ハーバリウムの花へ 【散文詩】


体温が0.3℃上がる
今も心臓が燃えて身体がウカウカして止まない


好きな漫画を読んでも頭がクラクラして
夢の中に傾倒する


恐れ続けた暗晦の帰り道も今夜だけは
私とギターの彼女のソロステージに消え入る


『苦み』を隠したぬるい『甘い』ハニーミルクに溺れて抜け出せない


どうかこの幸せに未来の私を殺されませんように


この輝かしく呪わしい日々をハーバリウムの花に


どうか美しく色褪せることのないように

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