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失敗してもええよ

失敗してもええよ
たとえ失敗してもまたやり直せる。


何度でも何度でもやり直せばええ。

挫折をしたってええよ
こぎれいにまとめようとするから失敗するのがこわくなって頭の中が絡まって仕舞う。
人生をあきらめたくない
あきらめたらそこで終わり上手くいかなかったことを後悔して悔しがって
生きていくだろ‥
だったら‥また振り出しに戻ってやり直せばええ。

進むべき道をもう一度選び直そう
すでに答えは自分の中で出している、あとは一歩を踏み出すだけでええ。
踏み出す勇気を持てばええ。


わたしは演劇の道に進んだけれど、
ちゃんとした仕事依頼は熱海の旅館の大部屋の仕事が一度だけ
その先には進めなかった‥。
もう演劇を続けるためのお金が無い
手取り早くお金を稼げる水商売を始めている同期もいるが
水商売だけは嫌だった‥。
母がキャバレーに勤めていて帰りは毎日深夜になる。
幼かった頃の路瑠は淋しくて眠れず
夜中に起きては母に逢いたくて涙した子ども時代がトラウマで
自分も水商売を始める気持ちには絶対になれなかった。

演劇は水もの
運や状況に左右されやすく将来の予想が立てにくい。
いつ芽が出るか分からない世界
いつまで経っても芽は出ないかも知れない。

机の引き出しの中のドングリ。
いつかは芽が出る自分を信じてそこにじっと実を(身を)置くか‥それとも
乾燥したドングリはもう(自分は)芽は出ないと諦めるか(挫折するか)


段々と不安定な世界に身を置いている自分が辛くなってきた。
安定したい‥もう一度自分が何をしたかったのかを思い出して‥。

あなたは何をしたかったの?

色々と悩んでいる時のわたしの頭の中は思考回路がパンパンで
考えているけど脳みそはボーと止まっている。
立ち止まって、うずくまって、出来ない自分を嘆いてドスンと地の底まで落ちたなら‥。
散歩にでも行こうか
ゆっくりと歩きながらの方がいい答えは出てくるものだから‥。

わたしの家は貧しくていつも争いや揉め事喧嘩が絶えない家でした。
母がいなくて寂しい思いをして泣いていた記憶
わたしの心の中にあるのは『家族への執着』。

夢を追いかけるにも温かい家族の支えは必要それは心強い励ましになる。
わたしにはその基盤が欠けている、ならばそこからはじめよう。

安心してくつろげる『家』
温かく支えあう『家族』
貧しくとも『幸せ』と思える家庭


演劇の路に一度は憧れて飛び込んだけれど‥わたしも幸せになりたい。

道半ばとみんなに後ろ指刺されても
「そら、見てごらん」と笑われても
「言わんこっちゃない」と非難されても、

演劇の道をやめることを選びました。


第12話 ↓ 日記内 語集 ↓


ええ・ええよ

標準語の「いい」「良い」などの意味で使われます。
使用例 「ええよ」(OKの返事)
使用例 「その服ええやん」(それはいい服だね。その服はよく似合うよ)
    「この店ええやん」(ここはいい店だね)など。

水もの
運や状況に左右されやすく、予想が立てにくいもの。
使用例  勝負は水もの (必ずしも強いものが勝つとは限らずやってみないと分からない)

言わんこっちゃない
前もって自分が助言・忠告を与えたにもかかわらず、それを無視して、
案の定それで失敗をこいたという人に向かって、非難、嘲笑、同情、憐憫などのニュアンスを込めて。
「言わんこっちゃない(言わないことではない)」は、
「(私が)言ったことである」を二重否定することで強調した表現
「オレの言ったとおりだろう」と言っている。
自分の忠告を無視して失敗した人に対して、「それみろ、言わんこっちゃない」
「ざまあみろ」という気分をこめて言われる。


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