みです。また、破壊しなくてもアンタップ効果を使えるため、≪サイバーエクス≫のような≪ネ申 マニフェスト≫のシンカパワーを貫通してくる選ばせ除去から≪ナーガ.Star≫を守る役割にも期待できます。
また、実際のゲームの中で実現可能かは怪しいですが、相手の寝ている≪ロマノグリラ≫や≪ロールモデル・タイガー≫を無理矢理起こすことで攻撃制限を突破する使い方もできなくないです。
○使用デッキ例
(<赤抜き4Cナーガ.Star>)
・≪奇石 イシガネ/センキン・ウォール≫
○特徴
このクリーチャーは≪巡巡-スター≫と同じ色、同じコストであるが自壊役とセットでないと無限アタックができないという制約があります。一方で、アンタップ効果は味方全体まで広がりブロッカー付与までついてくるため殴ってくるデッキへの耐性が高いです。無限アタックだけを考えるのであれば≪巡巡-スター≫に代わってこのカードを採用するメリットは薄いため、下面の≪センキン・ウォール≫のコントロール性能を生かしたデッキを組むのが適当だと考えます。
しかし、問題として多色ゆえに≪ドルファディロム≫に屈しないというのが≪ナーガ.Star≫の利点の一つであるにもかかわらず、アンタップを担う≪センキン・ウォール≫が≪ドルファディロム≫がいると詠唱できなくなってしまうというのが若干アンチシナジーだと感じます。
○使用デッキ例
(CS優勝リストより→元記事)
・≪ダチッコ <マック.Star>≫
○特徴
上記2種と異なり火文明という点が最大の特徴です。≪ナーガ.Star≫が登場した王来編第2弾(DMRP-18)時点では≪ノメノン≫や≪テスタロッサ≫を自然に採用できると言った程度で≪ナーガ.Star≫のデッキに火文明を入れるメリットは少なかったですが、王来編第3弾(DMRP-19)が発売されると火文明採用に明確な意義が生まれることになりました。それは≪モモキングダム≫を採用できるようになることです。≪マック.Star≫が種族にレクスターズを持っていることで≪マック.Star≫を出し入れする無限アタックによって≪モモキングダム≫の解放までのカウントを進めることができる点やそもそも≪モモキングダム≫が≪ナーガ.Star≫のサルベージ範囲内という点が噛み合い<白抜き4Cナーガ.Star>というデッキが誕生しました。
○使用デッキ例
(<白抜き4Cナーガ.Star>)
⒊まとめ
≪ナーガ.Star≫は唯一無二の面白い性能をしている上、本体が安いだけでなくデッキのパーツもそこまで値が張るものは少ないのでこの記事を読んで興味を持った方はぜひ組んでみてください。
長文になりましたがここまで読んでくださった方ありがとうございました。
※追記(2021/10/28)
≪ナーガ.Star≫のデッキはどれもそれなりに墓地が貯まるので枠を見つけて≪モールス≫を刺しておくと墓地に落ちた≪ナーガ.Star≫に触れないという欠点を克服しつつ≪ナーガ.Star≫の進化元をタダで用意することができるのでいい感じです。参考までにどうぞ。
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