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中学生、童心に帰って砂場へ【エッセイ】

 今日はね。童心に帰った話。

私はテニス部に入っているんだ。そんな中で部活以外でも「今日公園でテニスしようぜ!」

なんてことがあるわけ。

この日もそうだった。

 いつも通りラリーとかしてワーワーやってたんだけど、一人が茂みにね。速いボールを打ち込んだの(流れたって言ったほうが正しい)。

まぁ、ボールを探すわけよ。この時は長ズボンで探しやすかった。

そうそう、ソフトテニスのボールって硬式テニスのボールよりも値が張るんだよね。だから一個のボールが大切なんだ。結局失くしちゃったけど。

参考までに

残念ながらなくなりましたってとこまで話したね。

そしたらね。まあびっくり。今まで使ってた広場が占領されてるじゃないの!(お嬢様口調)

そんな訳で、テニスができなくなってしまいました。中学生が、小学生に向かって「ここは家の陣地じゃアアン?」なんて言えなません。

さぁどうしましょう。

追いやられてしまいました。

そうしたら一人が砂場に行きました。穴を掘り始めました。それに乗っかって一緒に穴を掘る。

あれ?楽しい!!!

まさに中学生が童心に帰った瞬間です。


―それと同時にあの頃叶えられなかった野望がふつふつと湧き上がった。

砂場の底が見てみたい


 幼稚園の頃、砂場で遊んでる時。穴を掘るけど小さな小さな手じゃとても底まで掘れない。でも今ならできるかもしれない、、、そう思った❕

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いざ実行

ほってほって掘りまくる。手だけで辛いと思っていたら、落ちてたシャベル(極小)を発見。一気に夢の計画が進んでいく。

だが、掘ってるだけで飽きてきた。友達はまだ熱心に掘ってる。だからか悪戯心が働いてね。

 ちょっかいをかけてみたり

 靴に砂入れてみたり

 穴を埋めてみたり

まさに“あの頃"そのもの。無邪気に遊んでたら心まで浄化された気がした。

 そんなこんなではしゃいでたらね。テニスの後だったからもう疲れちゃって、でも底が見えんのよ。この時点で30センチ位掘った。
コレ終わり無いんじゃねってみんなが思い始めた。

その時私、ヒラメキました。

ネットで深さを調べよう


これは幼稚園時代にはなかった発想。そもそもまだガラケー時代だったからね。

文明の利器を使って、ググルとまぁ出てくるのよ。

したら深さは30cm〜40cmらしいのね。

ここで再熱。後、10cmでそこが見える!

頑張って腕突っ込んで掘り続けた。


、、、見えた


ついに見えたよ。

相変わらず写真が張れないので↑こちら↑からダウンロードしてご覧ください。

 この網網が見えて底だってなった瞬間すっげーテンションが上がった。
昔っから遊んでた砂場の底ってこんなだったんだって。

凄くいい経験ができたと思う。昔できなかったことが出来ることに感動を覚えた。何よりも人生は探求してなんぼだって思うことが出来た。最高に楽しかった!

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幼い頃の疑問。解決してみない?

そしたらきっと新しい気付きが待ってる――


#エッセイ
#66日ライラン
#創作大賞

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