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アンタはゲイよ

今は知らんけど、昔、大阪のゲイが集まる
ハッテン場が遊び場だった頃があって
当時、堂島のゲイバーのママに言われた言葉。

「女性お断り」の店だったんだけど
連れの影響力か、入店を許可されていた。
ママ、私を一目見て「アンタ、ゲイだもん。」て。

ゲイの友人曰く、ゲイって
「男でも女でもない、ただの人間」って
すごくその言葉にしっくりきてて
堂島は私の居心地の良い空間だった。

訛りみたいなモンでたまにオネエ言葉とか
出るけど、私の友達は男らしい男で
性的には男性に惹かれるだけの事らしい。

一応、学生時代ノンケぶって女性と御付き合い
した事もあるけど、やっぱりそれで自分は
「性的には男が好きなんだ」って気付いたみたい。

私は見た目はセクシーな女性に生まれたけど
中身は男性性が強い。
よく父も「お前が男だったらなぁ…」って言ってたっけ。
だけどたまたま性的な対象が男性だっただけで
地球人としてはストレート。

でもいくら私の中身の男性性強くても
「ナヨナヨした男性」
「女々しい男性」
「ジトジトした男性」は嫌い。
むしろ「私より男らしい男」が好き。

それってムキムキしてるとか
腕っ節が強いとか、顔が男前とかじゃなくて
精神性のはなし。
一匹狼みたいな、一人親方みたいな感じの
「雰囲気」の人が好き。
それでいて自然体で柔らかい人♥️

今の生態系にはLGBTQオープンの人居ないけど
私がゲイやレズビアンの人達に愛されたのは、
「器と中身が違う」この違和感や痛みを
自然に共感し、共有出来たからだと思う。

私は不妊治療も止めて、妻もやめてから
すごく気ままに不安なく生きている。
人に身を委ねないってこんなに楽な無重力感、
幸せすぎる。

ただ婚・離婚は学びになったけど
別にトラウマになったわけでもないし
今後、しても・しなくても
どっちでもいいと思うようになった。

とにかく「家」と「犬」が愛おしくて
ほぼ毎日、感謝したり
幸福感に包まれながら生きている。

「今の」私の幸せって本当に沸点低い。
今日だったら晴れてて幸せだなぁ…とか。
犬が可愛くて幸せだなぁ…とか。
先日、頂いた南天が可愛くて幸せだなぁ…。
とか。
「おはよう。今日も可愛いね♥️」って
話し掛けながら犬や切り花達のお世話をする幸せ。
戦争下でもなく朝の読書ができる幸せ。
お布団を干して、今夜はフカフカだぁ♥️
…なんて、妄想して幸せ。
アロマ炊いて、いい匂いで幸せ。
こういう時は「女」だなぁ…
ってつくづく思うゲイな私でした。

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