【デュエプレ】ザンゲキロマノフって結局何色で組めばいい?【考察記事/デッキレシピ有り】
こんにちは、牡蠣食えばです。
今回は≪竜装 ザンゲキ・マッハアーマー≫(以下≪ザンゲキ≫)と«邪眼皇ロマノフⅠ世≫(以下≪ロマノフ≫)の組み合わせをコンセプトとしたデッキ(以下「ザンゲキロマノフ」)について考察しました。「ザンゲキロマノフ」の長所・短所、闇のコスト5以上7以下の採用カード・不採用カード、デッキカラーごとの特徴、などをまとめています。
新弾の目玉SRである≪ロマノフ≫と目玉ギミックであるクロスギアの≪ザンゲキ≫を一度に楽しめる上、構築次第では環境上位も狙えるお得なデッキなのでこの記事を読んで興味を持った方はぜひ使ってみてください。
追記(2021/10/28)
火闇光カラーの記述を中心にこの記事を投稿してからの変化(特に≪ゲキメツ≫殿堂)を反映しています。ただし、火闇水・火闇自然については特に前回投稿時から変化はなく≪ゲキメツ≫が殿堂した分枠を誤魔化すくらいしか書くことがないので特に改めてはいないです。それぞれのカラーリングの特徴に関する記述だけ読んでもらえれば十分だと思います。
⒈「ザンゲキロマノフ」について
「ザンゲキロマノフ」とは呪文踏み倒しが攻撃時となっている«ロマノフ≫に≪ザンゲキ≫の効果でSA(スピードアタッカー)を付与して召喚から効果発動までのタイムラグを無くすことで«インフェルノ・サイン≫(以下≪サイン≫)や«ソウル・アドバンテージ≫といった強力な呪文を早期に唱えてアドバンテージを稼ぐことをコンセプトとしたデッキです。≪ザンゲキ≫が自分のドラゴンにクロスされているとき«サイン≫で釣り上げる墓地の«ロマノフ≫もSAが付与されることを生かして«ロマノフ≫の効果を連鎖させることで盤面に大量の打点を並べてワンショットも狙えることが特徴です。
上の画像は「ザンゲキロマノフ」の基盤です。
採用カードを解説します。
・≪ロスト・チャージャー≫(以下≪ロスチャ≫)・≪クルセイド・チャージャー≫(以下≪クルチャ≫):墓地に≪ロマノフ≫を落としつつマナを伸ばせる。
・≪ボルット・紫郎・バルット≫(以下≪紫郎≫):≪ザンゲキ≫が手札に来ないとデッキとして崩壊するため採用しているが枚数は調整可。
・≪竜極神ゲキメツ≫(以下≪ゲキメツ≫):色が合い≪ロマノフ≫に頼らないフィニッシャーになれるパワーカード。≪クルチャ≫で引っ張ってくることができる。
・その他:コンセプトとして必須。
この時点での長所と短所は以下の通りになります。
長所
・≪サイン≫と≪ロマノフ≫の連鎖でワンショットキルが狙える。
・現状、実質≪ロマノフ≫専用呪文となっている«ソウル・アドバンテージ≫を召喚後すぐに使うことができる。
・デッキの色的に無理なく≪ゲキメツ≫を採用できる。
短所
・≪ロマノフ≫の始動が遅い。
・≪ロマノフ≫が簡単に除去されるため長所であるはずのワンショットキルが狙いにくい。
・ターンの制限時間に間に合わず「プレイ(使用)が満足に行えない」。
ターンの持ち時間については改善されることを祈るばかりですが、その他の短所である始動の遅さや除去耐性については火闇以外の文明のカードを使い補うことができます。
追記(2021/10/28)
2021/10/21より≪ゲキメツ≫がDP殿堂となってしまいデッキに一枚しか入れられなくなりました。色だけでなく≪ロマノフ≫に頼らないサブプランとしてのフィニッシャー力の高さ、≪クルチャ≫との相性の良さ、ゴットカードの仕様から≪ロマノフ≫の探索を邪魔しない闇のパワーカードといった様々な面でこのデッキとの相性が良かっただけに残念です。新環境に当たってはデイガカラーを採用するなら新たに追加された≪魔光神≫を代わりのゴットとして空いた枠に入れてみるなどして試行錯誤しております。
また、アップデートにより探索などのアニメーションにかかる時間が短くなったため時間制限の方もやや楽になり、最低限盤面更地からロマノフ4体連鎖させるくらいの時間は確保できるようになりました。
⒉「闇のコスト5以上7以下のカード」について
デッキのカラーリングに関する考察に入る前に「ザンゲキロマノフ」デッキにおいて最も個性の出る「闇のコスト5以上7以下のカード」の採用についての考えを述べます。「闇のコスト5以上7以下のカード」には«ロマノフ≫の登場時の探索と攻撃時の探索に引っかかるカードが含まれるため何を意識するかで採用するカードの種類が変わってきます。
「ザンゲキロマノフ」の強みは盾の薄い速攻相手にワンショットキルを狙うことができ、コントロール相手には«ソウル・アドバンテージ≫による早期の大量ハンデスを狙うことができる点にあると考えています。そのため、採用する闇のコスト5以上のカードは«ロマノフ≫・≪サイン≫・«ソウル・アドバンテージ≫の3種に絞っても問題なく、探索による動きの不安定さも取り除くこともできます。紙の«ロマノフ≫の使用感に憧れて多種多様な呪文を採用したい気持ちにもなりますが、その場合は大人しく除去コンを握った方が強いので«ロマノフ≫を使うのを諦めるしかありません。
このような考えのもと上記の「ザンゲキロマノフ」の基盤ができています。
以下に採用候補となりそうな闇のコスト5以上7以下のカードについて述べます。
(クリーチャー)
・≪腐敗聖者ベガ≫:採用時の働きと探索を濁らすことでの足の引っ張りを足し引きすると不採用。盾追加なら光単色でできるカードがある(後述)。
・≪腐敗無頼トリプルマウス≫:採用時の働きと探索を濁らすことでの足の引っ張りを足し引きすると不採用。
・≪邪眼死龍ゴルドノフⅤ世≫:1ターン早くザンゲキロマノフを走らせることを可能にするカードではあるものの、早出ししたければ≪フェアリー・ギフト≫を採用した方が汎用性がある。多く積んでもデッキパワーが下がるだけなので中途半端に採用するなら不採用の方が探索で禿げることもなくなる。
・≪黒神龍グールジェネレイド≫:打点なら≪ロマノフ≫でほとんどの場合十分なので≪ロスチャ≫を不用意に不安定にさせる必要はない。
・≪魔刻の斬将オルゼキア≫:7コスが≪ロマノフ≫と被っている上、7マナ溜まっているなら≪ロマノフ≫を走らせた方が強い。
(呪文)
・≪魔弾ロマノフ・ストライク≫:不採用カードの中ではデッキの枠が余れば探索を濁らせてでも採用する価値が最もあるカードと考えている。メカオーや武者相手に使いたいカードではあるが、最悪手打ちでもクソデカジェニー程度には仕事をする≪ソウル・アドバンテージ≫に比べ≪ロマノフ≫と組み合わせないと致命的に弱いのが難点。
・≪憎悪と怒りの獄門≫:逆転の一手を狙えるロマンカードではあるが、うまく決まる場面が少なく探索を濁らせてまで採用する価値は怪しい。
・≪デーモン・ハンド≫(以下≪ハンド≫):他のカラーの除去トリガーでも代用が利かないことはないがやはり手打ちで1体+≪ロマノフ≫の攻撃時にもう1体処理できるという動きの魅力は大きい。いろいろ触った結果採用。探索が濁った時は諦める。
ただし探索が安定しないことがさほど気にならないなら≪魔弾ロマノフ・ストライク≫や≪邪眼死龍ゴルドノフⅤ世≫を入れてみても強いと思います。
・おまけ:「ザンゲキロマノフ」に入る武者って強いの?
結論:そこまで。
ザンゲキ+武者の強みは武者介護用小型システムクリーチャーがザンゲキの軽減とSA付与を存分に生かして殴ってくるところにあるので武者を使いたいのであれば専用デッキを組んだ方が強いです。「ザンゲキロマノフ」側もザンゲキとの相性がいいからという理由だけで武者を入れられるほど枠に余裕がなかったりします。
以下では「ザンゲキロマノフ」の欠点を補うカラーリングについて説明しますが、「大量打点でのワンショットor大量ハンデス」という強みを押し付けることが前提となっています。
⒊デッキのカラーリングについて
「ザンゲキロマノフ」については大きく分けて火闇水(クローシス)・火闇自然(デアリ)・火闇光(デイガ)の3種類のカラーリングが考えられます。
・火闇水「ザンゲキロマノフ」
・速度★★★☆☆
・安定度★★☆☆☆
・おすすめ度★★☆☆☆
上の画像は火闇水「ザンゲキロマノフ」のサンプルレシピになります。
採用カードを解説します。
・≪エマージェンシー・タイフーン≫(以下≪エマタイ≫):手札を整えながら墓地に≪ロマノフ≫を落とせる点が組み合わせ抜群。
・≪猛菌恐皇ビューティシャン≫:ブロッカーとして速攻相手にターンを稼いで欲しい。
・≪蒼神龍ノースグレイ≫:ルーター兼ブロッカーとして中盤の動きを整える。ドラゴンなので≪ザンゲキ≫を付けておけば≪ロマノフ≫が走り出す。
・≪執拗なる聖亜の牢獄≫:色基盤兼≪聖凱亜クイーン・アルカディアス≫(以下≪クイーン≫)に引っかからない除去札。
・≪アクア・サーファー≫(以下≪サーファー≫):≪光神龍スペル・デル・フィン≫(以下≪デルフィン≫)に抗える除去札。
・≪蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド≫(以下≪チェンジ・ザ≫):≪サイン≫と相性がいい。ビート相手に出してターンを貰う。
このカラーリングを採用した場合の長所と短所は以下の通りになります。
長所
・≪エマタイ≫を採用することができる。
・≪サイン≫で≪チェンジ・ザ≫を釣れるようになる。
・≪サーファー≫があるため≪デルフィン≫1枚立てられただけでは即投了せずに済む。
短所
・水文明で特別欲しいカードが≪エマタイ≫しかなく水を混ぜる旨味が少ない。
・受けが弱いため速攻相手に≪ロマノフ≫を立てるまでの時間稼ぎができずしたいことができない。
・≪ロマノフ≫で攻めに入るまでのターンを加速させるカードが少なく、コントロール相手に≪聖凱亜キング・アルカディアス≫や≪デルフィン≫を先に立てられてしまう。
・≪チェンジ・ザ≫と≪ロマノフ≫のコストが被っているため≪ロスチャ≫が安定しない。
総じて「ザンゲキロマノフ」基盤の短所を克服できていないのでそれほど強くないという感覚になります。以下では≪ロマノフ≫早出しに特化する自然入りか≪ロマノフ≫着地までの時間を全力で稼ぐ光入りを紹介します。
・火闇自然「ザンゲキロマノフ」
・速度★★★★★
・安定度★★☆☆☆
・おすすめ度★★★★☆
上の画像は火闇水「ザンゲキロマノフ」のサンプルレシピになります。
採用カードを解説します。
・≪ダンディ・ナスオ≫(以下≪ナスオ≫):手札に来た≪ロマノフ≫を墓地に落としつつ色マナを調整する枠。数減らして≪ロスチャ≫増やすのはアリ。
・≪フェアリー・ライフ≫(以下≪ライフ≫):≪ロマノフ≫が走り出すターンを1ターン早めてくれる。
・≪フェアリー・ギフト≫(以下≪ギフト≫):5マナあれば7コス帯を投げつけられるのが偉い。
・≪ナチュラル・トラップ≫:≪ハンド≫の代用。ST付き除去札。
このカラーリングを採用した場合の長所と短所は以下の通りになります。
長所
・とにかく早期に≪ロマノフ≫を動かすことができる。
・ギフトメツで≪クリスタル・ツヴァイランサー≫に抗える。
短所
・早いうちに≪ライフ≫や≪ギフト≫を引けないとデッキの強みが全く活かせない。
・≪ギフト≫のデザイン上手札にカードを抱える必要があるのでハンデスに弱い。
・終盤にトップから来る≪ライフ≫や≪ナスオ≫が致命的に弱い。
良くも悪くも「ザンゲキロマノフ」の弱点である≪ロマノフ≫の動き出しが遅い点を克服することに命をかけた構築になりました。うまく回った時の疾走感はクセになるのでコントロール対面にむしゃくしゃした時に使うといいかもしれません。
・火闇光「ザンゲキロマノフ」(2021/10/21新殿堂対応版)
・速度★★★☆☆
・安定度★★★★☆
・おすすめ度★★★★★
(以下2021/10/28改訂済み)
上の画像は火闇水「ザンゲキロマノフ」のサンプルレシピになります。
採用カードを解説します。
・≪聖凱亜ジャック・アルカディアス≫(以下≪ジャッカル≫):火と光が入るデッキならどこにでも湧くバケモン。除去・相手の打点ずらし・味方の打点追加と万能of万能ではあるがこのデッキに関してはたくさんあってもそれほど嬉しくない。≪メツ≫で蘇生できる優良カード。
・≪光神龍ザ・イエス≫(以下≪ザ・イエス≫):光を入れる理由。ザンゲキとの相性抜群。盾を増やしてビート対面に十分時間を稼いでくれる。≪サイン≫で釣ってSAになった状態でパワーが負けてる相手クリーチャーにつっこんでもう一回≪サイン≫で蘇生すると盾が無限に増える。ST多めのこのデッキとの相性も良い。
・≪ホーリー・スパーク≫:武者やツヴァイに対してターンをもらえるカード。≪ザ・イエス≫のおかげでそれなりに試行回数を稼げる。
・≪超電磁工兵バ・キーン≫:≪ゲキメツ≫殿堂でデッキに枠が空いたので最低限ブロッカーとして機能しつつ相手の≪ザンゲキ≫を咎められるように採用。
このカラーリングを採用した場合の長所と短所は以下の通りになります。
長所
・STが多く盾が厚い。≪ザ・イエス≫で試行回数を稼げるのでそこそこ期待できる。
・≪ロマノフ≫を走らせるまでの中盤を安定して動かすことができるので≪ロマノフ≫は着地できたがリソース切れで耐えられたといった展開になりにくい。
短所
・クリーチャーを多く採用しているのでたまに≪サイン≫で釣りたいクリーチャーが釣れない。
・悠長にしていると簡単に≪デルフィン≫でロックされて降参を余儀なくされる。
一言で表すなら「安定」。≪ジャッカル≫で相手の小型サムライの動きを牽制しつつ≪イエス≫でビート相手に盾を回復することで十分戦えるようになっています。
・おまけ:4色以上の「ザンゲキロマノフ」
私はコントロールをうまく使えないので確かなことは言えないですが、今ある5Cや4Cのコントロール基盤に≪ザンゲキ≫・≪ロマノフ≫・≪サイン≫・≪ソウル・アドバンテージ≫のセットを入れるだけでもそこそこ強そうなデッキにはなると思います。
⒋「ザンゲキロマノフ」を使う上での注意
「ザンゲキロマノフ」を使う上で注意すべきことは「あまりワンショットに拘らない」という点です。特にSTが多めに入っているコントロール相手にむりやり殴りに行ってもむしろ相手に手札を与えるだけになります。≪サイン≫の連鎖に目が行きがちですが、≪ソウル・アドバンテージ≫による大量ハンデスが実はとても強かったりします。特に≪サーファー≫を採用しない場合、相手の≪デルフィン≫対策はハンデスして出される前に墓地に落とすことがメインになるので頑張りましょう。
また、2021/09/11現在のデュエプレの仕様では探索やカード効果の発動のアニメーション中も持ち時間が減るようになっているため十分にプレイするにはかなりの早押しが必要になるのでワンショットを狙う場合はご注意ください。
⒌おわりに〜ザンゲキロマノフって実際強い?〜
≪ザンゲキ≫+≪ロマノフ≫という組み合わせは≪ロマノフ≫というカードの力を最大限引き出すやり方ではありますが、環境的に強いかとなれば「そこそこ」という立ち位置になると思います。≪サイン≫でワンショット狙おうにもノートリを願うしかない点ではほとんど「ウンリュウワンショット」とやってることは変わりません。盾を割り切らないといけないくせに武者やツヴァイのような理不尽な速度は出せず、そこそこ準備に時間がかかる割に≪キング≫や≪クイーン≫のようなロックはできないという問題点を抱えていますが、それをどう乗り越えるかを考えることが楽しいデッキとなっています。
追記(2021/10/28)
デイガロマノフで結果出してる人は結構いるのでこのデッキは強いです。私の修行が足りませんでした。
長文になりましたがここまで読んでくださった方ありがとうございました。
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